アマテラス神話と中世伊勢信仰~丹後紀行2009/05/23 23:52

lumix-G1で撮影 ワイドコンバージョンレンズ、標準ズームワイド端
 今日は、京都府立丹後郷土資料館(ふるさとミュージアム丹後)で開催された文化財講座「アマテラス神話と中世伊勢信仰」(講師、佛教大学 斎藤英喜先生)を受講する為にはるばる天橋立まで日帰り旅行した。

 朝、9時20分頃に家を出て、宝塚→福知山→天橋立の経路で到着したのは、ちょうどお昼過ぎ。

 講演は、午後2時からなので、天橋立を歩いてみた。途中で昼食、色々と撮影を行う。昼食時にトビに襲われて恐い思いをした。

 気が付くと、もう1時30分。バスは来ないので、タクシーで現地に向かう。タクシー代は、2000円強。ギリギリに会場に到着。

 会場は満員。机のある席には座れなかった。大部分が地元の郷土史に興味がある人達らしい。

 最初に斎藤先生の紹介の後、いよいよ先生の講義が始まる。

 今回の内容は、先生の著書『読み替えられた日本神話』の第3章の中世日本紀に関連する内容で、特に今回は、丹後一宮の籠(この)神社の至宝展が開催されていることもあり、籠神社に纏わる文書類も取りあげて解説。

 倭姫命世記等の資料も取りあげて、中世神道における丹後籠(この)神社がどの様に位置づけられている等を講演された。特に、今回、止由気宮儀式帳等の資料を含めて伊勢外宮の祭神である豊受大御神がアマテラスの遍歴、神託によって丹波国に遷座した由来が語られ、元伊勢信仰との関連についても触れられた。

 内容は、かなり難しかったが、参加者は熱心に聞き入っていらっしゃる。最後にかなり、元伊勢信仰と籠神社の縁起を結びつけることの信憑性等、かなり鋭い質問も出ていた。

 講演後、資料館を見学、私は、車ではないので、バスに乗らないと行けないので、暫く丹後国分寺跡をみた後、バス停の方に歩いていったが、バスが出るまで小一時間も待たねばならず、更に丹後駅から福知山で宝塚→大阪行きに連絡する特急が更に1時間後にならないと来ないというので、実際に天橋立を出られたのは、午後6時40分、帰宅したのは、夜10時近く。

 足も完全には治っておらず、また、ガタガタになってしまったが、特急北近畿の旧型車両にも乗れてご機嫌だった。

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