火星画像を再処理2007/03/21 22:24

110㍉反射PL9㍉コリメート方式でEXP505で撮影したムービーをRegistaxVer4でコンポジット処理(240枚相当)

 RegiStaxV4.0は、英語版のソフトなのでマニュアルを読んでも大体のところしか要領がつかめなかったが、今日一日中処理をしていてようやくコツが飲み込めてきた。
 一昨年の火星接近の時に撮影していたムービー画像(EXP505で撮影)を再処理して、どの程度解像度が上がるか色々と試してみると、相当良い線が行ける事が判った。
ALPO-Japan/Kansai branch sub Latest
http://www.kk-system.co.jp/Alpo/Latest/Mars.htm
に掲載されている火星の観測報告には、多くは私が使用している110㍉反射の3倍近い口径の300~400㍉反射での観測報告がされているが、そこに掲載されている写真と比較出来る程度の画像が大体200~300枚のコンポジット画像処理で得られる事が判った。
 処理には、2005年12月10日午後6時頃撮影したムービーを使用した。
 機材は、安物の110㍉反射をポルタ経緯台乗せたもので、PL9㍉でコリメート方式(接眼部をEXP505デジカメに覗かせて、ビデオ撮影)
 この日は、非常に良いコンディションで撮影出来たのだが、この程度の写真がコンスタントに得られれば、今年の冬の火星小接近の時には、ある程度の成果が得られそうと今から楽しみにしている。
 カメラは、CASIOのEXP505からパナソニックのLUMIXFZ7に換えるつもり。但し、Q-CAMの良いのが入手出来れば、それを使いたいが、経緯台での手動ガイドでは、パソコンに画面を写しての撮影はきっと大変だろうと思う。安物でも自動追尾がついた望遠鏡の方が良いかとも思うが、小口径の場合は少しでも光学系が駄目だったら全く役に立たないので難しい。