被害住民は、早い段階で、賠償に応じると、この後遺障害の補償が受けられなくなる2011/03/24 09:59

 東電の損害賠償の検討が開始された。

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C889DE0E7E7E3E6E1E6E2E0E6E2E1E0E2E3E39793E3E2E2E2

この為、東電株は大暴落となっている。本来は、東電が全額負担の筈だが、国も一定の割合を負担するという。原子力障害賠償法という法律に基づく。

 今回は、8万人が避難し、農産物の出荷が広い地域で停止した為に、賠償額は、数兆円規模に達するとみられる。その内、損害賠償責任保険でカバー出来るのは、最高1200億円で、まさに焼け石に水。

 アメリカでは、賠償額は、100億ドルが条件で、残りは、大統領の権限で議会での認証を得て補填する仕組み。

 欧米の原子力発電所の賠償は、放射能障害による白血病、甲状腺癌等の後遺症の賠償は行われていない。チェルノブイリや、スリーマイルでは、近隣住民に深刻な白血病、甲状腺癌の被害が発生したのに、原発事故との因果関係はないとされて、多くの被害者は、泣き寝入りのまま。

 広島原爆の被害でもそうで、放射能障害を受けながら被害患者に認定されていない人達が大勢いる。

 だから、被害住民は、早い段階で、賠償に応じると、この後遺障害の補償が受けられなくなる。万が一、後遺症が発生した場合の条項等を賠償契約に調印する場合には、定めておかないと大変なことになる。

 何故、原発事故が危険な状態にあるのに賠償額の論議が出てきたのだろうか。裏には、国と東電のこういった思惑があるのかも。

 賠償交渉が拗れた場合には、国と東電側が責任のなすり合いをして、交渉が難航する場合もあり、国民も、今の内に、こうした動きに対抗する為に被害者団体の設立に動いた方が良い。

チェルノブイリの汚染範囲は、600キロ圏(1~5シーベルト)2011/03/24 17:23

オーストリア気象地球力学中央研究所は23日、福島第1原発の事故後3─4日間に放出されたヨウ素131とセシウム137の量が、旧ソ連チェルノブイリ原発の事故後10日間の放出量の約20─50%に相当するとの試算を明らかにした。


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20220820110324

ニュースのみだしは、福島原発の放射性物質がチェルノブイリを下回るとしているが、これは、チェルノブイリの測定機関が事故後10日間に対して、福島原発は、僅か3日間の数値で比較しているので、累積の放出量を比較した場合には、チェルノブイリを上回るということになる。

チェルノブイリの単発であったが、福島原発は、少なくとも4基から放射能が漏出しているので、チェルノブイリの様に臨界事故でなくても、放出量が多いことになる。

チェルノブイリの汚染範囲は、600キロ圏(1~5シーベルト)なので、これに匹敵するとすれば、日本地図でみると、福島県から横浜辺りまでの距離でこれらが、全て汚染範囲になってしまう。

海外からみた日本の原発事故はこれ位深刻であるが、日本政府は、被害を過小評価しようとしていると海外のメディアからも非難が集まっている。

また、日本の隣接する極東諸国からも、土壌・海洋汚染なので、損害賠償が求められる懸念も強まっている。気象庁と連携の上、今回の汚染物質の広がり範囲をシミューレーションした上で、日本政府・外務省もこの点については、早い段階で対策を講じておかねば大変なことになる。

解約手続き2011/03/24 23:16

このブログを解約した。

月末までは、使用可能で、解約の解除も出来るらしい。

もう、あんまり、楽しいことも書けなくなって、また、社会も自分もそんな感じになって、もう生きる気力さえもなくなって来たので、解約を決心した。

先ほどまで、大分前から録画した映画とか、DVD等をみて、過去のことを想い出していたが、なんの為に、50年間生きて来たのかと思った。地震で亡くなられた方には、気の毒だが、生きたい、生きたいと思っている人間と死にたい死にたいと考えている人もいる。

知人が先日の津波でなくなったが、気象庁が津波の高さを3メートルと発表したので、大勢の人が避難所に避難し、そこが安全だと思っていたばかり、大勢の人が逃げ遅れて亡くなったそうだ。

死者の数の60~70%の方が、避難を完了していたそうだ。気象庁の予報を信じて、そこでジッとして、津波が過ぎるのを待っていたので、亡くなった。

もし、気象庁が10メートルから15メートルと発表してくれていたら、あるいは、前回の津波よりも相当大きいとさえも言ってくれていたら、地震から津波発生まで30分位あったそうだから、大勢の人が高台に避難できて、死者の数が半分以下、あるいは、原発事故もこれほどまでの深刻な状態にならなかった。

電話で話していたが、土葬なので、いずれ掘り返して、火葬にするとのこと、その時に逢いにいけるだろう。