内向化する若者達2011/01/19 09:00

NHKの朝特で若者の「内向化」が話題にされていた。

アメリカの大学への留学生が減少しているという。
中国への留学生や就職している若者は報道されていなかった。

日本の若者の活力低下の影響で、アメリカへの留学生が減ったとされているが、アメリカに留学しても、帰国後、あまり、活かすことがないから、留学生が減少しているのかも。

中国で学んだり、中国企業に、インターシップ留学したりする方が、就職先の確保を含めて、きっとメリットがある筈。

つまり、日本の企業や、社会が閉塞、疲弊している為に若者がこうした動きをしているのであって、「元気がなくなっている」からではない。

また、少子高齢化にこの話題をすり替えたり、直結したりする論点も不可解と言わざるをえない。

私は、「内向化」が悪いとは思わない。「グローバルかぶれ」、「アメリカかぶれ」で、エセ民主主義のデマゴコス社会になってしまっている日本の社会病理と、真っ直ぐ向き合って対峙していく姿勢が大事だ。

現代は、日本の文化・社会・経済の「中身」がなくなってしまっているのが現状。しっかり、国内で学び、今の日本の社会や文化を見つめ直すことが重要であり、その後、必要や予算に応じて、「アメリカ遊学」すれば良い。

そうしないと、今後の日本文化のオリジナリティは永久に生まれてこないと思う。

貧弱な医療2011/01/18 10:33

 私がかかりつけの医院は、自宅から数分のところにあって非常に便利だが、エコー検査等の最低限の設備も整っていない。

 昨日、右脇腹の痛みが強くなったので、エコー検査をする必要を感じたので、鈴蘭台近辺の医院をネットで探して、エコー検査設備があると事前に確認した医院の診療を受けた。

 医師は、もう、別の医院の検査で判明しているデータを得る為の無駄な診療を繰り返し、「エコー検査はいつしてもらえるのか。」と尋ねたら、「ウチでは、大変混み合っているので、ヨソの病院を紹介するから。」と言われた。

 たらい回しである。

 結局、紹介された病院は、神戸市内の不便なところなので、こんなところに、時間をかけていく位ならば、梅田にある以前、診療を受けていた以前のかかりつけのクリニックで診てもらった方がましである。

 こんなところに棲んでいると、CT検査はおろか、エコーも満足に受けられない医療の後進地域であり、最先端がどうだか言っていても、アジアの他の不衛生な後進国とそれ程、大差ない程度の低い診療しか受けられないのが現状なのである。

俳句って楽しい????2011/01/02 22:09

 童子1月号が届いた。内容については、WEBを参照して欲しい。
http://www10.ocn.ne.jp/~douji/

 今年から表紙絵が、辻桃子先生が子供の頃に書いた母親の絵になっている。今年も、ヌードを期待していたのに、残念。

 例の花童子に掲載句は、次の通り。
 
×帯広の街モノクロに秋時雨

○旧獄舎紅葉に染まる煉瓦塀
 (旧獄舎紅葉染めたる煉瓦塀)

○微睡みぬ子栗鼠ひもじき栗一つ

×白樺の幹数え行く紅葉道

○念仏の声の途絶えて山時雨

 結局、3勝2敗で散々。しかも、念仏の句は、
投句する時に「禿げ鷲の老いを数えし秋日暮れ
」に換えて俄に適当な句を作った。

 嘘俳句なので、それが○になるなんて、吟行とか写生とかなくて、当たり前のカタチの句を作っておれば、採用されるということになり、そんな当たり前の俳句を作っていても、僕には、くだらない。

 今後もこの路線を変えずに、投句を続けて、来月には、たった2句、あるいは1句、あるいは、採用無しになってもそれはそれで良いと思っている。

 句会も当たり前の句を出して、討論してもツマラナイと思うので、辞めて置こうかと思っている。

 「俳句って楽しい!」というのがキャッチフレーズだが、この会に入ってみて、「俳句ってつまらん・・」というのが、印象になってしまう。

 結局、この同人は伝統俳句の会なので、この会を選んだこと自体が間違っていたのかもしれない。

 「伝統」なんて、なんの意味があるのかしら。
 春夏秋冬の季語なんて、とうに、ナンセンス化しているのに。

あれだけの羽数で、隔離も殺処分もしないで野放し2010/12/22 12:37

今度は、鹿児島県出水市で、ナベヅルでH5N1確認。

あれだけの羽数で、隔離も殺処分もしないで野放しだとしたら、鹿児島県は、ケンタッキーフライドチキンの原料のブロイラー等の主要産地。牛、豚以上に厳しい状況になるかも。

大きなところは、大部分がウインドレス鶏舎だが、それでも、京丹波の養鶏場をみても判る様に、感染防止対して無力である。

結局、毎日のサーベイを強化して、発生農場では、徹底的に防疫対策を都度実施する以外に対策はない。

野鳥の観察はやめましょう。
韓国でも連続して発生している。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html

金持ちも貧乏人も年寄りも怒る政治2010/12/21 11:51

やっぱ金持ちも怒っているのか。

http://www.nikkei.com/biz/blog/article/g=96958A9C93819499E3E1E2E0E28DE3E1E3E0E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E2E7E2E3E0E2E3E2E1E3EAE5

金持ちも貧乏人も怒らせて、民主党は、次の選挙に勝てると思っているのか。年金の給付額も削減という。その根拠として、消費者物価指数を上げているが、これもおかしな話。

10月消費者指数の結果は、図の通りで、前年同月比では、次の通りとなっている。

10大費目中 分 類,前年同月比(寄与度) 品 目,前年同月比(寄与度)
上昇
 食料生鮮野菜 29.4%(0.48) ・・・・・トマト 67.8%(0.08) など
 諸雑費たばこ 38.6%(0.27)
 光熱・水道電気代 3.0%(0.09)
下落
 教育授業料等 -17.4%(-0.49) ・・・・・公立高校授業料 -98.5%(-0.39)
私立高校授業料 -25.1%(-0.10) など
 家具・家事用品家庭用耐久財 -9.9%(-0.09) ・・・・・ルームエアコン -14.4%(-0.02) など
 住居家賃 -0.4%(-0.07) ・・・・・民営家賃(木造中住宅) -0.4%(0.00) など

 もっとも年金暮らしの年寄りの関係のある食料品、光熱費等の基本生活費が上昇している。消費者物価を押し下げたのは、エアコンとか、家賃、あるいは、学費、耐久消費財等で、年金暮らしの耐乏生活には凡そ無縁のものが下落に寄与している。

 つまり、生活が苦しくなっているのに年金を引き下げることになる。

 金持ちも怒り、貧乏人も怒り、年寄りも怒る。

 喜ぶのは大企業だけというどうしようもない状況である。

貧乏から貧困へ2010/12/18 15:02


「貧乏」という言葉には定義がない。つまり、主観的な「言葉」であろう。年収1500万円以上のサラリーマンが、「こんなに貧乏なのに税金控除がなくなるなんて。」と言っていても間違いではないわけ。


一方、社会学では、「貧困」については、生活分析から定義づけがある。そこには、「最低生活水準」というのを経済、文化、教育、医療その他諸々のジャンルから定義づけしていく。

「生活保護」は、「最低生活水準」を定めており、それが達成出来ない所得しか無い対象者に支援を行う制度である。しかし、「最低生活水準」については、法的な観点、あるいは行政指針、更には、生活者、被支援者によって異なってくるだろう。

いずれにしても「貧困」は、客観的に定義出来る状態である。

うちの会社、更に色々と他の社員の話を聞いて愕然とした知らない間に、健康保険とか厚生年金を外された人もいるという。

そういえば、ある人の離職票がテーブルに置いてあった。その人は、今も社員として勤務しているが、会社が折半の保険料を払うことが出来なくなったみたい。それが先月のことで、私には知らされていないが、何か、財政状態を急に悪くする様なことが起こったのだろうか。

「類は友を呼ぶ」ということで、貧困業界で仕事をしていると、その得意先も貧困なので、倒産等で売掛金の回収が出来ないとか、そういったことも起こるのだろう。

僕は家で仕事をしているので、何が起こったのかしれないが、そのうち、自分の保険も外されるだろう。そうなると、まさに「貧乏」から「貧困」への移行である。

身体に異常が発見された今、医療保険から外されることは大変つらい。CMでやっていたが、癌で入院すれば、1日2万かかるという。つまり、ホテルのスウィートに2週間泊まり続ける様な出費である。それだけ、貯金を使い果たしてしまう。

こんなに困窮しているのに、馬鹿な私は、佛大に月々2500円の寄付金を払い続けている。これもおかしな話である。

一方で、好きな学問をやりたい放題、高級オーディオシステムを聞き放題、30畳の広大な書庫に万巻の書という贅沢三昧が可能な給与を教員に支払っている大学にどうして、僕の様な貧者がなけなしの収入から寄付金を支払い続ければならないのだろうか。

寄付金を申し込んだ自分の愚かさを通り越して、腹が立つ。でも寄付金は、税金とは違って本人の意志なので、「喜捨」として考えれば、それで良いかも。

朝から血液検査2010/12/14 10:52

 今日は、朝から血液検査。

 絶食をしても全然、お腹が減らない。
 今のうちにダイエットしようかな。

 夜中に酷く背中が痛んだので、寝不足である。
 明日は、無呼吸症の医者と、医者ばかりである。

校訂者としてあるまじき、汚点・悪名2010/12/13 22:11

 ダニエル・バレンボイムのブルックナー交響曲全集(ベルリンフィルとの演奏)

 ヤフオクで安かったので落札したが、やはり、安いだけのことはあるという感じ。

 録音はライブなので、90年代前半のものにしたらやや落ちるかな。特に分離があんまり良くないので、音のソノリティが活きてこない。

 ブルックナーには、これが致命的だ。

 ベルリンフィルの全集と言えば、オイゲン・ヨッフム(一部、バイエルン放送響)、あるいは、あの帝王カラヤンの残したもので、これらも当然、僕は、全部聞いている。

 残念ながら、これらと比較するレベルではない。特にガッカリなのは、交響曲第2番で、あの初期交響曲の清々しさがまるで感じられず、ずっと曇り空の野原を歩いて居るような第2楽章にはがっかりだ。

 たしかに、この楽章では、曇りや寒い風が吹いたりするのだが、小鳥のさえずりが聞こえたり、梢を風が吹き抜ける音や、やがて雲が晴れて日差しがさっと射して、神々しく、金色に草原が光ったり、あるいは、旅の終わりを暗示する優しく哀しいヴァイオリンとビオラに重奏が聞こえる筈なのに、ほとんど、そんな音は聞こえず、どんよりしたまま。

 キャラガンという人の新しい版だというが、ハース版ではないためか。

 そういえば、この第2番の第2楽章ってハースが「作曲」したという音楽学者、校訂者としてあるまじき、汚点・悪名を残していて、それらの部分を排除したのがキャラガン版というのを聞いたことがあるが、僕が聞いたのは、その改竄の部分だったのか。

 未だ、第3番ニ短調ワーグナーまでしか聞いていない。1877年版とあるが、実際には、ノバーク第3稿である。

 第3番は、何度もベルリンフィルでライブをやっているので、カラヤンと比較しても良いと思ったが、その粘った根暗な感じが、合っているのかも。

 それでも、僕は、この曲は、カール・ベームやインバルの第1稿の演奏が好きだ。

 バレインボイムが専業ピアニストだった時代から知っているが、その頃の彼は、才能があったが、指揮者になってから駄目になってしまった。

 この辺り、アシュケナージと対照的である。

胃カメラ検査異常2010/12/10 13:11

 今日の午前中は、近くのほくと記念こやまクリニックというところで、胃カメラ検査を受けた。

 当初は、麻酔をしてから検査をするということだったが、睡眠時無呼吸であると申告すると、麻酔無し(喉の痺れ薬のみ)でやった。

 以前にも検査をやったことがあるが、そのときは、大層辛くて、1秒でも早く終わって欲しいと思ったが、昔のことで、最近では、医療機器の進歩からカメラも小さくなっていると言われていたが、そんなことはなかった。

 OLYMPUS製のカメラである。このメーカーカメディアシリーズというデジカメを販売していた時にもあんまり印象が良くなかったが、今回、カメラを飲んで余計にそう思った。(おりんぱすのカメラなんか買うものか。)

 今回は、比較的簡単に飲めたが、その後、何がトラブったのか、異様に検査時間が長い。時計をみると、挿入後、10分以上経過している。喉の痺れが取れてきて苦痛になってきた。
 
 担当医によると、食道と胃のつなぎ目の部分に異常が見つかったので、今から組織の採取を行うと言う。たしかにポリープ状のものがモニターに写っている。

 「ブッチ」と切断して標本を採取、そうしたら、血がどっと吹き出したので、急に腹が痛くなった。

 胃の入り口の部分の撮影の場合は、カメラを胃の底の方に押しつけて、それからUターンして上部を撮影することになるので、胃の痛みとか嘔吐きが酷くなる。


 「エッエッ」と何回もなる。「はぁーい深呼吸して楽にしてー」と看護師さんが言われるが、その通りにすると余計に苦しくなった。

 「ウゲェ、なんとかしてくれー。」

 唾を吐き出すようにすると楽になった。つまり、吐くという行為の反動で、嚥下反応も起こるので、エヅキが収まる。AVでのイ○○○○等の場合もきっとこんな風なんだろうな。つらいだろうと思っていたら、検査が終わった。

 ちらっとかすめたのが、あの「白い巨塔」の第1バージョンの佐々木庸平の病名、噴門部癌である。組織病理検査の結果が出るまで10日間。

 実は、数年位前に、健康診断で、胃のレントゲン透視をやった時に胃の上部に異常が発見されたので、何度も寝返りを打たされたのを覚えている。「要検査」という判定だったがほったらかしにしていた。

 それからだいぶ経過しているので、もし、悪性であれば、とうに発症しているだろうしとも考えたりしている。

 10日後に結果が出るという。悪性ならば最低である。
 
 ①会社倒産の危機
 ②癌→死
 ③この年齢で結婚も出来ぬ人生の落伍者
 ④住宅ローン

 ①②④はセットで解決する。つまり死ねば、あれほど、認可を得るのに苦労した団体信用保険で、ローンはちゃらになるし、会社もどうも関係なくなる。

 最悪のケースは、癌の治療に費用がかかって生き残って、結局は、重症化して数年後に死ぬというパターンで、これは、保険に入っていても、周囲には迷惑がかかるし、住宅ローンも払い続けて、それも駄目ならば。死の床につきながら破産手続きをしなければならなくなる。

 そうして、結局は、最後に③が残る。

 結局は、その日、その日を一生懸命に生きて、標準的なライフステージを都度クリアしていく努力を怠ると自分の様になる。

 若い人は、自分の程度の低いブログをみて、自らの幸せを感じるとともに、「平均的な人生」が歩める様に日々努力して欲しい。

 両親が生きているうちに死ねば、葬式してくれる人がいるので、それだけが救いである。

「街道てくてく旅」でもあるまいし、馬鹿みたいの歩数が伸びた。2010/12/08 22:02

 年の瀬も押し迫って、給料が貰えるかどうか判らない会社の仕事に忙殺されている自分がなさけなくなる。この3日間の歩数は、一昨日1万2593歩、昨日1万2593歩、本日1万1546歩、合計3万6722歩と、「街道てくてく旅」でもあるまいし、馬鹿みたいに歩数が伸びた。

 年賀広告の営業である。
 給料は出ないのにノルマだけある。

 明日も京都に行かねばならない。この様に営業に回っていても1日1万字の原稿は必ずかかねばならないので、早朝や夜中に記事を書いており、1日16時間は、何かの形で仕事をしている。

 在宅の場合は、キリというかケジメがないし、1人暮らしなので、止めどなく仕事を続けてしまう。勿論、光熱費、パソコン代等もらえない。

 まぁ、こんな会社でも給料がもらえてローンが払えて存続してくれれば辞める必要はないのだが。それも危うい。

 やっぱ厨房相手のガレージハウスでのたこ焼き屋か。1日、40人客があれば、暮らしていける計算。