1日名刺入力に追われた(推奨QRCコード化)2011/01/10 22:57

 今日は、朝ゴミ出しに行くと、路面というか、そこら中が真っ白に凍り付いていて、冷凍庫の中を歩いている様な感じだったので、折角の関西句会も何もかも諦めて家にいた。

 昨年1年間に貯まった名刺データをソースネクストの本格読み取りおまかせ名刺管理というソフトと付属の名刺スキャナーで読み取って、住所録を作成していた。

 凡そ数100枚位の名刺だが、結局、スキャンしても、完全に認識されず、名刺の画像と見比べて修正する以外にない。

 このソフトは、名刺画像も保存出来るので、画像と一緒に情報を管理した方が間違いがないので、その点は良い。

 認識効率は、住所とか電話番号、メールアドレス等は、かなり正確だが、書体が明朝以外の丸Gであれば、認識効率が極端に落ちて、ロゴの場合は、認識出来ない。

 また、勝手に誤認識して、ご丁寧にもいい加減なフリガナまで打ってくれるが、これも消して、書き直すのが大変。

 営業の仕事をされている人は、名刺管理等、どうされているのだろうか。まぁ、秘書がいる様な恵まれた人は、別として、自分で入力するか、あるいは、そのままファイルして50音順等に分類して検索・参照する方が速いかも。

 但し、メールとかFaxを頻繁に使用する自分の様な場合は、修正入力する以外にない。

 作業をしていて気がついたのだが、凄く認識率が良い名刺とそうでないのがある。

 当然、デザイン的で無い名刺の方が効率が良い。書体も凝ったものでなくて明朝で、ロゴも使用せず、淡々と印刷してある味も素っ気もない名刺の方が、良く認識される。

 ある人の場合は、自分で、SOHO、IT関連の事業をされている方がおられるが、この人の名刺は、抜群に認識効率が良かった。おそらく、名刺読み取りソフト等を利用されることを考えて名刺をデザインされたのだと思う。

 また、(有)とか小さな○○商店等の名刺も良く認識される。巨大企業で、社名ロゴそのものがステータスな会社の名刺もあったが、総じて、殆ど認識されない。

 IT社会なので、名刺については、認識され易い様に工夫し、デザイン的な物は裏面に印刷する等の配慮を行うか、いっそのこと、名刺のICカード化か、QRCコード等を名刺に印刷して、携帯やその他の端末で、直接認識出来る様にすれば、凄く、セールス効果があがると思う。

 そういえば、大学卒業後、就職に失敗して、写植の仕事をやっていたことがあったが、名刺も良く作らされた。通常の明朝ではなくて、もう少し凝った書体を使用して、更に、平体2をかけて、氏名を打って、住所については、左右均等割り付けで打っていった。

 写植の場合は、印字が見えず、点々が目印のローラーみたいな筒にしめされるだけである。だから、うまく詰まっているかとか、失敗していないかなどは、打っている間は確認出来ない。

 特に均等割り付けの場合は、計算して送歯すれば、確実だが、私が使用していたモリサワのPⅢという機種は、自動割り付け機能があって、予め幅を設定しておいて、空打ちして、戻せば、自動で送ってくれるという機能もあったっけ。
 
 名刺の仕事は、大抵は急ぎである。案外にデザイン、レイアウト等を含めて、意外に高度な仕事が要求されるので、現像が上がって失敗していることが判れば、悲惨なことになる。

 こんなに苦労して名刺を打っても、1枚当たりの手間賃は、缶ジュース1杯にもならなかった。労働組合もなくて、その貧困さは、昭和のプロレタリアの象徴であった活版工の低賃金をそのまま受け継いだものであった。

 それでも、名刺やチラシが綺麗に割り付けできて、失敗もなく一発で上がったら、一人前と言われたものだ。

 それに比べて、今は、IT社会なので、こんな経験は、なんの役にも立ちはしない。

春物のチラシ原稿早や来る2011/01/10 23:41

やぁ、なんか昔を想い出して作ってみました。

かじかみの指には活字小さくて
文字づらの温もり恋し初残業
現像液で霜焼けの指つらく
冷たさで文字盤更に重くなり
春物のチラシ原稿早や来る