塗装練習2010/10/03 09:11

 昨日の小野田先生のチベット仏画講座は、最終回。

 各自、宿題の下絵を城野先生にみてもらって修正等をしてもらう。

 同時にチベットの仏画に使用されている鉱物系及び動植物系の絵の具の説明を受ける。

 絵の具は、各種の原料が膠にとかされている。膠は接着力があり、乾燥すれば、キャンバスも膠塗りなので、非常に定着性が高く、細部の描画に適している。

 鉱物系は、所謂、岩絵の具であり、各種の鉱物(化学物質)が使用されている。色の濃淡の付け方は、様々であるが、乳鉢で砕く時の粒子の粗さ等で調整する。砒素系、硫化物系、鉛系、等大抵は、毒物である。白色は、チョークを用いるが、通常のチョークに比べて純度が高い。

 有機質系は、昆虫の分泌物を固めたものや植物系の絵の具で、これらは、鉱物系の絵の具でベタ塗りした後に輪郭線を描くのに使用する。

 更に装身具は、ホンモノの金を使用する。日本の様に箔押しや切りがね細工ではなくて、粒子を塗っていく。

 実際の塗装の練習は、岩絵の具はおそるべき値段なので、ターナーのアクリルグアッシュ塗料を使用する。初心者は、これで、着色しても良いという。

 プラモデルの塗装の様に、番号を指定されている。

 ムラが出てはいけないとか細部に拘る等等、プラモの塗装に良く似ている。

 練習用に配られた紙に着色をしていく。

 昨日は、ベランダの柵のペンキ塗り、今日は、仏画の塗装。

 色塗りにも色々な種類がある。

 全然、別な様にみえるが、こうした色塗りをしていると、仕事のストレス解消になるから不思議。

 1時間のペンキ塗りや塗装をやっているが、だいぶ、仕事の疲労から回復する。脳が蘇ってくる。

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