茶番劇2009/01/28 21:30

「お母ちゃん!大きいね!」EOS-KISSDIGITAL 初代機で撮影。
雪印乳業が00年に集団食中毒事件という前代未聞の不祥事を起こして経営悪化、03年に牛乳部門を分離して、日本ミルクコミュニティが設立された。この様な経緯で分離設立された両社が10月に再統合されることが発表された。13年の売上高は、5900億円を目指すという国内有数の乳業メーカーの再登場である。

知人の離島の酪農家(搾乳牛30頭、夏場は放牧・冬場は購入飼料)では、「茶番劇としか言いようがない。あれだけの不祥事を起こして、生産者、消費者を裏切っておいて、不況のどさくさに紛れて再統合するという。最近の国内乳業界は、生産者不在の状況が続いている。大手の目先の利権獲得をめぐる過当競争が繰り広げられているが、結局は、コスト低減ということにつながってきていて、最終的にしわ寄せが来るのは、私たち末端生産者。私のところでは、独自の直販ルートを確立しており、大手さんの動きは関係はないが、乳価交渉が一層難航することは、目に見えている。同業の家族経営では、現状の乳価や厳しい経営環境ではやっていけないところが、夜逃げ同然に廃業していっている。また、酪農業を標榜していても、実際には、エサ代さえ借りて、肉牛預託肥育の手間賃で借金を返済しているところもある。個人酪農経営は、既に限界に来ており、ズブの素人企業が、廃業農協・農場を居抜きで買い入れて、不況であぶれた人材を多く雇用して大規模経営体を組織する新手の経営手法が、これから幅を利かすようになってくるのではと思う。ガリバーと小人の戦いでは、どうしようもない。」と電話で言っていた。

消費者・生産不在の大手乳業メーカー統合は、経営資源を有効に活用することで原料調達から販売・物流コストを抑えてサバイバルを計る大手乳業メーカーにとって有利だという。

でもその様な動きとは裏腹に汗水流して、酪農経営に従事する家族・家庭、そして、笑顔は、次々に消えていって残るのは、借金(農協の不良債権)のみ。

写真は、数年前に淡路島で撮影。淡路島も今は酪農家の数が減ってどうしようもないという。

EOS-KISSDIGITAL 初代機で撮影。このカメラも今は売却してもっていない。たしか、レンズキットで13万円位したのにジョーシンで売る時には、2万円位だった。馬鹿な買い物、そして、売却をしたものだと後悔している。

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