パスワード管理ソフトって大丈夫なの?2009/05/15 23:07

 最近、パソコンを使用していて凄くウザイのが、IDとパスワードの管理。

 一番厄介なのが、IE等でログイン画面が表示されて、IDとパスワードの入力画面で、IDを入力したら******とパスワードが自動で入力されてくれるので、パスワードの入力作業が省けるけれども、忘れてしまいやすい。

 この為、「パスワードは定期的に変更しましょう。」という忠告がログイン後の画面に表示されたりするが、変更が億劫になってしまう。

 そういった時に【パスみえ 2000】  Ver. 1.00 フリーウェアが役に立つかもしれない。

 画面の黄色いアイコンをクリックしたら、「左のアイコンを選択したいウインドウにドラッグ&ドロップします。」という表示されるので、実際にやってみたら、***が実際の文字に変換して表示された。

 色々調べてみたが、やはり、買い物関係やカード決済画面等は、このソフトを使ってもパスワードが表示されず、ポコという警告音が鳴って、エラーとなる。

 つまり、セキュリティガードがされているので、この程度のソフトでは、パスワードが盗まれない様にされている。

 この他にもAiroboform-xeloz.exe等のパスワード収集管理ソフトもある。これは、パソコンの環境が移行する時にまとめてパスワードを収集して、移行し、その後で、新しいIEでパスワードの入力が可能になるかも「しれない」ソフト。

 実は、これをダウンロードして使用しようとしたが、恐くて使えない。PASSMIEの場合は、どうやらネット送信機能が備わっていないようだが、こうしたプロのソフト会社が開発したパスワード管理ソフトのセキュリティって大丈夫なのか不安になる。
 
 つまり、無線LANでブロードバンド等に接続していたりすると、知らない間に、瞬時に全てのパスワードデータがネット犯罪者に吸い取られてしまいかねないと思うのである。

 他人は、完全には信用出来ない。自分のお金は、自分で守ろう。
 佛大社会学部の応用社会学科の内藤先生もスクーリングで、そういっておられました。

 絶対持ち出さない様な大事な手帳等に記入して、保管場所に気をつける等の対応の方が安心である。パスワードを更に再暗号化して、記録しておくのも良いかも知れない。つまり、暗号解読ソフトと再暗号化されたパスワードは、別々に記録して保管するのである。

 また、本来ならば、パスワードの自動コンプリート機能等はセキュリティ面で大きな問題があるので、使用しない方が安心だが、実際には、便利なのでつい使用してしまう。

 特に金融・信用に関わるサイトやソフトについては、用心した方が良いだろう。そんなことを言っていたら、例えば、個人情報保護法等があるが、その当該企業が良心的だとしても、その企業が倒産したり、買収、乗っ取りで他企業にデータが亘ったり、社員の不正やミスで情報が漏れることが日常茶飯事。

 つまり、一番、信用できないのが企業だと思う。例えば、セシールという通販会社の株式を、別のテレショッピング・ネット系通販会社の株式の公開買い付けしているという記事が載っている。

 つまり、M&Aが成立した時点で、これまでの個人情報が、別企業、あるいは、その系列企業にまで拡散していく。こうなると漏洩リスクは、加速度的に拡大していく。

 また、ヤフーオークションのかんたん決済に使用されているヤフーウォレットを利用されている人もいると思うが、現在は、ヤフオクの決済と、ヤフーの関連会社の買い物のみに利用が限定されているのを、一般の通販会社の決済にまで拡大しようとする動きもある。 ヤフオクの決済程度ならば、取引記録が残り、悪用されても足がつきやすいが、利用範囲が拡大した場合には、もう難しくなってくる。

 こうして、企業合併や利用範囲の拡大は、契約者と無縁のところで行われ、一度、カード情報を登録してしまうと、どんどん漏洩リスクが拡大してしまう。

 個人情報保護法では、この様な動きを規制する条項がないので、ザル法になってしまうのが実情。

 ぜったいヤバイと思う。

 こうした決済に使う銀行の預金高は、全額盗まれても立ち直れる程度の預金にしておき、インターネット取引の中で、クレジットカード決済で引き落とされる口座も、自分のメイン口座でなくて、別の小口口座にしておく必要がありそうだ。しかし、この場合、残高不足となると、今度は、自分がブラックリストに載る羽目になる。
 
 しかし、預金を全額引き出されてしまったら、借入金の返済も出来なくなるので、やはり、ネット決済用の口座を別に作っておき、それに基づいたクレジットカードの設定をしておくことが、これからの生活防衛の為に絶対に必要だと思う。

 いずれにしてもネット社会というのは、不安なものだと思う。

コメント

トラックバック