平家物語2011/03/04 23:40

 今日の帰りの電車、学生さんが再提出のレポートと格闘していた。

 国文学科なのか、国語科教育法で平家物語だった。能登殿の最後の部分である。一杯、赤色で色々と指示が書き込まれている。

 この学生さん、古典が嫌いにならないだろうか。教師が古典が嫌いで、そんな先生から、教わった子供も嫌いになる不幸の連鎖だと思う。

○能登殿の最後もかくや春の潮
○大潮の渦潮速く翡翠呑む

ほぼ八分咲き2011/03/05 09:06

 実家の梅の花も紅梅は、ほぼ八分咲き、白梅は、二分咲き程度で、このままだと中旬までに、梅の季節は終わりそう。



○小鳥来て集へやここに梅が咲く

○早暁に匂ひ立ちたる梅の花

○紅白の襲も嬉し梅の花

○老い梅や無骨の枝に紅一輪

俳句に向いていない性格2011/03/05 09:23

 1.物事にこだわりすぎる

 つまり、1つのことを念じこめば、そこから逃れられないので、俳句で一番大切な取捨選択が出来なくなる。

2.欲張りである

 これも1と同様で、何でもかんでも句にしようとするので、仮に俳句が出来ても素直になれない。収集癖がある人に多い。句の数は多いが、どれもこれもややこしい俳句ばかりである。

3.見栄っ張りである

 良い俳句をつくって他人に自慢したり、句会や同人誌で高得点を得たいという。つまり、自分の素直さがなくなって他人の模倣とかそういった句になってしまいがち。


4.散文的性格

 まさに、自分の様な人間で、叙述の方が詩歌よりも、表現力の中心となっている。日常でもおしゃべりである。仕事で記事を書いているが見出しを作るのが苦手である。つまり、語彙が多すぎて、どこにその表現の中心があるのか判らなくなりがちである。全般に学者先生に俳句が上手な人が少ないのは、この為だと思う。
 一方、 俳句が上手な人をみると普段、寡黙で温和しい性格の人が多い。でもこういった人があっと驚くような大胆な句を発表したりする。


5.部屋が散らかっている。

 要は、整理整頓が出来ない。句の推敲が苦手である。こんな人の部屋をみると、例外なくゴミ屋敷である。まさに自分の様な人間が当てはまる。

同じ俳句とは思えんな2011/03/06 10:02

 今日は、朝から胃腸の具合も悪く、また、熱が出てきた。スタンプショーは欠席することにした。

 最近、何をするにも面白くなく、カール・ベームのモオツアルト等を聴きながら、だらだら俳句ばかり作っている。


○大滝は滔々と三月生まる

○おぶの山おろかなる雪積もりたる

○春時雨夕焼け滝に我一人

○渡り鴨帰りそびれて藪の中

○流氷はかくやとばかり氷割り

○夕焼けの寺に帰れば春寒し

○蕗の薹捜して歩く母子かな

なんせ、「伝統俳句」なんで、こんな古くさい句を作らねば。一度、船団を覗いてみれば、判るけれど、まるで別世界。

同じ俳句とは思えんな。

最近、ドラマに嵌っている。2011/03/06 21:09

 最近、ドラマに嵌っている。

 中年主婦みたい。

 自分の様な人並みの青春時代から中年にかけての人生をクリアして来なかった人間にとって、人生の疑似体験みたいでそれなりに面白い。

 「そうか、一流企業に務めて、家庭があって、子供いる親ってこんな風に物事を考えているんだ。」とか、僕には、全く知らない世界だ。多くの人は、自分の人生と重ね合わせて共感を持ってみるのだろうが、自分の場合は、こういった人生もののドラマと、源氏物語等と、全然差がない「夢幻の世界」である。

 最近、一番気になるのは、私の様な50歳を中心とした世代の人に日中、休日を除いて、あるいは、休日でさえも、出遭わない点である。大学の同窓の人達も同様。

 きっと、忙しいのだろう。

 また、キチンとした企業に務めている人は、自分の様に、50歳にもなってドサ回り、丁稚外回りの様な仕事をせずに管理職でデスクワークを中心にしているらしいし、仕事を終えたら、自分が行くような場末の立ち飲みではなくて、座ってキチンと飲める店、あるいは、料亭等での接待、あるいは、家庭に帰って家族との団らんなんだろう。

 大学の通信教育のスクーリングとかカルチャーには、殆ど、同世代の男性は、来られない。だから、こういったところにいくと、「あんた、暇ねぇ」と言われる。

 暇だけだったら良いが、貧乏なんである。

 僕があと、30歳位若ければ、どうなるか。

 今、20歳位の人達で、ワーキングプアの人が全体の40%位は存在している。この人達は、結局、親も貧困層が多く、一流大学に入ることが出来ない人で、下流社会の固定化が一層、進行した世代である。

 人生の中で、一番、自己投資にお金を掛けなければならないこの時期であるが、自分の収入では、そういったことは出来ず、生活に精一杯なので、親のスネが20代後半でも囓れる階層に限定される。

 親が貧困であれば、住宅ローンの頭金の援助とかも受けられず、この様な人達は、経済的な理由で、結婚も子供、住宅も持てないので、そのままアラフィフを迎えたら、貧乏・金無し・暇ありの人が増えるかも。

 それでも、どうなんだろうか、カルチャーとか教育・教養、自己啓発には、相当お金がかかるので、精神的なゆとりや好奇心がある人は限られてくるだろう。

 自分もある人から、「畜生」だと言われる程、40代から50歳まで親の脛というか骨まで囓ることが出来たので、通信の大学院にも行けて、こうして、ブログにつまらない俳句を書き込むことが出来ている。

 「親への恩返し?」

 僕には、そんなことできっこない。

 今日も、実家から家に帰る時に、今年で、79歳になる父親が急な下り坂を自転車をブンブン言わして漕ぎ上がってきているのをみて、

 「凄い元気やな。僕よりも、長生きかも。」と思った。
 筋トレとかサプリメントとか、美容とかいろいろやっている。
 
 まぁ、何時までも元気でいて欲しいが、もし、仮に親が寝たきりになった場合、僕には、面倒みる甲斐さえもない。

 ドラマに話は戻るが、結局、ドラマのコンセプトって、 「限りある人生なので、一生懸命生きんとあかん。」というのが多い。

 これも、自分とは無縁の世界である。

雀の句ばかり5句2011/03/07 23:37


おうぶの家の北側の小さな庭の近くに藪があって、そこは、雀のお宿がある。この季節、繁殖期なので、驚く程、賑やかだし、直ぐにエサをねだりにくる。

こんな情景を思い浮かべて、雀の句ばかり、5句作ってみた。

○物干しも孕み雀に遠慮して

○北窓を開いてそこに雀の巣

○彼岸会は雀の宿も華やいで

○雀の巣ハコベ摘み来てそばに置く

○子雀に窓辺とられて部屋捜し

再建築を強制される可能性もある2011/03/08 09:26

 ニュージーランド地震の影響で、各地域の自治体では、築年数が20年以上の老朽住宅の対応基準の見直しの動きが始まっているという。

 最近、ヤバイと思ったのは、特に市道とか公道で幅員が建築基準ギリギリもしくは、2項道路等に隣接して建築されている老朽建築の耐震検査体制の強化と一部強制を含めた耐震工事の義務づけである。

 そうなると、我がぼろ家も危ない。道路の幅員が狭いとこういった家が倒壊した場合に、地震後の火災とか、復旧・救援活動の障害になるということで、耐震工事、場合によっては、再建築を強制される可能性もある。

 費用助成は、兵庫県では、今でもそうだが、検査費用は、全額援助(20万円位)、耐震工事費用は、全額戸主負担(貸付制度もあるようだ)となる。

 もし、再建築とか耐震工事が出来なければ立ちのかないといけないので、そういった場合には、この家を事前に売却した方が良いかも。

 そのまま売却して、時価と買値とのギャップは、250万から300万円位。耐震工事では、400万円位はかかると思う。(基礎からの工事の場合)それに、住宅ローン契約で、リフォームは、良いが、再建築は不可ということなので、どうしようもない。

 写真は、先日の屋根工事の結果を示す写真。M産業さんとこから3年保証書と、こんな写真が送られてきた。

 結局、上の写真に右隅の瓦の破損が雨漏りの原因とみられるが、施工時には、社長さんは、このことを言われず、損傷を受けていない瓦についてもラバーコーティングで費用を稼いだようだ。

 瓦の補修がされているし、総額4万2千円の工事なので、文句は言えないが、正直に修理していたら、日当とかガソリン代さえ出ないので、こういった対応になってしまう。

 今後、雨漏りが起きない様に祈るだけ。

彼らは判っていない2011/03/09 09:47

 大学卒の就職率が低いことが、社会問題となっているが、果たして、これは、本末転倒である。というのは、大学は、そもそも研究機関であって、教育といっても、研究者を育てる為の基礎教育としての学部の位置づけがあると思っていた。

 最近では、定員割れ対策の一環として、就職に向けた専門的教育をPRする大学も現れたが、それならば、別に大学ではなくて、専門学校で良い。

 ということで、学生の中には、大学を辞めて専門学校に行ったり、あるいは、大学を卒業してから専門学校に入り直したりするものもいる。

 でも、それならば、どうして、大学進学を選んだのだろうか。

 彼らは判っていない。

 20代の1年は、30~40代の数年以上に匹敵する貴重さである。つまり、「若さは商品」なのである。自分の青春を企業に売り渡して、中高年以降の安定した生活をゲットするのが、従来の就職であった。

 しかし、終身雇用制も崩れて、そういった「人身売買」的な考え方も薄らいで行く中で、改めて、大学というものの果たす役割が注目されている。

 僕は、若い時期に無理をして大学に行かなくても良いと考えている。社会人になって安定した収入が得られたり、あるいは、スキルアップの為に、企業から派遣されて学ぶ方が、「資金投入効果」が上がると思っている。
 
 教育は、投資なので、インプットとアウトプットの結果を考えて価値判断しなければ、ならない。

 僕が大学を出て就職に失敗した時、今の学生達がそうである様に大学を恨んだことはない。むしろ、大学院に行きたいので、担当の教官に相談しても、真面目に取り合って貰えなかったことが未だに悔しい。別に、教授がいる大学のレベルについて行けなくても、もっと格下の大学でも大学院に進学すれば、その後の業績次第で、ロンダリングも可能であるから。

 こうした過ちが生じた背景には、やはり、「就職予備校」としての大学の中途半端というか誤った価値判断基準というか、大学側の現実認識欠如といった点が背景にあると思う。

生活費の高騰が始まった2011/03/09 10:07

 昨日、灯油の宅配をしてもらったが、1缶当たり、一気に300円の値上げとなり、1650円/18㍑となった。もし、中東紛争が12月に深刻化していたら、この冬の懐具合は最悪になっていただろう。

 それにしても、おうぶは、未だに真冬の寒さなので、灯油がなければ、凍えてしまう。近所の家はお金持ちで、こんなにガソリンが値上げとなっても、象狩りに行くような大型車に一人乗ってコンビニに買い物に出かけている。暖房もエアコンで、高い電気代を支払っている。

 灯油の値段が更に2000円近くまであがったら考えるが、これでも、電気代に比べたら、暖房効率を考えると灯油の方が割安である。

 おろかな為政者の為に、国民生活は、どんどん苦しくなるばかり。おかしいのは、子供手当は支給打ち切りになっても扶養家族控除の一部廃止は、残ってくるという。そうなれば、増税ばかり。

 特別国債が発行出来ないので、40兆円の資金が不足するという。つまり、これまでの輸入食品に行われていた価格安定対策が出来なくなるという。

 これらの結果、輸入食品の価格もこれから上昇してくるし、賃下げの中で、生活必需品の物価は高騰。

 こんなに国民の生活は苦しくても、政府の物価指数の計算では、象狩り用の自動車とか、BMWとか、贅沢な耐久消費財を含めての算出なので、デフレが続いているとの判断となる。

 この為、今年度から、年金の支給額が大幅に減額されているお年寄りも大勢いる。

 そうして行き着く先は、消費税は、大幅値上げである。

 僕は、この様なことを民主党がマニフェストを出した時点で見抜いていたので、みんなが馬鹿みたいに民主党を支持していた時から、ずっと批判を書き続けている。

 民主党は、既に死に体になっているので、崩壊することは、確実だが、この後始末さえせずに消えていけば、迷惑するのは、嘘つき政党・内閣に騙された国民なんである。

 「税金の無い国ってないかなぁ。」

 先日も飲み屋で税金の話をしていたが、税金が高すぎるという話をしていたが、「あんたは金持ちなのか。」と言われてしまった。

 一般の人達は、案外に税金が高いという意識を持っていないのが怖い。自営業とかやっている人は、申告するので、判っているが、サラリーマンや年金生活者の人は、天引きなので、口座から引き落とすだけでは、高い税金を払っているという実感はないようだ。

 「減税ニッポン」という政党が今度の選挙に出てくると思うが、これも信用出来ない。だって、あの民主党でさえも、選挙の時は、「減税」を一番、頭に掲げて動いていた訳だから。

昨年の12月には、「今年の3月辺りが危ない。春分、秋分の頃が危ないと書いた2011/03/09 14:49

今日の三陸沖地震がもし、大都市の直下で発生しておれば、まさに大惨事であった。

昨年の9月に今年の4月頃が危ないと書いた。
図の下側が、その際の天体配列である。
http://fry.asablo.jp/blog/2010/09/08/5338042

その後、昨年の12月には、「今年の3月辺りが危ない。春分、秋分の頃が危ないと書いた。」
9月の時点の予想よりも、12月の時点で繰り上げたが、日本、それも本州に限定すれば、1ヶ月ばかり繰り上がるからである。北海道、東北よりも本州のど真ん中が危ないと書いたが、それは、少し外れてしまった。

予想外の太陽面フレアが発生したので、重力波に変動が生じたのかもしれない。

http://fry.asablo.jp/blog/2010/12/22/5597441

ほぼ予想が的中したが、本当に配列が危険な領域に入ってくるのは、春分の日から4月に入ってからなので、これからが要注意。今回、三陸沖地震の前にトカラ列島、さらにその前には、ニュージーランドと予兆はあった。

この予想法では、うまくやれば、2週間位の精度で発生日が予想出来るが、発生範囲、地点の特定までは出来ない。

もし、本格的に精度を挙げようと思えば、これまでの地震が発生した日の天体配置を全てデータベース化して、そのパターンを見極めることが必要で、それには、私個人の力では無理である。

しかし、2週間の精度で、危険な日程を設定することが出来れば、原子力発電所とかそういったところの保守点検工事等を避けることが出来る。保守点検中に地震が発生して燃料棒が落下したら、たちまちメルトダウンで県・市町村のレベルではなくて、東北とか関東とかそういった広域が人間が住むこと不可能になってしまう。

危険を避ける為には、あらゆる手法で発生日を予知、それも高リスク日を設定することで未然に被害を小さくすることが出来るのである。