論文三昧2008/05/06 20:11

 今日も1日が、論文「源氏物語の絵画化の手法について」の草稿作成に費やされた。
 一番難儀したのは、本文の校異をいかに判りやすく示すかといったことで、これがなかなか難しい。
 こんなに短い詞書なのに驚くほど、独自異文が存在するので、書き方が悪ければ、なにがなんやら判らなくなってしまう。
 先行研究の批判とか、『国宝源氏物語絵巻』全巻の構図分類一覧表を作成していたら、あっというまに時間がなくなってしまった。
 別に仕事が始まっても論文作成が出来なくなってしまう訳ではないが、コマギレの時間になってしまうので、まとまった作業が出来ないので、こうした規模の大きな文章では、厄介なことになる。
 先行研究の批判とか問題点とかそういうのみ加えて、40頁を越えてしまった。(ああ、これでは、修論の規模ではないか。)
 これから不要とみられる箇所を削ったり、校正したりが必要になる。
 枚数が多いので、こういった場合は、A4の紙に図の様に4枚構成で出力して枚数を節約する。
 佛教大学の通信の論文指導は、私が経験したところでは、それ程、親切ではないし、Cカリキュラムの為に更新された論文のしおりは、特に判りにくく、なんの参考にもならない。
 そういった面で、凄く有意義なWEBを発見した。教育学科の黒田先生の卒業論文の書き方であり、スケジュールや、草稿は、1つの章が書ければ提出してよい等、親切な指導が一杯書かれている。
 一番、興味があったのは、査読と、口頭試問、採点基準であり、これは、これから卒論に取り組まれる方は、留意された方が良いだろう。
http://www.bukkyo-u.ac.jp/mmc01/kuroda/html_files/sotsusaku1.html
 この内容をガイドブックにでもまとめて全員に配布した方が、論文のしおりという判りにくい冊子よりもずっと役に立つと思う。