ずっとおうぶの家にいた2010/10/11 21:44

 今日は、ずっとおうぶの家にいた。窓から雲の流れていくのを見ながら、1週間位前に京都錦市場の津之喜さんとこで買った日本酒を飲んでいた。

 雲が流れていくのをみながら季節の過ぎていくのを感じるのも良い。

 このお酒は、値段は安いが、なかなかいける感じ。伏見のお酒だが、中辛でしつこくなくて良い。伏見のお酒は、胸にもたれてあんまり好きではないが、これは、のど越しもさっぱりとしており、良いお酒。

 今日の午前中は、晴天だったので、布団を干し、洗濯をしたり、通常の家の掃除は勿論、ロボットに手伝ってもらって、その他、トイレ、風呂、洗面所のもろもろの掃除をやった。

 掃除が一番、貧乏でもストレス解消で楽しめると思う。どんどん綺麗になっていくのが良い。

 ステンレスの浴槽が結構古いのだが、クレンザーをかけてピカピカに磨き上げたら、見違える程になった。やはり、浴槽は、ステンレスが長い目でみたら良いと思った。

 午後からは、家の前の裏庭がまたまた鬱蒼となってきたので、電動草刈機を持ち出して、適当にあまり茂りすぎて困っている部分だけを刈った。

 草刈もストラップの調節をして、支持方法に気をつければ、あんがい力を入れなくてもスムーズに刈れていく。

 草を刈っていると色々な昆虫が飛び出して来て弱った。

 今、おうぶの家の玄関の前には、彼岸花が咲いている。なんかあんまり縁起が良くないかなと思っているが、季節感もあり良いと思う。

 マサキも元気というか、それなり、根づいて、育っており、木の高さも幾分増えたような感じ。

 つるバラは元気がない。

 キンモクセイとかマンサクの木を植えてみようかと思う。

 夕方からは、パソコンのバックアップで、1テラバイトのHDDにバックアップソフトを駆動して行う。数時間かかる。システムが入っているHDDは丸々コピーしないと駄目なので、時間がかかる。

 本来は、システムとアプリは、数十ギガで十分なので、スペースを取るのが画像とかそういったデータファイルなので、これは、別に、ディレクトリーコピーで十分。

 つまり、システムディスクは小容量の方が、メンテには便利なのだが、最近は、全てが巨大化してしまって小容量のHDDが少なくなった。

 というわけで、つまらない1日がまた終わってしまった。

1句当たりのコストは、僅か300円と考えれば良いのかな2010/10/11 22:15

 童子10月号が先週届いた。
 この同人誌、電車の中で読むのが恥ずかしい。

 女子学生がニヤニヤしてみる。なんかおっぱいの辺の描き方が気になるのかも。(主宰の辻桃子先生が子供の頃に書いた絵だそうだ。)

 内容的には、童子年間賞というのがあって、その受賞者の写真と俳句が掲載されているのだが、受賞者写真をでかでかと載せるのは、なんとなく下品だと思った。でも、載った人は、そういったことで満足感を得るのだと思う。

 経歴とか描いてあるが、維持会員になっている人が多い。つまり、年会費1万八〇〇〇円以外に維持費を払っていらしゃるのだろう。

 辻先生の句は、先日の俳句王国の時に子規庵での写生大会(吟行)で詠まれた句が掲載されていた。

 子規庵に飼はれし鶉藁散らす
 羽抜けして鶉番ひや籠の中
 正岡子規終焉の間に扇風機

 扇風機の句が面白いし、病床六尺等を仰臥萬録等を読むと、この根岸の狭い家は、伏せっていると暑くて、子規自身が考案した「手動扇風機」があって、それは、人力でヒモか何かを引っ張ると団扇が動いて涼が得られるという原始的なものしかなかったので、子規の時代に電動扇風機があれば、もう、それは、今のエアコンの様に威力を発揮したと思う。そういった意味で面白い句だと思う。

 鶉については、手元の病床六尺がないので、記憶がないが、絵を描いたりするのも好きだった子規なので、愛玩用の鶉を飼っていたのかも知れない。

 「藁散らす」という言葉の中に鶉の可愛らしい命の動きが感じられる。

 ところで、この同人は、今年で、23周年なので、瀬戸大橋の近所のせとうち児島ホテルで記念大会と翌日は、吟行が行われる。

 僕も行きたいが、相部屋だと無呼吸症という病を持っているので、迷惑をかけるので、やめようかと思っている。大会と懇親会を参加して、どこかの安宿の個室に泊まって、翌日吟行に参加するという方法もあるが、それでは、座の文学である俳句にはならず、同宿・雑魚寝が基本なんだろう。

 どうしようかと迷っている。
 吟行も関西でもやられているが、参加したことがない。

 それでは、高い会費が勿体無いということになるが、会員には、毎月5句ずつ投稿出来る権利があるので、60句分、1句当たりのコストは、僅か300円と考えれば良いのかな。

北海道の白滝という黒曜石の大産地2010/10/11 22:33

 先日の出張の帰路の帯広から南千歳間を乗車した特急の中で置いてあったJR北海道の車内誌「THE JRHokkaido」10月号に「特集 旧石器時代のパワーストーン、黒曜石」という記事を発見。

 黒曜石は、旧石器時代を中心に使用された黒色のガラス質の鋭利な石器で、大きな槍の先の部分から小さなスクレーパー(切削器)に至るまで、様々に加工して使用されていた。

 黒曜石と言えば、長野県の和田峠等が有名だが、北海道にも黒曜石文化が栄えていた。
 この雑誌記事では、北海道の白滝という黒曜石の大産地が紹介されている。白滝の黒曜石は、オホーツクを超えてアムール川流域まで伝播している程の名産地であった。

 当時の工房の後の発掘調査では、細かな破片を復元して黒曜石の鏃がくりぬかれたマザーの部分の接合資料等が紹介されているし、尖頭器、彫器、削器、搔器、細石刃等の様々な種類とか、実勢に黒曜石が採石された露頭等の様子等、凄く専門的な内容が紹介されている。

 この記事の取材に答えているのが、木村英明先生で、新泉社から『北の黒曜石の道』という本を出されている。それにしても旧石器時代の遺跡の茶褐色の土壌の上に鋭く黒光りする黒曜石の石器が幾つも姿を現している出土写真も掲載されており、ワクワクさせられる。