犯人は、事前にストリービューで犯行現場を決定している2010/10/18 21:45

 Google Earthストリートビューはヤバイ。

 一昨日のブログに書いた通り、近所の家に窃盗が侵入したが、Google Earthストリートビューで調べたが、窃盗に入られている家は、やはり、ストリートビューでみると、まず、通りから1階のガラス戸までの隔たりが極僅か。つまり、殆ど苦労しなくても、窓際まで近づくことが出来る。また、谷筋の通りが始まる終端部の角にその家は立っているので、谷の上から農家伝いに降りてきて、直ぐにその家に突き当たる訳で、現場に近づくのが容易。また、遠ざかるのも容易。

 つまり、ストリートビューで犯行が行いやすい家を事前に決定してから、犯人は現場に向かったと考えられる。

 これまでの窃盗、空き巣は、犯行前の事前チェックを必ず現場に出向いて行い、最も、侵入し易く、逃走も容易。お金を持っていそうな家に目星をつける。

 アラビアンナイトの家の戸の×印である。

 ところが、ストリートビューを使用すると現場に行かなくても容易に犯行を行う家を決定出来る。

 この谷筋の通りは、旧道と呼ばれており、幅員が3.6㍍しかない。GOOGLEの撮影車が現場を走ると、家の様子はおろか、窓の内部にあるものまで写されている。

 酷いプライバシー侵害なので、抗議を申し入れて、写真を除去してもらったが、この家も私と同じ様に除去してもらったらこんな目にも逢わなかった筈。

 それどころか多くの家が、こんな風に泥棒によって、侵入が容易か難しいか。所有している車種や家の状態等から資産内容まで判別可能で犯罪のリスクを増していることを知っているのだろうか。

 山の街駅から数百㍍で起きた殺人事件も同様で、犯行を行う前に恐らく犯人は現場をストリービューでチェック。犯行直前に潜んでいるスーパー。そして、そこから数十メートル先の交差点、更に東側の自販機前の現場、クルマ止め全てが、事前に確認されていたに違いない。

 閉鎖的な環境の住宅地におけるストリートビューの掲載は、その地域、防犯機能を著しく弱めることになる。

 防犯の為にも地域でGOOGLEに対して、削除を申し入れるべき。僕個人で、削除してもらえたので、簡単な筈である。

 まず、自分の家がどんな風に写されているのか調べてみよう。本当に大切なことだと思う。

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