あのホテルブルーきのさきが2011/01/25 09:38

 あのサンテレビとかマイナー局でのCMで有名だったホテルブルーきのさきが倒産。また、馴染みの会社が姿を消す。このホテル昔は、凄く繁盛していたのに、隔世の感がある。

 ホテル観光業というのは、温泉ブームが下火になってから、一発で流行らなくなった。地方の観光地で、温泉が駄目になったので、その換わりにパワースポットとか、新たな観光資源の発掘が行われているが、それがうまくいかなくなった途端に、付随するレジャー施設が破綻する。



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(株)ホテルブルーきのさき(豊岡市城崎町桃島1232、設立平成20年5月)は12月20日事業を停止。1月21日までに神戸地裁豊岡支部へ破産を申請した。負債総額は約3億円。平成20年5月、「ホテルブルーきのさき」を運営する(株)あいらく園(豊岡市城崎町湯島871)のホテル事業を引き継ぐため、同社の新設分割により設立。ホテルブルーきのさきは客室87室、収容人数600名で、城崎温泉街では上位クラスの収容力を誇る観光ホテルとして、知名度を有していた。法人の団体客を中心にピークとなる平成4年頃では年間売上高約20億円をあげ、相応の利益を計上していた。しかし、その後は法人需要の減少、消費者の嗜好変化やレジャーの多様化等で集客力は大幅に低下し、14年5月期以降は年売上高が10億円を割り込み多額の赤字を計上していた。再建を目指して試行錯誤したものの、業績低下に歯止めが掛からず資金繰り難が顕在化。

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