もう賽は投げられたのだ。 ― 2009/09/18 23:18
「では、売り主様に手付金○○万円をお渡し下さい。」
ひたすら緊張が走る。このお金は、本棚の裏とか諸々のタンス預金をかき集めたものなので、正確に○○万円あるのか、不安になる。
「よーく数えて下さいよ。」と言う。
それにしても様々な契約上の事柄の説明を聞き、契約書に署名、捺印をひたすら、どれ位繰りかえしたか判らない。
1万円かけて作ってもらった黄楊の実印を握る手に脂汗が....
契約の解除条件等を聞いてから、ようやく仮契約を完了した。
契約解除とか、以前、数ヶ月間だけK大学の法学部に在籍していた時に、一応、法曹を目指す勉強会、サークルにいたので、聞いたことがあり、「ああ、こんな風に契約というのは、法的に確定されるのか。」と感動した。
新築とは異なり、重要事項の説明とか登記簿の確認とか煩雑でややこしく、不安が一層かき立てられる。「中古物件等購入しなかったらよかった。」と思う位。
売り主様は、この家を最初に新築し、電車で片道2時間位かけて大阪市内の会社に通勤されていたとか、その後、娘さん達等が独立し、新居に移られて、この家を賃貸にだされていた。
震災後まで賃貸を続けておられ、家賃は11万円位とか。凄く高いと思った。
建物の老朽化が進み、償却がほぼ終わった物件なので、売りに出されたらしい。
この地域は、都市開発規制区域だが、斜線規制等を守れば、新築は可能らしい。但し、土台となっている堀込車庫の強度基準は、今の基準を満たしていないので、全て作り替え、結局、造成費用だけで500万円かかるらしい。
TVの受信は、この地域の住民で共同アンテナを立てて、その年会費が5千円ということらしく、安い値段で難視聴地域でもTVが楽しめるということでホットした。
しかし、重要事項には、これまで知らなかった建物の欠点も書かれており、非常に気になる。洗濯機は室内におかれていたらしい。(温暖化以前には、冬では、室内でも水道管が凍結破裂したらしい。)
手付けを支払後、領収書を頂いて、売り主様はご退場で、これからローンの契約書を作成。
1社は私の取引銀行なので、事前審査の書類から作成。もう一つは、既に仮審査パスの某大手商社系銀行のローンの本審査の書類。
これもマークシート試験とか、パズルを思わせる程、異常な程に書く欄が多く、既に2時間以上も書類を書き続けていると、老眼が霞んで見えなくなってくる程。
本当に死にソーになる位。
さっきからジュース、お茶、コーヒーを矢継ぎ早に出されるので、それらを全て飲んでいたので、小便が出そうになる。
尿意をこらえながら、契約ってこんなに大変だったと、つくづく感じた。結果は、また1週間後という。
契約解除の期限は、来月半ばまで、この時点までのキャンセルは有効だが、虎の子の手付金は相手に渡ってしまう。
お土産代わりに、分厚い書類を綴じたバインダーを渡される。
もう賽は投げられたのだ。
ひたすら緊張が走る。このお金は、本棚の裏とか諸々のタンス預金をかき集めたものなので、正確に○○万円あるのか、不安になる。
「よーく数えて下さいよ。」と言う。
それにしても様々な契約上の事柄の説明を聞き、契約書に署名、捺印をひたすら、どれ位繰りかえしたか判らない。
1万円かけて作ってもらった黄楊の実印を握る手に脂汗が....
契約の解除条件等を聞いてから、ようやく仮契約を完了した。
契約解除とか、以前、数ヶ月間だけK大学の法学部に在籍していた時に、一応、法曹を目指す勉強会、サークルにいたので、聞いたことがあり、「ああ、こんな風に契約というのは、法的に確定されるのか。」と感動した。
新築とは異なり、重要事項の説明とか登記簿の確認とか煩雑でややこしく、不安が一層かき立てられる。「中古物件等購入しなかったらよかった。」と思う位。
売り主様は、この家を最初に新築し、電車で片道2時間位かけて大阪市内の会社に通勤されていたとか、その後、娘さん達等が独立し、新居に移られて、この家を賃貸にだされていた。
震災後まで賃貸を続けておられ、家賃は11万円位とか。凄く高いと思った。
建物の老朽化が進み、償却がほぼ終わった物件なので、売りに出されたらしい。
この地域は、都市開発規制区域だが、斜線規制等を守れば、新築は可能らしい。但し、土台となっている堀込車庫の強度基準は、今の基準を満たしていないので、全て作り替え、結局、造成費用だけで500万円かかるらしい。
TVの受信は、この地域の住民で共同アンテナを立てて、その年会費が5千円ということらしく、安い値段で難視聴地域でもTVが楽しめるということでホットした。
しかし、重要事項には、これまで知らなかった建物の欠点も書かれており、非常に気になる。洗濯機は室内におかれていたらしい。(温暖化以前には、冬では、室内でも水道管が凍結破裂したらしい。)
手付けを支払後、領収書を頂いて、売り主様はご退場で、これからローンの契約書を作成。
1社は私の取引銀行なので、事前審査の書類から作成。もう一つは、既に仮審査パスの某大手商社系銀行のローンの本審査の書類。
これもマークシート試験とか、パズルを思わせる程、異常な程に書く欄が多く、既に2時間以上も書類を書き続けていると、老眼が霞んで見えなくなってくる程。
本当に死にソーになる位。
さっきからジュース、お茶、コーヒーを矢継ぎ早に出されるので、それらを全て飲んでいたので、小便が出そうになる。
尿意をこらえながら、契約ってこんなに大変だったと、つくづく感じた。結果は、また1週間後という。
契約解除の期限は、来月半ばまで、この時点までのキャンセルは有効だが、虎の子の手付金は相手に渡ってしまう。
お土産代わりに、分厚い書類を綴じたバインダーを渡される。
もう賽は投げられたのだ。
最近のコメント