現代人の「住」には、建築物よりも、「住設」の方が重要で2009/11/07 23:07

 腹の具合もだいぶ収まって、今日も、ボロ家詣で。

 お昼前に家についたが、今日は、神戸親和女子大の学園祭なので、賑やかだった(と言っても、関大とか佛大の様なのに比べると上品なもの。)

 昼から雨漏屋さんのモリさんという方が、工事の見積もりに来られるのでまっている。この人のお名前も、私の氏名同様にボロ家に相応しい。ここでは、明かせないが、苗字と名前との組合せが私の場合は、強烈で、中古不動産屋さんの営業マンになったら良いのに思われる様な妙な名前である。

 モリさんが到着したが、クルマをとめる場所がないらしいので苦労されている。そう、家の前は、クルマの行き違いが出来ないので、駐車が出来ないのである。引越の時、どうしたら良いのか今から困っている。

 雨漏りの原因は、私が推定した通りベランダからの漏水であると断定された。結局、雨が貯まってプール状態になって、徐々に階下、特に、居間の屋根裏に浸透しているらしい。

 この家、ベランダだけが馬鹿でかいのでそれが気に入って買ったのに、それが裏目に出た。(天体望遠鏡と置いて観測出来るので。)

 結局、徹底的な漏水工事が必要で、地震の影響でベランダが水平が出ていないので、水が雨樋の方に流れないので、傾斜をつけた防水工場が必要というので、FRP防水工事を薦められた。

 また、その工事をする場合には、ベランダの内側内面もFRPを貼り付けるので、ベランダの上面のズラの鉄板も交換する必要がある。

 手すりも錆びていてボロボロで危険なので交換しないと危険と言われた。 結局、ベランダのリフォーム工事になってしまう。

 もの凄くお金がかかりそうなので無理だと思う。一応、見積もりをくれるそうだが、そんな金を払う位ならば、もっとマシな家を買っている。

 モリさんが帰られた後で雨樋の詰まりを自分で治した。

 簡単だった。

 何も難しいことはしていない。帚の柄で穴をホジホジしただけ。何やら波板屋根のカケラとか落葉等で膜が出来ていたので、つつくとボソボソと外れて落ちていった。

 ベランダから雨樋の受け口にも穴が空いているが、ずっと水が雨樋がつまってせき止められていたので、泥の壁が出来ていたので、これもホジホジで除去した。


 そうして、バケツに水を入れて実験的にベランダに流してみたら、綺麗に雨樋をつたって水が下に落ちて、側溝を濡らしていった。

 これで雨樋が機能する様になった。そうなれば、結局、ベランダの床をもともとウレタン防水塗装してあるのを塗り直すだけで良いのではないだろうか。

 但し、ベランダの柵は、ボロボロなので、取り替えないと危険なので、これは取り替える必要がある。こうなると必要な工事は、ベランダの床の防水塗装と柵の交換工事だけで済むと思う。

 それでもお金がかかるので、当面は放置か。

 このボロ家は、日当たりが良いだけが取り柄、暖房とか要らない位でまどろみながらゲームをして時間を潰す。

 3時に来るはずの大阪ガスの人が結局5時にやってきて開栓作業を行った。「開通式」は無事に終えたが、給湯器は室内用のがもはやないので、外置タイプしかなくて工事費込みで40万円もかかるという。

 一応、見積もりをくれるというが、大阪ガスはパスで、他のリンナイとノーリツの工事をやってくれる店にたのんだら、10万かそこらで済むらしい。

 ガスが出る様になったので、風呂を沸かしてみた。
 無事に沸いた。(この時ばかりは少し、嬉しかった。)

 結局、ベランダは当面は、放置(床は自分で塗り替えるか)、給湯器は、10万の奴にしようと思う。

 こんなボロ家に100万も費用をかける位ならば、住まずにリフォームの金を貯めておいてから、住環境を整えた方がマシだと思った。

 説明を聞いているとお腹がグーグーなってかっこ悪かった。下痢は止まったが、腹が鳴る音は続いていたので、恥ずかしかった。

 家から往復4時間、滞在時間6時間でくたびれた。

 裏庭というかスペースをみると何やら黄色い花が咲いていた。玄関の表には、桔梗とオミナエシが咲いていて、前の家の主は花が好きなようだった。

 最初にこの家を見学に来た夏には、朝顔の花がずっと咲き続けていたことが想い出される。

 それにしても賃貸のマンションの場合は、ガス栓を開けてもらって、直ぐに快適ライフをエンジョイ?出来たのに、エライ違いだ。

 現代人の「住」には、建築物よりも、「住設」の方が重要で、ずっとアメニティにつながっていることを痛感させられた。