プレイヤーアームの修理2007/04/17 23:04


 結局、レコードが聴けない生活に耐えられなくなり、ZJゲージレイアウトを外して、元の場所にYAMAHAGT750を設置。
 GT-750には、実は、以前から、取扱不注意からの故障箇所がある。それは、プレイヤーアームの上下の高さを調節するクランプの部分である。
 写真をよく見れば、判るが、インサイドフォースキャンセラーの錘の右側に真新しい摘みネジ(スリワリローレットボルトと言う名前がつけられている。)が見えるだろう。
 この場所には、元々はダイキャスト製のクランプがついていた。ところが、クランプが締まりすぎて二進も三進も行かなくなり、無理に動かしているとボリッと折れてしまった。運が悪い事にクランプの根元(ネジの部分)がネジ穴に嵌ったまま折れてしまったので、どうする事も出来ずに放置してあった。
 アームの高さが調整出来なくてもそれ程支障が無かったので、そのまま使っていたが、大型のカートリッジの場合には、このままでは使用出来ないので、今回修理を試みた。
 ネジの軸の部分はどうしても外れなかったので、小型ドリルでネジの嵌ったまま、中心部から穴を開けた。その小さな穴からM4位の穴を開けて広げた。中心軸まで達したら、ネジが完全に壊れて、クランプされていた上下軸が外れ自由に動かせる様になった。
 空いた穴にM5のタップ(ネジ穴)を開けた。タップでのねじ切りには、相当な力が必要で、ドリルのトルクを使用した。これで、M5のビスやネジで上下軸をクランプ出来る様になった。
 問題は、そのまま、蝶ボルトやビス等で固定したらあまりに不細工である事で、大小のノブや単なる寸切り(短い目でマイナスドライバー用溝がついているもの)等を試したが、結局、スリワリローレットボルトで落ち着いた。
 こういったネジは、東急ハンズでも販売されておらず、大阪日本橋のネジのナニワで購入した。
 こうして、快調にレコードを聴く事が出来ている。ダイキャスト製の金属部品は意外に脆いので取扱注意!

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