粕汁2011/01/27 21:30

 昨年の12月の奈良に仕事でいった客先からお土産に大量の酒粕を頂戴した。商売に使える位はある。

 当然、粕汁を作ろうと思って、大阪、ホワイティうめだの大御所酒房の酒粕の内容や調理法等を見て考えていたが、いざ、作るとなると、具材の購入とかで面倒臭いので1ヶ月経ってしまった。

 思い切って、スーパーで、鮭切り身、鶏肉、大根、ニンジン、蒟蒻等を買ってきた。

 それでも2~3日は放置。今日、ようやく着手した。出し汁がどうするか判らない。ほんだしとお醤油、砂糖等で割りしたのようなものを作った。それから、具材の切断。包丁が切れ味が悪いので、鮭の切断に苦労する。最近、包丁は、野菜とか林檎を切る以外には、あんまり使用していない。鮭を切った途端に包丁やまな板が生臭くなって少し嫌な気分になった。

 それでも気を取り直して、酒粕の袋を開ける。板状に数段重なっていて、結構重い。うんざりしながら、その内の1枚を取り出して、適当にバラバラにして割り下が入った鍋に放り込んで、更に水を足して沸騰させる。

 しばらくするとボコボコと雲仙地獄みたいになって来たので、頃合いと思って、具材を放り込んで、暫くかき混ぜる。とろ火で1時間位煮込むと、それらしいものが出来た。

 早速、試食。

 「ウマイ!!セブンイレブンの菊正宗の粕汁とエライ違い!」と感動して、数口食べている内に、胸がもたれてくる。

 酒粕を入れすぎたのと、出汁が濃くて、やや甘すぎた。2/3程食べた段階、すこし、しんどくなってきた。

 「大御所では、あっさり目の味で甘みを抑えていたっけ、そうしないと酒のアテには、つらいものがあるからなぁ。」等と考えながら、完食。

 正直いって、もう一度作る気がしない。酒粕は山ほど残っているので、どうしたら良いか思案中。

 実家に持って行くのも良いが、母親は、こんな手間がかかる料理をもう作れなくなっているので、無理だろう。

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