無事に動作した2010/01/07 10:52

「太陽系をつくる」の機構部が完成したので、手持ちのACアダプター(変圧機能付き)を最低電圧である3.0Vに調整して、稼動させてみたら、無事に動作した。 やれやれという感じ。 スムーズに良い感じに動いてくれて満足。

祝!!太陽系をつくる機構部完成2010/01/07 00:27

 ディアゴスティーニの週刊百科「太陽系をつくる」は、全部で52号ある。
 本日、51号が発売されたので、残すは、後1号のみ。

 よくここまで書店店頭購入で1号欠かさず揃えたと思う。
 51号の段階で、機構部は完成。52号には、ACアダプターがついてくる。

 この模型、上部は、精巧な歯車構造で太陽系を運行を模倣するが、
台座の部分には、変圧器とモーター、スイッチで構成された動力部が内蔵されている。
 
 48号からは、この部品が徐々に揃ってくる。


 51号で機構部の部品が揃ったので一気に組み立てて、夜中を過ぎてしまった。
 組み立ては、底部に変圧器、スイッチを取り付ける工程から始まる。その後、脚部を取り付け、モーターとクッション材を組み込んで、輪っかみたいと胴体と、機構部の蓋(これが惑星運行ギア部の底板に相当する)を乗せて、上部の惑星運行ギア部とを合体させる。




 これが合体させたところ。実は、星座の目盛り環を載せるのを忘れていたので、組み立てなおしたが一応完成。

 最終号の52号でACアダプターがついてくるので、モーターに電流を流して、惑星ギア部がスムーズに動けば、成功。動かなければ、再調整ということになる。

 同じディアゴスティーニのID01ロボちゃんの時にギアがうまく動かずにコントロールボードから白煙が起こる失敗をしているだけにどうなるか判らない。最後まで気が抜けない。


まぁ、おまけなんでこんなものか...2009/12/16 23:45

  今日、届いた「太陽系をつくる」の全員プレゼントを開封。
 たしか20数枚分の応募用紙を切り抜いて、応募葉書に貼り付けて、それだけの面倒くさい作業を耐え抜いて、送って、ようやく3ヶ月後に届いた。

 別に期待していた訳ではない(少しだけ、そういった気持ちもあったかも。)が、やはり、こんなものかと言える内容。 これが先ず、外観。

  ハンドバック位の大きさと厚さで少し持ち運びには不便。


 
 これが開けたところ。右側のは、総てプラスドライバーで、一番右と左の大きさは殆ど変わらず、なんで2本必要なのか。どうせならば、マイナスドライバーか、6角レンチならばよいのにと思った。左上のプシュットやってホコリを飛ばす奴は、いくらシュポシュポしても空気が弱いので、ホコリ飛ばしの用を成さない。左側には、擽り拷問につかう様な筆が2本でこれは、使えそう。その右側には、6角レンチが2サイズで最初の号についていた一番役に立つ工具である。最も小さいサイズは、無くしてしまったので、別に購入したレンチセットで代用。

 但し、これでは、レンチの長さが短いので、太陽の下の大きな円盤の下について駆動部のクランプネジを締めるのが難しい。どうせならば、オマケでくれるのであれば、レンチセットをつけて欲しかった。


 今回のお掃除セット(勝手につけたオマケの名称)は、むしろ、真空管アンプのお手入れに使えそう。300B真空管アンプの真空管ソケットの根元の部分のお掃除などに重宝しそうだ。

もう忘れていた2009/12/16 13:04

 先月の9月7日に応募した読者プレゼントが、なんと3ヶ月ぶりに届いた。
http://fry.asablo.jp/blog/2009/09/07/4567601

 もう忘れていた。模型が組み上がってしまっているので、メンテ用の工具セットなのか。たしか一ヶ月前に遅延を詫びる手紙が届いた。

 太陽系をつくるで上半分が出来ているので、毎日グルグルと動かして遊んでいる。結構、気晴らしになるが、土星以遠の惑星の動きが遅い為に、こいつらを動かそうとすれば、指が痛くなってくる。

 この指に変わって電動モーターで駆動できる様にするのが次の工程。

 もう48号と50号近くなっているが、今回は、定期購読をせずに書店(共産党系)で毎回購入しているので、店員さんに顔を覚えられてしまった。

 この何事も続かない、飽きっぽく物忘れが酷い自分がよく続いたものだと思う。この分だと190回の住宅ローンの支払いも続けることが出来るか。(未だに会社からボーナスが出ないので、引越費用もない状態)


 インフル(旧型)の予防接種を受けて、今回は腕が腫れ上がってずっと風邪にかかった様な寒気等がして身体の具合が悪い。予防注射をして体調が悪くなるなんて本末転倒か。

 昨日、無理をして寒い寒い大三輪神社まで仕事で出向いたのが行けなかったのか。

「Unique」よりもコスト優先の不毛な時代2009/12/10 21:44

 蓮舫議員発言を巡って

民主党蓮舫議員の「№2で何が悪い。」発言は、コンピュータサイエンスの世界で大きな波紋を投げかけている。
 「№2で何が悪い。」とハッキリ言葉に出して、これまで言い切る人は、これまでいなかったが、多かれ少なかれ、同じ様な世論は多い筈だ。
 しかし、学術研究(理系・人文を含めて)に携わる人達は、この様な考え方、世論には大きな抵抗を持っている人が多い。

 つまり、№2とは、№1=「unique」を否定するものであるから。№1とは、世界1でもあるが、それ以上にこれまで世界存在しなかった領域を目指すという点にあるからだ。
 例えば、南極探検で、アムンゼンも、スコットも白瀬中尉も、やはり、「№1」=「一番乗り」を目指していた訳で、「僕は、予算がないから№2で良いのだ。」という考え方のチャレンジャーはいない。

 学術研究者もチャレンジャーである。
 週刊アスキー2009 12/02号の118頁に「仮想報道」の見出しで、歌田明弘氏の論文で、この問題を扱っている。「蓮舫発言に度肝を抜かれた。」、「最先端の科学者たちは、トップを目指して切磋琢磨している。」等「粛正」に反対して科学者が開いた記者会見の内容の概略や、スーパーコンピュータ開発をめぐる主に予算獲得面の動向等も挙げており、公平・妥当な意見を述べているが、科学技術は、やはりトップを目指すと
 
いう強い「意志」がなければ意味をなさなくなる。


 蓮舫議員の指摘に答えた文部科学省の人達は、研究者ではないので、この「肝っ玉」を持っていない為に直ぐに反論することが出来なかったのだろう。
 これは、文学研究でも言える。研究論文で、「unique」は、命である。佛教大学の論文指導で共通にみられた「先行研究の調査」とか「先行研究を踏まえて」といった姿勢は、単位取得、あるいは、無難な学位論文(資格試験のようなもの)では、必要かも知れないが、先行研究よりも、やはり、自分の研究テーマや解明した事実、論考、結論に「unique」の要素がなければ、価値はゼロである。
 「自分の研究は、未踏峰の頂上に挑んだものである。」と堂々と主張できることが、まず、重要であることは、谷沢永一先生や清水好子先生も言われていたし、佛大の安藤佳香先生もこの点に拘られていたようである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 「unique」を追求する理由。それは、人間の持つ、無限の可能性の肯定でもある。
 私は、古今東西の思想、科学研究史に関する書物を渉猟して来たが、これまでで感じて、このように結論づけた。
 それは、「学術研究や技術の発展は、シーケンシャルではない。」ということである。
 その点について、例えば、このブログで「太陽系をつくる」で紹介したある発見が示している。
http://fry.asablo.jp/blog/2009/08/16/4520432

 それは、『アンティキテラ~古代ギリシャのコンピュータ』(ジョー・マーチャント著、文藝春秋社)に書かれた紀元前1世紀頃にギリシャの海底に沈んだ沈没船から発見された精密な歯車で作られた天体模型である。
 複雑なギア数十個で構成された精密機械である。それは、複雑な太陽系と地球の運行をシミュレートし、月食、日食、惑星の移動等を予想するマシンである。
 ギアで構成された精密機械が歴史上に登場するのは、11~12世紀の中世ヨーロッパであるが、このマシンに使用されているギアは、17~18世紀の技術水準に達している。
 つまり、このマシンは、一般の人間科学史の発達から少なくとも10世紀は進んでいたといえよう。


 平安時代の遺跡から携帯電話が発掘された様なもの

実際、この本にも、エジプトファラオの墳墓から内燃機関(エンジン)を積んだ車の残骸が発見された様なものと表現されていたが、平安時代の遺跡から携帯電話が発掘された様なものである。
 ここで言えるのは、科学技術は、時間の積み重ね(先行研究・技術の積み重ね)の水準を遙かに超えて突然変異・奇跡的に進化することによって、技術水準が上昇していくという点である。
 つまり、その時代の№1=「unique」の発明、発見、技術達成が、評価されて、受け継がれることによって、飛躍的に科学技術とは進歩するものなのだ。
 しかし、それは、非常に難しく蓮舫議員の「№2で何が悪い。」にみられる様な直接的な(金銭的)価値を求める、それぞれの世の中の凡愚によって多くは埋没され、忘れ去れていく。
 そういった人為的な「浸食」を生き残った技術や理論が人類の学術・科学史の発展につながる。つまり、「unique」が時代の淘汰を克服して初めて人類史の成果となる。
 民主党の作業仕分けの「仕分け分類」の原理は、「コスト*効果」である。つまり、「この機械はなんの役に立つのか。」という点が重視される。
 つまり、「汎用性」が軽視される訳である。
 ここで挙げた古代ギリシャのコンピュータは、天体の運行計算が目的に設計されているが、基本メカニズムに差動ギアが接続されており、この差動ギアを差し替えることで様々な計算の目的に使用出来る。

 「汎用性」を追求しなければ、はるかにコストを抑えて簡便な構造にすることが出来る。例えば、「太陽系をつくる」の模型では、差動ギアが用いられず、水星の回転速度が徐々にギアによって伝達される過程で数分の1、数十分の1、数百分の1まで減速される仕組みで、この機械は、ただ単に簡単な惑星の公転の模倣しかできない。

 差動ギアを各惑星系毎に使用すれば、横道面から遙かに傾斜していたり、あるいは、楕円とか小惑星の様に地球の軌道の内部に入り込んでいる天体の運行までシミュレート出来る。
 この古代ギリシャの精密メカニズムは、各地に伝わる様々な暦法に合わせることが出来る汎用性をもっていたのである。汎用性とは、「コスト対効果」という考え方に相反するが、科学的応用の第1歩でもある。
 
 スーパーコンピュータも「汎用」計算機である。この点が作業仕訳でも、民主党議員の無理解の原因になったのだと思う。
 「時代を超越した無限の可能性」、これが一番、評価されづらいものなのかもしれない。
 
 

ようやく模型の上面半分のギア部分が完成2009/12/08 22:50

冥王星の外側を回っている準惑星の1つエリス及びギアセットを組み立てた。(一番外側の緑色が冥王星でカロン
という衛星を持っている。その上に見える赤っぽいちっちゃな星がエリス。)
 これで、ようやく模型の上面半分のギア部分が完成。
 これらから台座及び駆動メカニズム、電源供給部等を組み立てる。AC電源でモーターを回す仕組み。
 この小さな太陽系の半径はやく30㎝程度、案外に小さな模型なのでホットした。ギアを総て組み込んだので、安定したので、下部を固定しなくても一応、立つのでこれだけでも太陽系の模型ともいえそうだ。
 これまで47号で1号当たり2千円近いので、なんと9万円近くかかっている。(馬鹿みたいな散財)
 まぁ、雑誌の内容も面白かったので、これでよいか。

バウショック境界面について2009/11/28 20:44

 今日は、佛大国文学会の日だったが、寒気がするので、家にいた。
 昨日、あちらこちら動きすぎた疲れなのかもしれない。

 「太陽系をつくる」の冥王星を取り付け完了(写真に一番左側)

 ギア比がとてつもなく大きいので、指が痛くなる程、地球を公転させてもほとんど動かない。

 冥王星は、最近の学説では、準惑星と定義づけられており、惑星ではない。このキットでは、衛星はカロン1個だけであるが、最近のハッブル望遠鏡の観測でもう2個の衛星が発見されている。


 エッジ・ワースカイパーベルト天体と呼ばれる天体の1つに冥王星は過ぎない。このキットの外側には、更に冥王星に匹敵する準惑星であるエリスが取り付けられる。

 昔の水・金・地・火・木・土・天・海・冥以外に小惑星ケレス(これも準惑星として定義づけられている。)と、エリスが加わっている太陽系モデルは、一応、最新の学説に基づくものだ。

 カイパーベルト天体の内、メタン等の大気組成を持つものは、もともと太陽系の木星とか土星の近くの軌道を回っていたのが、外縁に移動したと考えられている。

 エリスもそんな天体で、太陽のかすかな照射で、固体から気体になる昇華現象が起こって一時的に大気が発生する。

 カイパーベルト天体の内、氷だけのものもある。これらは、カイパーベルトの更に外側から来たものだと考えられており、氷の固まりである。

 恐竜を絶滅したりする大彗星の地球への落下は、この様な外縁天体の為である。最近の学説で、数千万年とか数億年のインターバルで、地球上生物の大絶滅が起きているのは、太陽系が銀河系を移動する内に星間物質に入り、その影響を受けてカイパーベルトの外側の雲状になったものが影響(風に吹かれて形が歪むような感じか)を受けて、歪み、カイパーベルト天体の軌道を乱して、地球に向けて巨大彗星が降ってきて激突することが起きているという実に、最近のSF映画を地でいくような恐い学説もある。

 太陽系の果てはどこにあるのか、太陽の重力の影響は、はるか数光年先まで及んでおり、これが太陽系の果てとする考え方もあるが、最近では、太陽風が太陽系の外に吹いており、それが移動する時に星間物質によって速度が落ちて、音速以下に落ちる「壁」が存在するとされており、やはり、マッハを越える時に起こる衝撃派の様なものもある。

 この境界を「バウショック境界面」と呼ばれており、これが太陽系の境界とする学説もあり、更には、太陽風が星間物質の抵抗で完全にストップするところを境界面とする考え方もある。

 古代ギリシャ人は「オケアノス世界の果ての滝」を想像したが、実際に太陽系の果ての境界面には、壁の様なものが存在しているのだ。

 佛大の応用社会学科で、富田先生にみせていただいたトルーマンズ・ショーという映画で彼の世界の果てでボートが壁にぶつかるシーンがあったが、あんな感じで太陽系の果てがあって、その外側には未知の世界が広がっているのかも知れない。

冥王星と衛星カロンの本体がついて来た2009/10/28 21:55

「太陽系をつくる」第41号

 冥王星と衛星カロンの本体がついて来た。あとは、更に準惑星エリスを取り付けて、惑星の組み立ては完了。

 歯車を組みあげたものを天体望遠鏡の赤道儀の錘で固定して直立させているが、最下段まで後、ギアセットが2組というところまで来ており、完成が近づいている。

 それでも年内の完成はあるのだろうか。その前に引っ越してしまうかも知れない。

 ついでにクールジャズコレクション第44号も買った。こちらは、バインダーが後1号で3巻目も満杯になるが、ここでこれは打ち止めにする。

 これから嫌でも応でもお金を節約して行かねばならない。好きな本も買えなくなってしまうことだろう。

 その分、図書館を有効活用する等の工夫が必要になる。10年前までも貧乏な暮らしをしていて、ある人に「お前、こんなところに住んでいるんか。」と呆れられたが、その生活の復活である。

 毎日・毎晩・毎朝、お金が足らなかったことが想い出される。

 佛大の通信教育で学べたのも居候で親元に寄食していたおかげである。あの時代は、そんなことは思いもつかなかった。

海王星までようやく完成!2009/10/22 13:25

CyberShotDSC-W120で撮影
 海王星までようやく完成!

 一番左に見える水色の大型惑星。
 地球(手前に月を伴って存在)よりも地球らしい色と思う。
 地球のモデルの出来はイマイチなので、色とか塗り直そうかと思う。

 これで大型ガス惑星までが完了。今後は、外縁の冥王星とか、新発見の惑星等が追加される。

 年末までに組み立て完了かな。

ギアの噛み合わせ位置を調整2009/09/22 14:47

 「太陽系をつくる」のギア部の調整を行う。説明書には書かれていなかったが、雑誌に載っている完成見本図では、長方形のシャフト軸の向きが綺麗に、揃えてあったので、これを揃えることにする。

 以前、ID-01というロボットのキットもディアゴスティーニのものを組み立てたが、その時も、ギアの噛み合わせ位置の調整の重要性について説明書に明記されていなかったので、私を含めて多くのユーザーで組み立て後の不具合が続出。

 今回も同じ轍を踏まじとばかり、噛み合わせ調整を行うことにする。

 案外に面倒な作業であった。最初から揃えて組み立てていないので、全部、噛み合わせを外して組み直さないと行けない。

 先日、購入したレンチ(附属のレンチは無くしてしまった)でネジを緩めていくのだが、全て金属部品なので、大変な重さである。

 手では支えきれなくなる。この為、部分的に緩めて、噛み合わせ位置を直してから、上にずらして止めなおすという作業を繰りかえしてようやく真っ直ぐらしくなったが、微妙にずれている。

 模型の機能とは、関係ないが、やはり美観が大事である。この模型の上部の天文文字盤の部分は、占星術の記号が刻んであるが、これを一般の文字盤(ギリシャ数字)にして、ちょうど地球の動きを10歯=1/365度=24時間で一定速度で動かすと、時計(暦計)を作ることが出来る。

 ディアゴさん、改造キット作ってくれないかなー。ギアの速度を調整できれば、非常に楽しい模型になると思う。