天井クロス貼り2010/11/28 15:20

 もう処分するかも判らない家の手入れなんて、無駄かも知れないが、少しでも綺麗な方が売りやすいと思うし、先に部材をオーダーして届いているので、続行を決意。
 天井のクロス貼りの材料は、ルームファクトリーの生糊付きタイプ。
 http://www.kmfactory.jp/01wall/02tree/re8380.htm
 この会社色々なクロスを販売している。生糊つきピタ貼るを選ぶ。生糊は、乾かない内は水溶性で、酢酸系の接着剤と思う。結構、分厚く塗られていて、クロスが柔らかくなっている程。
 素人が糊を塗るところから始めるのは、無理だと思う。
 幅が90㎝で六畳間の天井では、12メートルあれば十分、私は用心で15メートルオーダーした。8700円でこれに送料が結構かかる。また、工具も必要である。
 お好み焼きのコテみたいなのは、あんまり役に立たないが、ローラーと刷毛を必需品。この他、ハサミ、カッターナイフ、それと作業台にする椅子最低2脚必要。丈夫な長テーブルがあればなお便利。


 細長いロール状の段ボールで届くが、開封に注意。また、生糊なので、消費期限付き。
 クロスの裏の糊、その間にビニールシートが挟まっている。両端には、強度維持と接着をふせぐテープがある。結局、ローソンの海苔巻きを想い出してくれたらよい。
 ビニールをずらさずにロールを開いていくが、糊が飛び散って部屋がべたべたになる。しかし、新聞紙を敷いたら、ひっついて厄介なので、六畳位の大きさのビニールシートがあれば良い。
 僕の場合は、フローリーングシートの上で作業したが、フローリングシートの拭き掃除が大変であった。
 間違っても、カーペットの上で開封してはいけない大変なことになる。ガレージがある人は、コンクリの上でやれば、楽かも。
 挟みで切り取っていくが、六畳の短辺270㎝位が目安になるが、メジャーで寸法を計測する。
 但し、これは、やってみた判ったことだが素人で、270㎝をいきなり貼っていくのは無理。だれか介助の人がおれば、出来るが、そうでない場合は、170㎝位が限界である。
 貼る時は、裏面のビニールシートは、最初の貼る部分だけ剥がして、その面を天井にあてがう。その際、斜めになっていないかとか、端の部分に耳紙があるので、壁際だと耳紙の部分が折れる様に、2枚目以降だと、前に貼ったシートに重なるか等を注意する。

 手を左右一杯に広げて、90㎝両端に向かってペタペタと手で押さえていく、そうして徐々に進行方向に向かってロールを伸ばしていって、同じ様にペタペタの繰り返し、途中で椅子を乗り移って、同じ作業。端まで来たら、剥がれない内に急いで、刷毛で中央から左右に皺にならない様になでつけて伸ばしていく。その後で、端の部分をローラーを転がして固めていく。
 最初から刷毛を使おうとすると素人では、失敗する。実に大変な作業で顔から服から道具からなにもかもベトベトになるので、汚れても良い服装。頭には、ビニールを被ってやった方が髪の毛とか顔が汚れない。
 また、1名の場合は、僕が選んだ様な木目よりも、花柄とかコンクリート調の等を選んだ方が無難である。ずれても目立たないで、安心。
 ようやく半分張り終えた頃には、ヘトヘトになる。



 最後までいったら、耳紙の部分を切り取るがクロスが、紙で接着剤でふにゃふにゃ状態なので、カッターで切ると破けてしまう。かならず、定規等を強く当てて切る。カッターは、出来るだけ切れ味の良いのを使う。このクロス、凄く材質が弱いので、2回破けた。取扱注意である。
 こうしたようやく張り終わった。紙が4メートル余ったんで、トイレのドアと、壁を真っ白に塗装した部屋の出入り引き戸に張ってみた。
 気が変わって良い。