大阪→京都間4分って本当?2011/01/06 20:31

 今週は、新年会続きで、それから帰って来てから、何時もの通りのノルマの記事を書き続けなければならない最悪な状況で、掃除もブログもなかなか更新出来ない。

 写真は、関西商品取引所新年会でのパフォーマンス。

 チョンマゲ君コンビが、江戸時代の堂島の米先物取引の値段情報を岡山、和歌山、京都等に伝えた旗振りを実演している。

 旗を動かすだけで、数字と上げ下げが判るという。

 最初は、飛脚で相場情報を伝えていたが、それも、時間がかかるので、役に立たなかった。

 それで、旗振りという通信方法を発明した。

 右の兄ちゃんが遠めがねで反対側の山の上の旗をみて、それを左の兄ちゃんに伝えて、その通りに旗を振る仕組み。
 
 こうした伝達方法って時間がかかりそうだが、実際には、
 大阪→京都  4分
 大阪→和歌山 3分
 大阪→岡山 15分

 で届いた。明治になって電話による通信も行われる様になったが、大阪→岡山で1時間かかったらしい。

 つまり、電話は、オンラインではなくて、口頭で一定の量の情報を伝えていくので、全ての相場の限月を伝えるには、何度も電話しないと駄目。

 ところが、旗振りは、シーケンシャルな形で情報が伝達されるので、リアルタイムに近い。シーケンシャル光通信が電話によるパケット情報の伝達に勝ったいう訳か。

 江戸時代には、こんなに熱心に相場やってた大阪も、今は、とうもろこしや小豆、エビも殆ど相場が立たず、どうなるかといった状況。

 70年振りの米の先物取引復活で、地域振興になるか。今の大阪、関西経済の状況って、たった1つのことを新たに立ち上げるのも大変な苦労がいる状況で、それは、地域社会の活性化と同じ状況になっている。

 それにしても、4分で本当に京都まで届くのか淀川沿いか、あるいは、高層ビルの屋上で、実際に実験やってみたら面白いかも。

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