あのアメリカさえも日本の為替政策について批判する動き2010/09/20 11:08

 結局、今日は、仕事。

日本は祝日でもアメリカでは、経済活動が続いているので、市況のデータを収集したり、コメントをかかねばならない。給料も少ないのに休みもない因果な生活である。

 先週末、アメリカの穀物価格が暴騰した。やがて、この影響は、日本にも及びだろう。政府の介入で、急激な円安となっている為に、食料品の輸入価格は、国際市場の高騰の影響を直接的に受ける様になった。

 あらゆる食料品の末端販売価格が上昇し、デフレが終わったと喜ぶのもつかの間、国民の不満は強まり、企業減税・消費増税どころではなくなる。

 あのアメリカさえも日本の為替政策について批判する動きが出ている。それは、国際協調という点で問題があるし、日本の産業界をみても不公平である。

 クルマ産業等一部の製造業は、日本の数基程度の産業ピラミッド構造の一角を形成しているが、日本国内でみれば、ごく僅かであり、とても国家の中心を成しているとは言い難い。

 しかし、経団連等をみても、製造業が幅を効かしており、内需型産業は、一段下にみられるなど、「旧弊な差別構造」が財界を中心に形成されている。

 たしかに今年三月の大手自動車メーカーの決算業績は、営業利益が軒並み赤字となっており、異常な状況に変わりないが、エコカー減税とか、高速無料化とか手厚い政府の保護を受けている。

 むしろ「過保護体質」が産業の国際競争力の脆弱化を招いているのだとも勘ぐりたくなる。

 食品産業の利益率は、国民の食生活を支えている油脂や飼料産業をみても、製造業の数十分の1にしかならない。

 超一流企業でも、「これが上場企業の純利益かよ。」と馬鹿にされかねない程の金額である。

 だから、今回の政府介入による急激な円安の影響で、これらの企業の利益が吹き飛んでしまうばかりか、経営破綻を招きかねない。

 国内の輸入・内需型産業の発言権は、自民党政権時代には、ロビイストもあったので、ある程度は通ったが、民主党政権になってからは、その道も立たれてしまっている。

 農業関連の助成金、補填金も偏った使い方をされており、あちらこちら血行不良、麻痺、壊死が起こり始めている。

 前にも書いた通り、国債を発行してまで為替介入を行うことは、グローバル経済の常識からみても、正気の沙汰ではない自殺行為である。

 長期持続型の内需中心による産業形態に日本の産業界は変革し、新たな雇用・産業形態を目指さない限りは、モノカルチャーの前世紀的な輸出工業におんぶに抱っこの日本経済・社会に未来はない。

ウエザーリングが進んできた2010/09/20 11:29

 毎日、ロボットに部屋の掃除をしてもらっているが、やはり、耐久性の面で心配。

 この通り、バンパーの部分が下手くそのオーナーのクルマの様に傷だらけ。毎日何千回と衝突を繰りかえして前進、後退をする仕組みなので、無理はない。

 上面もうっすら埃を被って、ウエザーリングが進んできた。

 それにしてもこれだけ毎日掃除をしているのに、何時も、ロボットの背面のダストタンクは、満杯状態。

 自分で掃除をしても、これだけ埃はたまらない。

 時々、部屋の中で遭難したりするが、その都度、救出してやれば、非常に楽に掃除が出来る。

 しかし、ロボット君がし残している部屋の隅の部分に埃がたまりがちで、時々、人間も掃除してやらんと駄目なようだ。

新発見事実等も盛り込んだ祖父の新しい年譜に感謝2010/09/20 16:23

 祖父の画作のリストや詳細な年譜考証が、今後は、出来なくなるのでは、気にかけていたら、帰宅後、画集の解説文を呼んでいたら、神戸市立小磯記念美術館の学芸員の廣田生馬さんという人が、緻密にまとめられており、以前の画集や図録では、ある意味杜撰であった年譜が精密に作品例と共にまとめられており好感を持った。

 祖父が、神戸2中で創設した絵画倶楽部から、小磯良平や東山魁夷、あるいは詩人の竹中郁といった名だたる画家や文人等が巣立っていったことも書かれており、これは、今での考証にない事実である。

1928年の渡仏に関しては、残念ながら祖父が直接書いた日記が発見されず、週刊朝日の掲載された記事やあるいは、友人の日記を参照されているが、この解説に載っている手書きの草稿も祖父の日記に週刊朝日に掲載されなかったラフスケッチと共に残っていたのである。それを中学生の時に小豆島のアトリエで発見したが、そのアトリエも取り壊されることになり、解体直前に訪問して捜索したが残されていなかった。

 先日、亡くなった叔母が持っていったと思っていたが、どうやら紛失してしまったらしい。この日記があれば、大分、年譜考証も精密になったのにと悔やまれる。(日記には、ディアギレフ舞踏団やストラヴィンスキー、ドビュッシー、ラベル等の作品の上演に関する記述もあったのに。)

 限られた資料や取材を元に廣田氏は、実に緻密な考証を行ってくれて、更に、祖父の川西のアトリエでの新発見(戦前の作品の散逸されていたと思われたものが発見された)等も付記していただいており、感謝の気持ちで一杯である。

但し、参考文献のリストや注)等を更に詳しく、あるいは、他の作家の発言、資料の引用の部分は、明確に示しておかれないと、せっかくの学術資料としての価値がなくなってしまう。

 廣田さんは、祖父の作品について、WEBにも書いて下さっている。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/koisogallery/recommend/rec005.html

 
 うちの一族で、学問的な才能のある叔母がなくなってしまったので、1世紀前に生まれて、20世紀の後半まで生きた祖父の足跡さえもが、忠実な記録として残すことがおぼつかなくなっている。

 こうした中で、学芸員さんのお仕事は、作品展の開催、美術史研究の立場からみても貴重なのである。

ワイヤレスELPAセンサー送信器を発注。2010/09/20 21:04

 ワイヤレスELPAセンサー送信器を発注。

 家の門柱は、水道とかガス検針で鍵をかけられないので、物騒。

 近所の家も同様の状態の様で、門を動かすと、わざとギーギーいう様にしたり、コロコロと鳴子をつけたり、様々な工夫を行っている。

 鳴子も良いと思ったが、結局、今のワイヤレスチャイムと共通の親機が使える、ワイヤレスセンサーの送信部を購入することにした。

 価格は、3580円。

 センサーの検知エリアを人が通ると電波を送信し、受信器のチャイムで報知する仕組み。

 気になるのは、検知エリアが3~5メートルもあることと、角度がたて30度、横60度なのだが、果たしてセンサーの角度を調節出来るかということ。

 これで、門扉を開けて室内に侵入しよとしてもセンサーが働く仕掛け。

 家の近所は、凄く神経質なので、チャイムの音で防犯効果は、十分だと思う。最初は、防犯灯を考えたが、家の玄関のすぐ側の電柱の防犯灯が眩しい位なので、意味がないと思った。

 結果が、良ければ、家の裏側にも設置するかも。でも、チャイムが夜中になったら怖い。

 ネコとかそういうのにも反応した場合が厄介だと思う。