児島行きのマリンライナーはまたまた満員で、座れず2010/11/22 09:35

 20日童子句会に出席する為に、8時15分発のひかり(レールスター)博多行きに飛び乗ったが、自由席は満員。

 金券ショップで買った券は自由席しか使えないので、仕方がない。デッキさえも混雑している状況なので、姫路で途中下車。

 次のひかり広島行き16両編成は、30分後にならないと出ないというので、駅構内でブラブラ。目に止まったのが姫路城のジオラマ。

 実に立派に出来ている。以前、プラモで姫路城を造ったが、比べものにならない。

 本物は修復工事でみることが出来ないという。

 岡山には、9時15分位に到着。次の新幹線の自由席はガラガラ。横に荷物を置いて座れた。

 児島行きのマリンライナーはまたまた満員で、座れず。今回の連休は特に人が多い。不景気だというが、行楽は景気が良い頃よりも活発になっている。

何もない駅2010/11/22 09:43

 児島駅についたのは、10時前。童子大会の会場のせとうち児島ホテルからの送迎バスは、11時30分にならないと来ない。

 1時間半までの間。1時から早速大会開始で、昼食がないというので、駅前で食堂等を捜すが、回転寿司店が1軒あるだけで、しかも、開店は昼前なので,間に合わない。

 仕方なく駅の売店で、おにぎり2個とお茶等を買って食べる。(ここで食べておいて良かった。そうでないと悲惨なことに)

 駅の中も何もなく、このボートの展示位。付近にあるのは、ヤマダ電機で、そこで時間を潰す。値段等は、神戸よりもむしろ安いのは、なんでや。

会場到着2010/11/22 09:49

 会場のせとうち児島ホテルに到着。山の上にあるので、この地域では、一番見晴らしが良い。

 近景の紅葉と中景の漁師町、更に遠景の瀬戸大橋は、遠くの方は、霞がかっていて、周囲の島も中国の水墨画の様。

 翌日の吟行は、眼下の漁師町を中心に歩く。
 この風景も句に詠んだ人は多かった。

 実は、他の人は、このホテルに泊まるのだが、自分は、無呼吸症なので、個室でないと迷惑をかけるので、児島岬の反対側のホテル瀬戸大橋に泊まる。

 スパ付きリゾートというふれ込みだが、温泉といっても沸かし湯で、梅田のサウナニュージャパンの方がマシという内容。食事も不味かった。部屋は、ツインをシングルで使用しており、風呂もでかく、何よりも、完全に真っ暗になるので、良く眠れてホテル自体は良いと思う。

 足底マッサージが良かった。ぐりぐりの玉砂利が温泉の底に敷いてあってその上を歩くと痛いが、本当に内臓の疲れがほぐれる。

11月号投句2010/11/22 23:17

 童子11月号の投句締め切りが近づいたので、下津井吟行で取材した句を中心に投句をしようと思っている。

銀波小波走り行く冬来る

これは、句会で出した3句のうちの1句。
下津井の釣り突堤(釣りバカ日誌で実際にロケハンされた場所)にずっと座って波打ち際をみていたら出来た。繰り返し繰り返し、銀色に打ち返して今度は、沖に流れていくのをみていると、時の流れを感じた。

魚の腹綺羅羅綺羅羅小春日和

これは、釣でかかった魚を引き上げる時にこんな風にみえた。

赤黄青漁網の横に布団干す

カラフルな漁網が船だまりの横にアートの様に鏤めてあって、漁師屋の布団が干してある風景

子は言う十倍怖いと虎落笛

祇園社というのが下津井にはあり、それは、蛭子神が祀られている。水死者の霊を慰め、漁の安全を祈る。また、蛭子・水子・泡の子と、女性の神様である。下津井の寂しい街を歩いていると遊郭の跡があった。祇園社の社では、七五三のお参りと祝詞を神主さんがあげていた。「今日は、なにかあるのですか。」と神主さんに聞かれたので、吟行のことを話した。綺麗に着飾ったお嬢ちゃんと坊ちゃん。どうゆう訳か、話題は、家のこと、「ねぇ。家、引っ越そうよう。あんな波打ち際の家は、台風や時化が来たら、怖いよう。」と真剣な顔して、およそ753には、似つかわしくない話題だった。虎落笛(もがりふえ)、冬の時化の海は、虎落笛の音色だ。

SIREN(サイレン)と共に漕ぎ行く冬の漁

海端の道路に救急車がサイレンを鳴らして走る。それ競うかの様に漁船が進んでいく。サイレンの音が遠くなるのと同じく漁船の船影も小さくなってくる。サイレンとSIRENをかけた。SIRENは、ギリシャ神話に出てくる海の魔女である。岬に立って不思議な声で歌を歌う。船頭は、この声に引き込まれて、海の底に船は沈んでいく。