さすがに清々しい音がする2010/03/28 21:42

 先日、届いたガラス製ラックにオーディオシステムを配置。
 部屋は、白色に塗った壁がひび割れている例の洋間もどきの部屋で、ここは、オーディオを聴く為の専用の部屋に使おうと思う。

 部屋には、ソファーとか観葉植物等を配置して、横には、Nゲージの1畳位の大きなのレイアウトを配置してみようかと思う。

 音楽を聴きながら、Nゲージが走るのをみるのも楽しそうだ。

 こうしてみると、DENONのDP37-Fもそこそこのプレイヤーだと思える。でも、GT-700に比べると、音が軽いというか安っぽい。カートリッジが同じでもアーム、ターンテーブル、筐体等で、こんなに音に差がでる。

 右は、自作の2A3シングル無帰還アンプ・交流点火である。カバーを外してみた。キットでは、なくて、シャーシーの穴空けから全て自作。回路図も自分で引いた。もう2度と作れないというか、こんな手間がかかることはやりたくない。もう10年位、動作している。一度、パワー管を交換している。それ以外は、製作時の部品のまま。

 中段、左は、SONYのCDプレイヤーとMDデッキ。まぁ、普通の音がする。CDプレイヤーはリモコンで、音量が変更出来るので、自作のリモコンがついていないアンプで再生するには都合が良い。MDがミニコンポサイズなので、ちょうどラックに入りました。

 下段、左は、自作の管球プリで、12BH7Aを使用したもの。これもキットではなくて、ケースに穴を開けるところから自作。電源回路に苦労した。これも制作して10年位経過。安定動作だが、ケースを交換した。

 右は、左側の箱は、管球イコライザーで、これも筐体から全て自作・12AX7A4本構成。MMカートリッジなので、ゲインを調整してある。CR方式。その右側が、電源ボックスで、ここで、高圧電流を発生させて、イコライザーに送っている。電源ボックスを別にしたことで、ノイズが少ない。これも10年位使用しているが、不具合なく安定動作。

 レコードの再生は、イコライザーアンプ、ラインアンプ、パワーアンプともに全て、NFB(ネガティブフィードバック)を使用しておらず、無帰還である。
 
 さすがに清々しい音がする。NFBは、半導体アンプでは、当然の様に使用されており、20~30DBも、発振寸前まで掛けているので、いじけた根暗な音になる。

 半導体アンプは、もともと真空管の様に音に透明感がないので、NFB回路を使用することで、SN比やレンジを改善しないと使い物にならないのであるが、球アンプの場合は、その様なことをする必要がない。但し、直熱管以外のGTやMT管のアンプでは、使用されている例が多い。その場合でも、イコライザーアンプは、NFB方式は止めた方が良い。音が面白くないから。

 スピーカーは、神戸の某キット品のボックス120㍑にダイヤトーンのロクハン(16㎝)のフルレンジを取り付けている。このSPシステムは、良い音である。箱の板厚が、クレイジーな程に分厚いので、箱鳴りが全くせず、SPユニットの性能を良く引きだしてくれる。以前、ホーンも試したが、ロクハンの方が、球アンプには向いているようだ。

 ガラス製のラックは、震動が少なく、重たい球アンプを載せても天板が歪まないので、良い。音は、ガラスっぽいやや余韻が増える様な、この当たりは、評価が分かれるかも。

 結局、このセットは、1960~1970年代を思わせる様なレトロなもので、現代的なオーディオシステムではないが、築後34年のこのボロ家のボロボロの部屋を改造した洋室もどきで再生するのに相応しい様な気がする。

 本当は、この他にDACも加えると、SONYのCDプレイヤーらしからぬ良いCD演奏が聴ける様になるが、これは、実家の方においてある。

コメント

トラックバック