決定的瞬間2011/03/03 08:59

 おうぶの家では、監視カメラが作動中であるが、こんなのもモーションキャプチャーに捉えられている。

 まさに決定的瞬間である。積もっていた雪が落ちてくるのをキャッチしている。

 サーバーマシンを旧型のバイオに変更したら、こちらの方が、検知率が上がった。CPUの性能など低い筈だが、良く動いている。但し、HDDドライブなので、耐久性が不安。

ひな壇の階層的な構造にある種のHierarchie2011/03/03 09:11

 叔母がなくなってちょうど1年。

 幼い時から、おひな様が大好きで近所のあらゆる家を巡り歩いていた。小豆島に預けられていた時も祖父に連れられて、名家、旧家のおひな様を拝見して歩いた。

 どうゆう訳か。源氏物語と言えば、おひな様のイメージを持ってしまう。そこに描かれているのは、純然たる階層社会であり、そういった点に幼い時から違和感を持っていた。

 あのひな壇の階層的な構造にある種のHierarchieを感じていたのかも。そういえば、黒沢監督の映画「夢」も壮大な実物大のおひな様が登場するのがあった。

 ひな祭りの日、あれは、いつ頃の昔であったか、叔母が少女時代に作ったという源氏物語絵巻を見せてくれた。「Fちゃん(母親)と一緒につくったのよ。」ということだが、妙に、光源氏の顔がイヤラシイマセタ感じのする青年に描かれている。おひな様の様な人形の体型でなくて、西洋画風のプロポーションで描かれているので余計に猥雑になってしまう。

 装束は、やはり、おひな様を参考にしたという。女君達の冠にそれが現れている。斎宮の冠なんて、あんなだったかしらなんて、かんがえながら小一時間も見入っていた。

 「T君は、こういったものが好きなんだね。」と妙に呆れられてしまった。しかし、あんな宝塚風のおひな様、最近の婦人雑誌の劇画に出てくる様な感じ。案外、叔母達は、先を行っていたのかもしれない。

 ○雛の日は古絵巻みて叔母偲ぶ

仕事でも趣味でもそうで、何事も一生懸命やると碌なことはない2011/03/03 21:52

 桃の節句に「童子」3月号が到着。

 辻桃子先生の同人誌なので、凄くマッチしていると思うけれど、最近は、この雑誌が届く度に虚無感に襲われる。

 童子、エッセー大賞というのに、参加費2千円出して応募したが、選外。恥ずかしいことに、応募者リストの中に自分の名が。

 顔から血の気が引いて、何やら悪寒がした。そうして、次に後悔の念が・・・・・・

 こういった記録が永久に汚点として、残されることを考えると、選外作品は、リストに挙げることは止めて欲しいと思う。それが、敗者への礼儀だと思う。

 花童子という最下位ランクに掲載される私の句も悪い句ばかり4句選ばれて掲載されている。新入会の初心者の方でも最初から5句選ばれているのに、僕の句は、5句選ばれた例がない。

 やはり、下手だからと思う。おなじ様な「お仲間」を捜すと、やはり、ユニークというか判りにくい句が多い。また、色々なことを詠もうと欲張っている句が多い。

 但し、まともな句は、出来すぎで、これから1万句、10万句、100万句と類句を重ねていく様なツマラナく、インパクトが無いが、「お仲間」の俳句は、面白くユニークなものが多く、花童子からそれらをピックアップするのが唯一の楽しみである。

 「芸術は爆発だ!」というのは、俳句の世界では通用しない。つまらない日常のよしなしごとや、ご当地名句を月並みに表現しなければ、ならない。

 もう、入会して半年が過ぎたが、積極的なことは、もう懲り懲り。これは、仕事でも趣味でもそうで、何事も一生懸命やると碌なことはない。

 何事もほどほどに消極的に小人間として生きるのが一番だと思う。