おい!まだ届かんぞ!(怒)2010/07/05 11:13

ゆうぱっくの遅配で食べ頃のサクランボ等の風味が損なわれたとして、荷主側では、訴訟にもなりかねない状況となっている。

配達の遅れは、既に先週の1日から目立ち始めたが、事態は更に悪化、4日には、荷物の到着日の目処も立たない状態に。

http://www.asahi.com/national/update/0704/TKY201007040286.html

日通のペリカン便との統合による混乱が原因となったが、これは、同じ運送業だから、設備統合すれば、問題なく事業は継続出来ると見た甘さが原因。

ゆうパックは、あの親方日の丸時代の郵便小包事業から発展した事業。日通もペリカン便は、日通という老舗運送会社の鉄道運送事業が、、トラック輸送業と合体して、クロネコとか佐川急便等の競合他社の宅配便との競争の中で、ペリカン便として模様替えした事業。

つまり、郵便小包事業(〒事業の一環)と宅配便事業(流通サービス業)という一見類似している様にみえるが、全く別の業種が統合したことによるトラブルだ。

郵便小包事業は、速度よりもコンプライアンスを重視した輸送事業、一方、宅配便は、スピード配達を前提としたサービス業なのである。

つまり、輸送事業とサービス業がそのまま合体しても、その配達情報網等の点からみても、そのまま統合事業として包含することは難しい。

僕は、ペリカン便を良く利用していたが、ゆうパックは、ヤフオクで落札しても配達の郵便局員が不親切であることや外部請負が多いことから、なるべくゆうパックにしないで欲しいと御願いしていた。

一度、配達遅れから配達局にクレームの手紙を送ったこともある。

駄目続きのゆうびん会社の事業で、唯一評価出来たのが、EXパック。これは、素晴らしいシステムであったが、残念ながら廃止されてしまった。

何事も悪い面ばかりが残っていくのが、今の日本社会の行き詰まりの原因だと思う。

死と再生、消えたものが生まれ変わる様2010/07/05 18:10

 早速、土曜日の小野田先生のチベットタンカの講座の時に購入したDVDを鑑賞。

 なんとナレーションは入っておらず、延々とチベット音楽がバックに流れる。

 この音楽が珍しいし、楽しい。最初は、日本の追分に近い様なものから盆踊り等を思わせる様な音楽でリズムが独特である。2拍子系のものが多かったような。

 男声のみから男女、女声のみもあるが、驚く程、音域が広い。女声は、同じ旋律をオクターブのユニゾンで歌うのだが、高域は、もう人間の声としては、限界で鳥の声に近い。

 楽器は、打楽器、鉦、弦楽器は、撥弦楽器、フィドルの様なもの。日本の三線に近い音色もある。

 ソノリティは、昭和30年代以前の幼い時に耳にした、昔の日本民謡もこんな感じだったかなという様な、つまり、NHK化されて角がとれて画一化、音に「カド」が無くなってしまったイミテーション音楽が、今は、日本の「民謡」となっている。

 「和太鼓があるじゃないか。」といったって、スポーツみたいになって、どの地域の和太鼓合奏を聴いても、僕には、同じ様に聞こえてしまう。

 全国画一化で地域性もなにもない。(そういえば、佛大の大御所、関山先生も同じ様なことを話されていた。)

 元々の日本民謡は、このDVDのバック音楽に聴ける様に、それぞれの独特の響き・ソノリティを持ったものだと思う。
 つまり、ザラザラしたところが残っているのである。

 話は脱線してしまったが、肝心のタンカの制作工程である。

 今回の仏様は、アミターユスである。

 「光明遍照」なので、キラキラしている。日本の仏画の阿弥陀仏では、例えば、真宗の絵では、光の筋が大海軍旗の様に四方に伸びているが、チベットのタンカでは、そんな感じではない。しかし、初々しさを持った独自の美しい姿には、惹かれる。

 日本の阿弥陀像の様に象徴化されておらず、独自の精緻な様式化が、その存在の必然性を生み出している。

 さて、タンカの制作工程は、木枠づくりは出てこないが、木枠にはるキャンバスの布の端を縫って、竹籤を纏り縫いするところから、、先日の講座でも教えていただいた様に対角線を引き、コンパスで直角を出して、方形枠を作図するところから始まる。

 膠と白い顔料が混合されて表面をラミネート塗装されたキャンパスは、非常に丈夫で、表面を叩くと、太鼓の様だ。

 作図は、ユークリッド幾何学で中学校の時にまなんだのと同じやり方。四隅に二等辺三角形を描いて、その中心線の交点を結ぶと直角がでる。

 その後、その枠を基準に基本単位を組み合わせて、グリッドの様な線を引き。更に、仏の輪郭中心線を作画する。

 鉛筆で、仏の輪郭を描いていくところは同じだが、やはり、複雑な作業である。

 その後、輪郭基準線を決定して墨で輪郭を入れていく。

 輪郭が仕上がったら、ぼかしの部分とベタの部分の塗装。

 怖いと思ったのは、折角、詳細な部分まで描いておきながら、朱色のベタで全て塗りつぶしてしまう。

 つまり、一度、折角、輪郭線で生まれた仏が消えてしまう。

 僕は、幼い時から線画は得意だったが、塗装で失敗してしまうことが多かった。
 アミターユスの顔が朱でべた塗りされた瞬間に僕だったら、「ああ、しまった」と思うだろう。

 しかし、ここでは、大体のベタとボカシ塗装の作業を終わり、べた塗りが十分に乾いた後で、詳細を再び輪郭線を入れてかきおこしていく。

 キャンバスが、非常に丈夫で、白い顔料と膠の下塗りされているので、直ぐに乾くし、滲みが少ないので、思い切ったベタ塗りが出来るのだと思う。普通の画用紙だと、「失敗」である。

 輪郭線が「復活」すると、アミターユスこと、無量光寿仏の姿が再び現れる。

 まるで、死と再生、消えたものが生まれ変わる様であり、DVDをみていて、この部分が一番感動した。

 目の部分には、白を入れていれると一層、仏の生命感が増す。

 しかし、驚いたのは、ディテールの仕上げに驚く程の手間と時間がかかる点で、尊像よりも、黄金のネックレスとか荘厳の方の描画が大変な手間。

 金箔を入れていくが、更に立体感を出す為に角筆でレリーフを行っていく。まるで本物の黄金装飾そのもの様な存在感が生まれる。

 こうして気が遠くなる様な時間を経て、アミターユスの像が完成する。

 チベット仏画絵師は、大変な手間と低賃金でこの作業を長い歴史と共に続けて来たのだ。

今日は、夜になって涼しいです。2010/07/05 21:24

今日は、夜になって涼しいです。

今の時点で、室温は25℃まで下がりました。
デカイパソコンの電源を落とすと更に下がるでしょう。

 寝室の裏側の中学校の校庭の窓を開けておくと、涼しい風が吹き込んでくる。

 ウインドエアコンは、あんまり必要無い。午後の最も気温が上がる時間帯でようやく冷房が入ると涼しいかなという感じ。

 でもこれから夏本番になったらエアコンのありがたみが判るのかな。

右足が重いです2010/07/05 23:01



今晩、9時30分から、BSハイビジョンで、ドクターのカンファレンスの番組がやっていて、インターンに病名を診断させて、先生がその欠点を突いていくという、まるで大学のゼミの様な番組。

今回は、以前、ヤクルトのCMに出ていた女優さんがアラフォーの保険セールスウーマンの役で出てきて、「右足」が重いと地域診療所で診察を受けるというもの。

整形外科なので、僕も「右足が重いです。」という症状だったので、レントゲン等を撮影したけれども異常が見当たらない。

つまり、整形外科的な診断見地からみれば、「正常体」ということになってしまう。

診断を受ける前に会社の営業会議で、お得意先の地図を書くのだが旨く書けないというのが伏線。

立ち上がるの不自由な様子は、筋ジスの初期だとの診断をしたインターン(天理よろづ相談所病院)もいたし、右大腿部動脈瘤、あるいは、脊椎腫瘍の診断をした女性のインターン(産婦人科志望)がいた。

結局、この女性が一番の適切な診断というか正解に近い。

つまり、右足そのものには異常がないという見立ては正しい。

しかし、先生に、「脊椎腫瘍と言えば、どの部位であれば、この様な症状が出るんだい。」と聞かれた時に困ってしまう。

その時に女性インターンは、「場合によっては、脳腫瘍という可能性もありますが、その場合は、身体の半分に異常が出る筈。」

この人は、これで更に正解に近づいた。

正しい診断は、頭頂部の脳腫瘍で髄膜腫瘍(良性)であった。頭頂部の腫瘍の場合は、足だけに症状が出るという。(知らなかった)

インターンで頭頂部腫瘍の診断をしたら、将来は、ブラックジャックか。

今回の先生役の教授(ドクター)は、地域末端診療所で整形外科に勤務している。

レントゲン診断で問題なく、痛みもなくてただだるいということであれば、もう簡単なシップ薬、あるいは、ロキソニン程度の投薬で済まされて終わり。

脳腫瘍が更に拡大して、脳圧が上昇すれば、他にも異常が出てくるから、そこまでに至らないと診断がつかず、その時には手遅れになりかねない。

おお怖い。
まさに現代医療の盲点だ。すなわち、どんな大病院でもそうだが、整形外科の領域の医師が、脳神経外科に纏わる診断は出来ないし、そんなことで大病院の大先生に紹介状を書いたら、逆鱗に触れかねない。

☆☆☆

僕の場合も、少し楽になったが、立ち上がるのがつらい。一番嫌なのは、下り坂を歩いていく時。足が突っ張った様で、言うことを聞かず、痛む。

痛みは、どうやら右の股関節らしい。お尻からシップを貼っても、脂肪が厚いので、間接部に届かない。それで、股の内側にシップ薬を貼ると、ようやく間接に届いてくれるが、痛いのは
その裏側。

そうこうしていると、左の親指が痛み、更に右も同様の症状になりだしたので、コリヒチンを2錠、朝晩、服用したら、症状が軽くなった。

なんと右の大腿部の股関節の痛みも緩和している。

どうやら痛風が股関節にまで広がっているらしい。以前よりも症状が悪化している。

そういえば、最近、ホルモンとか焼き肉とか自分で家で焼いて、第4のビールと一緒に味わう日が多かった。

食養生して、安静にしている以外にない。