単焦点で良いから500㎜前後の明るい望遠レンズを2009/06/23 08:57

lumix-G1で撮影 45-200ズームレンズ
 これもカートレースの写真

 EXズームのSモードを使用してもこの位の写真しか撮れない時もあった。

 G1向けに単焦点で良いから500㎜前後の明るい望遠レンズを発売して欲しい。 きっと小型に出来る筈だから、クルマの撮影に効果を発揮するだろう。

 G1の場合、少し、赤色系の発色にクセがあるようだ。FZの場合はもっと自然に写る。また、コントラストも強気味。

白ロムの盲点は、まさにバッテリーだと思う。2009/06/23 09:08

 先日、白ロムF702Idを購入したが、無事に動いている。但し、電池が1日持たなかったので、新しいのをヤフオクで購入。(エクスパック送料込みで2200円位、この他、充電用ホルダー600円も)

 白ロムのお店の人が、「バッテリーがへたっているかも知れないですよ。」と購入時に話していたが、その通りであった。これは、サポートの対象外らしい。私が購入したブツがまだネットに掲載されている。
http://iosys.co.jp/cgi-bin/zaiko_list/item.php?GN=24393

 白ロムの盲点は、まさにバッテリーだと思う。バッテリーが幸いオークションに出ていたので事なきを得たが、そうでない場合もあるので、先にこの機種のバッテリーが入手可能であるかを考えた上での購入になる。(デジカメと同じ)

 F702idで気に入ったのは、指紋認証で、以前使用していたF901isにもついていたが、どうゆう訳かまともに認識してくれなかった(この個体はもともと調子が悪かったようだ。)が、これは、簡単にスッと認識してくれる。edyなんかも使用してみようと思うので、セキュリティ対策が必要だ。

 指紋認証が悪いと、急遽電話がかかってきた時に出れない等の問題もあるので、重要である。

 ついでにパケ放題ダブルにも入ったので、iモード等も試してみようと思う。

「建前と本音」の距離が出来たことが気になった2009/06/23 10:56

「緊急告知」
http://subwww.bukkyo-u.ac.jp/view/dsc_tpc.php?id=2975&place=library

 佛大図書館の本が被害にあったらしい。

 いくらなんでも、程度の低いことをするものだ。破られている表紙からみて社会福祉の学生さんのようだが、こんな荒んだ心を持った人が福祉関係の資格を取得して、職場で働いたらどうなるんだろう。

 悪質な行為だが、こういった心を産む様な状況に至っている理由について、教学の立場から、考えなければならないと思う。

 昔、佛大通信に在学していて、最初に入学した時代に比べて、最後の頃は、「建前と本音」の距離が出来たことが気になった。

 教育学部主導で、実用的なもの、アグレッシブな部分を積極的に評価し、学・官教育の連携を強めるというのが、最近の佛教大学の風潮だが、学生に空虚感が産まれてやしないか。

 これは、佛大だけではない、また、社会福祉や教育の分野だけではない、文学や芸術の分野までも含めて、ランキング・ラベリングと、セミプロ化が進み、やがては、人間関係までもが、「建前と本音」の間の距離が、どんどん開いていく空虚感というものが、人間らしい心を押しつぶしてしまうのだと思う。

GoogleEarthで、宇治平等院を散策2009/06/23 20:19

 GoogleEarthで、宇治平等院を散策していると、建物が立体表示されているので、庭に降り立ってみたら、こんなバーチャルな感じで、平等院が再現されている。中には、ちゃんと阿弥陀如来まで再現されている。
 屋根の鳳凰等のディテールも描かれているが、手前の灯籠等はない。どうせなら、そこまで再現して欲しかった。

宇治に関しては、『宇治川両岸一覧』という本が、特に面白い。2009/06/23 23:04

 京都eラーニング塾をずっと続けている。

 最近受講したのが、「eラーニングで学ぶ名所図会の世界~江戸時代の宇治めぐり」という講座である。

 講師は、西野由紀先生(龍谷大学文学部非常勤講師)で、宇治に関する名所図会の解説を通して、労働、遊興、名所、旧跡等、江戸時代の宇治について学ぼうというもの。

 江戸時代には、名所図会という地域ガイドブック(旅行案内)の様な書物が出版された。その中で、都名所図会(宇治は、第5巻に登場)が有名だが、宇治に関しては、『宇治川両岸一覧』という本が、特に面白い。
 この本は、京都は、俵屋清兵衛、江戸は、山城屋佐兵衛、大阪は河内屋喜兵衛の3書林による相合版である。

 江戸末期の文久3年(1863年)に出版された三色刷の淡彩画が挿絵に描かれ、通常の名所図会の半分の携帯版で刊行されている。
 都名所図会は、1色刷りであるが、この本はカラー版(淡彩)で豪華美麗な本である。

 扉絵のデザイン等は、意外とモダンであり、明治期の出版物を思わせる様な配色、装飾、デザインである。

 明治期の版本は数多く出版されているが、美しい装飾の本が多く、唐草模様などが配されたりしているので、西洋書の影響を受けたと思われたが、実は、幕末時代には、こんなカラフルモダンな本が出ていたことから、江戸期の整版本の文化が洗練を極めた幕末期には、独自のカラー装飾の版本が出版される様になったということが判って面白い。

 この本は、西野由紀先生も執筆に加わられている『京都宇治川探訪』(鈴木康久,西野由紀共著,2007,人文書院)に美しい挿絵が全編カラーで掲載されており、講座では、説明足らずの部分も判りやすく説明されている。更に、早稲田大学の図書館の蔵書でもカラーで全編をみることが出来る。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ru04/ru04_03762/index.html
 こちらの方が色彩の再現に優れているので、是非参照して欲しい。

 宇治は、平等院やら通圓茶屋、宇治橋、釣殿観音、扇芝、橋姫祠等が有名であり、江戸時代には、現存している光景もあれば、今は、失われてしまった光景もあり、その違いをこの本で楽しむことが出来る。

 この本の第1章宇治川悠久の歴史からに詳しく説明されているが、大正時代のダム建設や宇治ライン下り等の近代の宇治観光史も紹介されており興味深い。

 結局、古くは、豊臣秀吉の治水事業や近代のダム建設で、平等院の辺りの景観は、平安時代からは、大きく様変わりし、現代まで伝えられているが、その途中経過を確かめる点でこの本は参考になる。

 残念なのは、現代の様子を示す写真が小さくて見にくいこと、現代の地図と照合されていないこと等がある。

 そこで、私は、GoogleEARTHで宇治川を下り、その景観を確かめてみようと思った訳である。

 江戸時代は、暁鐘成という人が始めた都名所図会がヒットとなり、それからご当地ものの名所図会が数々刊行される様になった。大抵は、その土地で有名な景観を絵師に命じて描かせて、その名所にちなみ石碑であれば、碑文、和歌、俳諧、漢詩等を配したもの。

 つまり、図会と統治案内(地理、名産)、そして文芸がセットになった出版メディアである。そうして、これらは、ご当地紹介という意味以外に江戸時代の「地域おこし」にも大いに役に立った。

 現在でも各地の名所には石碑等が残されているが、古いと言っても、大抵が江戸時代に建立されたものが多い。元々、名跡と伝えられていた所も荒れ果て、何もなくなったところに石碑を建てて、松を植えて、景観を整えて、更に名所図会に描かせて、多くの当時の観光客を集めた。宇治両岸図会は、美しいカラー版であるが、旅行への携帯に便利な様に、工夫された携帯ガイドマップみたいなものである。
 
 地域振興とメディアとのコラボは、案外、現代の私たちよりもずっと江戸時代の人の方が巧みであったのかもしれない。


 詳しくは、eラーニングで見て欲しい。
 6月30日まで、別に京都府民でなくても申し込むことが出来る。
http://info.pref.kyoto.lg.jp/el/home_anna/0100000000/index000101000000000037.html