kiefⅣaで写しました2007/10/13 23:00

 ヤフオクでゲットしたキエフⅣa。
 ドイツのコンタックスのコピーで戦争直後から作られ続けていた。このⅣaは、1964年製。
 この時代のカメラとしては、既に時代遅れになりかけている。日本では、一眼レフの時代の黎明期でNIKONやASAHIの一眼レフの実用機種が登場した時代。
 レンズは、コンタックスのゾナーをモデルにしたジュピター8、50㍉F2、このレンズは、コピーレンズといいながら、日本でもYASIKAとかSONY等で作られているコピーレンズに比べて本物のCONTAXを思わせる写りが楽しめる。
 戦前のコンタックスは、ライカを凌ぐ、ドイツで超一流のメーカーだった。本社はイエナにあった。第二次世界大戦で東西ドイツに分断、東ドイツのイエナは、ソ連に接収され、コンタックスの製造機械や技術もソ連に持ち去れてしまう。その成果として作成されたのが、キエフシリーズだ。
 キエフで一番良いのは、Ⅱ、Ⅲのシリーズで戦前のドイツの部品や技術がそのまま投入されている。特にキリル文字のキエフは、戦後直後の製品なので、非常に品質が良い。その後は、「ソ連化」されて徐々に技術は落ちていく。西ドイツでカールツアイスオプトンがCONTAXⅡaを製造する。1950年頃だが、ソ連のキエフの技術は、戦後直後から殆ど進歩せず、それどころか製造の簡略化、粗悪化され、1980年代までこのシリーズは製造され続ける。ところどころプラスティックの部品まで使用されている。
 1980年代と言えば、西側では、マイクロコンピュータの技術が応用され、オートフォーカスカメラが本格的に生まれた時代。それでもソ連では、金属・機械カメラを頑固に生産しつづけ、化石化していく。
 私は、キエフⅣa以外にセレン測光機能を持った、キエフⅣも所有している。このカメラは、残念ながら測距機能の調子が悪い。また、本物のCONTAXⅡaも所有しているが、ファインダーの合焦の見え具合にシャープさを欠く。ライカの場合は、視度調整機能があるが、CONTAXには、その様な機能は搭載されていない。この為、キエフⅣaの方が、レンジファインダーでのピントの合い方がシャープだ。
 しかし、残念ながら、キエフは粗悪品が多い。このカメラもスローシャッターが粘りがちだし、フィルムの送りにムラがある。フィルム送りが均一に出来るキエフにお目にかかった事はない。
 ヤフオクで落札時には、KIEFの文字の半分が消えずに残っていたが、メタルパウダーで研磨して文字の黒色の染め込みを全て落としてしまった。この方がスッキリする。
 このカメラが良かった場合には、CONTAXⅡaを手放そうかと思ったが、残念ながら、このカメラもいまいちだった。
 ヤフオクでの落札価格は、6200円だったので値段相応の状態だと思う。

夜の靱公園2007/10/13 23:30

IXYDIGITAL70で撮影。
 土日に佛大のスクーリングが無い時は、少なくとも土曜日だけは、どこかに出かけたいと思うが、結局、午前中はグズグズしてしまって何も出来ない。
 今日は、午後になって大阪に出てくる。
 プルプル振動トレーニングマシンを利用する為にわざわざ大阪に出てきたが、2時過ぎで家を出ても大阪に入れるのは、3時30分過ぎ、その後、振動トレーニングの時間が35分位。すぐにお腹が空くが、最近ようやくトレーナーの方に指摘されたのは、トレーニング少なくとも1時間は食事が出来ない。ビールを飲むなどもっての他と言う事で一時間を過ごさねばならない。そこで夕暮れ直後の靱公園にでかけてみた。
 そこで撮影したのが写真。当日は、恒例の彫刻展が開催されていた。夜の靱公園は犬の散歩やアベック、普通のオッサン等、結構賑やか。
 写真はIXYで撮影したが高感度モードなので画像が荒れている。下のコスモスはフラッシュを炊いているが、こちらも本来ならば、自然光で撮影したかった。
 IXYDIGITAL70は、もはや旧機種となってしまったが、新型に比べてデザイン(メタリックな部分と薄さ)がこちらが好きで手放せずに‏いる。