東大が「おばあちゃん効果」を発見2010/06/19 16:42

東大が「おばあちゃん効果」を発見

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=254282&lindID=4

生物の進化の過程において、「効率化と淘汰」は必要不可欠なシステムであるが、本来、生殖能力を完了した雌の個体が長生き(つまり、おばあちゃん)している状況が、淘汰メカニズムから見過ごされるどころか、独自の延命メカニズムによって子孫の繁栄の為に役に立っていることが、東京大学の昆虫学者によって明らかにされたという。

例えば、男性よりも女性の方が長生きであるというのは、ホルモンの相違によるとか、そういった見方がされてきたが、実は、「おばあちゃん効果」による延命メカニズムが作用している。

そうなれば、例えば、子供や孫、ひ孫が多数いる家庭ほど、「おばあちゃん効果」が強く作用している筈で、おばあちゃんは長生きする筈なので、そういった統計的な調査結果があればと思う。

また、高等ほ乳類の場合の子孫を増殖・繁栄させる為に「おばあちゃん効果」は、具体的には、どの様な作用を行っているのか解明が期待される。