佛大3回目の卒業式2008/09/28 21:14

 今日は、佛教大学の卒業式。

 卒業式が始まるよりも30分程度早く大学についたので、図書館を最後に見せていただく。
 佛教大学の図書館は、人文学関係のみで70万冊以上の蔵書数を誇っている。他の大学では、100万冊を越えているが、これは、理工系や経済学等を含めてであり、佛大の様に文学と教育、社会学関連の書籍だけでこれだけの蔵書が、揃い、それも大部分が開架で学部生に公開されているところもめずらしい。
 大学を去ると思ったら、余計に書物への愛着が出てきて、「また、再入学をしようかな。」とふと思ってしまったりする。図書カードを返却して式場に向かう。
 9月の卒業式に出席するのは初めてであったが、人数も少なく、割としんみりした雰囲気で良い卒業式であったと思う。
 学長先生の先導で、三帰依文「人身受け難し、今すでに受く。仏法聞き難し、いますでに聞く....」の唱和が終わった後、大学院学位記及び学部卒業論文の授与、成績優秀者の表彰、式辞、感謝状の贈呈等が行われた。
 今回も、優秀論文賞で名前を呼ばれたが壇上には上がることはなかった。学業成績の平均点を計算してみると、82点位で、取りたてて良いという程ではなかった。やはり、成績順ということなんだろう。
 その後、学部毎に分かれて、個別の証書を受け取る。その時に、優秀論文賞をいただいた。賞状に3千円分の図書券。応用社会の時に続いて2回目の受賞で大変にありがたいことだと思う。
 指導教員の小野田先生から、この論文が何かの形で外部に発表出来れば良いのだがとのお言葉を頂いたが、私もこの論文が賞をいただくよりも、幅広い人達に読んで頂けたらと思った。
 その後、原田文学部長にコーヒーを奢っていただき、色々とお話をさせていただく。
 ちょうど論文指導の学部生が来られており、その方を交えての談話であるが、現代史の研究分野というのが、昭和40年代も入ってくるとなれば、殆ど社会学との研究対象ともオーバーラップしてくる。
  史学と社会学との研究方法との違いについて、同じ対象の研究論文を比較することで興味深い特性が明らかになると思う。
 まだまだ、佛教大学で学びたいが、6年間かけて学んだことを自分なりに整理する時間も欲しいので、そういったことで出来た後、資金的や時間的に余裕があれば、大学に戻ろうかと思う。