痛風禁忌食の「ウソとマコト」2009/06/12 00:27

『よくわかる最新医学・新版痛風』(小田原雅人著,2007,主婦の友社)

 ジュンク堂梅田書店で購入。

 2年前に刊行されただけあって、最新の情報が掲載されている。但し、今年になって承認された痛風治療薬(武田薬品工業)については、さすがに掲載されていない。

 痛風の治療法もかなり変わった。以前は、禁忌食品(痛風食品)のガイドブックを病院で渡されたが、最近では、食事制限よりも、健全な食生活、メタボ予防が結局、痛風防止効果につながるとの見方が、予防医学の点では、糖尿病、高血圧、心筋梗塞等と同様の扱い、留意点となっている。

 痛風の治療法といっても、結局、炎症をとめる。痛みの軽減等の対症療法と薬剤用法(尿酸の発生を抑制するクスリと排出促進薬)、それと食事・運動療法となる。

 こうしてみると痛風もメタボも(肥満)代謝障害による病気。特にメタボは、全身だが、痛風は結局、高血圧と同様に、血液の代謝障害による疾患であることが判る。サラサラで酸性度が低い血液と尿を維持すること、老廃物を排出する腎臓に負担を欠けない為の配慮(塩分抑制)などが必要になる。

 この本に痛風発作発症の引き金となるプリン体を多く含んだ食品のリストが掲載されていた。出典は、帝京大学薬学部がもとになっているらしい。その表から合計174点の食品リストの数値をエクセルに打ち込み、上位30位までをソートして、グラフ化したのが図である。

 意外なことに、「健康食品」が多く含まれている。例えば、煮干し、干し椎茸、鰹節、鶏肉レバー、イワシ、マアジ、サンマ等の青い脊の魚、ほうれん草等。また、痛風には、玄米の方が白米よりも悪いという。

 アン肝や、白子、明太子や、大正海老等の昔からの悪者も含まれているが、無害もしくは健康に良いとして食していたものが案外、悪玉だったりする。

 一方、少ない順番(善玉)のベスト20が下のグラフであるが、チーズ、柿の種、イクラとスジコ、さつま揚げ、ラーメン(麵)、数の子等の悪そうなものが案外、善玉グループに入っている。

 火曜日の晩に再び痛風が右足にぶり返してしまった。その日は、昼間にホワイティのたこ八でたこ焼きを食べて、その後、居酒屋で、酎ハイ2、焼酎水割り1を冷や奴(鰹節たっぷり)、鯨オバケ(カラシ酢みそ)、ハモチリ(梅肉)で平らげて、その後、きしめんアマノで、「アマノ」を注文、これには、「鰹節、干し椎茸、ほうれん草がたっぷり入っていてヘルシーやなあー。」と思って食した記憶がある。

 また、以前に痛風が軽快して、撮影に出かけた帰りに居酒屋によって、カツオ節がたっぷりかかった冷や奴を食べてから、おっちゃんが、「たまには、健康なもんも食べなあかんよ。」と薦めてくれた鰺の天ぷらを食べた。これに、更に美味しさを醸し出す干し椎茸の天ぷらもついており、美味であったが、これも痛風には、イケナカッタらしい。

 鰹節、椎茸、ほうれん草等は当分は辞めなければ。そうして、いくら、チーズ、筋子、薩摩揚げ入りのラーメンでも食べてプリン体ゼロビールを飲めば良いことになる。

 でも、牛肉生レバーに塩をたっぷりふりかけて、ビールをグビっとやってみたい衝動に駆られる。

Kaguya Moon crash seen from Earth2009/06/12 10:16

「かぐやの衝突閃光」撮影に成功!

Kaguya Moon crash seen from Earth
Astronomers using one of the world's largest telescopes captured the brilliant explosion as the Kaguya spacecraft slammed into the Moon. Jeremy Bailey and colleague Steve Lee used the 3.9-metre (153-inch) Anglo-Australian Telescope in New South Wales to record a bright flash marking the impact of the Japan space agency JAXA's robotic probe. The crash, at around 4.25am local time today in New South Wales, happened on the unlit, dark side of the Moon , close to the edge of the side illuminated by sunlight, called the terminator.

http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=kaguya-moon-crash-seen-from-earth-2009-06

http://picasaweb.google.com/lh/photo/Mwtzns-myaARFavL9a8ycg?feat=directlink



 口径3.9㍍の望遠鏡ということでアマチュアには歯が立たなかったが、見事、閃光を撮影している。興味深いのは、かなり広範囲に光っていることで、かなり大規模の爆発が瞬間的に発生したことを示している。

 オーストラリアの方が撮影条件が良かったのかな。

痛風記事訂正2009/06/12 21:17

昨日アップした痛風食品のウソとマコトの記事の中で、食品リストあげたが、マアジとマイワシがだぶっているとの指摘があった。

もとデータを確認したみると、マアジ、マイワシのプリン体の数値が高いのは、干物であった。

干物は、痛風の人は食べたらアカンということらしい。

以上、訂正です。

低アルコールビールって健康に良さそうだが、痛風には悪い2009/06/12 21:49

今日も飲み屋はパスである。

酒を飲むというよりも、店員の人とお話をしたり、そういった雰囲気が楽しいので行くので、パスともなれば、なんとも味気ないものである。

お酒自体には、プリン体は、それ程、含まれておらず食事に多い。但し、ビール等の摂取量(大瓶1本633ml)なので、グラフの数値の6倍の摂取量になる。こうしてみると、日本酒、ウイスキー、ワイン、焼酎等は健康的な飲み物やなぁーと思う。

先日の帝京大学薬学部の調査データが掲載された『新痛風』の数値をグラフ化したものであるが、地ビールをジョッキ等で何回もおかわりしたら、痛風のお出ましだ。それ程、地ビールはヤバイ。

低アルコールビールって健康に良さそうだが、痛風には悪い。通常のビールでは、A社SDが数値が低い。(原本では、K社SDとなっていたが、A社SDの誤りだと思って訂正している。)

アサヒスーパードライが良い訳だ。
エビスビールやキリン一番絞りはアウト。

また、キリンの淡麗は、アサヒSDよりも、プリン体が多い。発泡酒飲むならば、サントリーのものか。マグナムドライが良い訳だ。

こうしてみると日本酒や焼酎を1㍑も飲む人はいないので、こうした酒にしておいた方が良い訳だ。

キリン淡麗(プリン体カット)これは、さすがに成績優秀だ。

それにしても痛風要因は、やはりお酒よりもアテということになる。