写真データのバックアップ2008/09/18 00:09

 日常撮影していて、蓄積されたデジカメのデータは、合計で70.9GB程。

 多いのか少ないのか判らないが、このファイル容量では、DVDディスク等にバックアップ使用にも10枚以上の枚数が必要で、難儀です。

 これまで横着してHDDに入れてあるだけで、それがクラッシュしたり、誤って消したりした場合には、お手上げの状態であるので、今日、DVD-RAM2箱(20枚)を買って来て、早速バックアップを始めたが、これまでかかって2枚しか出来なかった。

 まず、DVD-RAMが読めるドライブが外付けドライブしか読めないことが判って立ち往生して、なんとかB'zレコーダというソフトでフォルダー毎コピーを開始。

 デジカメが新しくなって、解像度が上がる度に容量が増えて、バックアップが難しくなる。デジカメメーカーでは、もっとバックアップのツールとかソフトを発売して欲しい。(特にパナソニックさんなら出来そうだと思うので、考えて欲しい。)

 画像の解像度が上がりすぎるのも、保存の便利さなどを考えると、少し、考え物だと思った。 

 DVDのラベル印刷等も大変。

 結局は、ブルーレイディスクドライブという選択になってくるのか。
 これでも2~3枚必要で、気が遠くなる様な時間がかかってしまう。

老舗PENTAXの凋落ぶり2008/09/18 21:46

PENTAXDLで撮影
PENTAXがHOYAと合併というか吸収合併されて嫌な予感がしていたが、同社のコンパクトデジカメのOPTIOシリーズが陳腐化する等、つまらない状況になってきたと思っていた。
 以前、OPTIO-Sを持っていて非常に優れたコンセプトと「こだわりのカメラだと感心して、お気に入りのカメラであったが、後継機は、デザインも性能の今ひとつの状態なので、CANON IXYに乗り換えたが、やはり、同じ様な考えを持つ人が多いと見えて、全く売れなくなってしまった。この為、成績不振から、コンパクトデジカメ部門を縮小して海外生産に全部を振り向けてしまった。

 PENTAXブランドは、かつてのヤシカ・コンタックス、KODAK、東芝とか京セラ、コニカ・ミノルタ等が辿った道を歩んでいる。

 更に、今日の日経朝刊をみたら、現在、デジタル一眼の本体(ボデー)は、既に海外生産(フィリピンと台湾)で生産しているが、レンズを含めて全部を益子工場から海外生産に移管するという。

 コストダウンと合理化の為というが、コンパクトデジカメと同じ道のりを辿る様な気がする。

 ペンタックスの一眼レフは、最初の33年前にKマウント最初期のKNを両親に買ってもらってから、カメラファンになるきっかけを作ってくれたが、独特の暖かい画質、豊かな色彩表現、日本的情緒の表現等で優れたSMC-PENTAXレンズは、Sマウンド以来の伝統を受け継いで、現在のデジタル一眼でも優れた描写を見せてくれる。(といっても私は、PENTAXのデジイチは、istDLという普及機しか所有していない。)

 また、中古で購入したSP等のフィルム一眼もそのファインダーの明快さ、視野率の高さ、軽快で機能的なデザイン等、金属カメラの楽しさを味合わせてくれる。

 今回のHOYA&PENTAXのリリース発表は、誰がみても、同社の一眼レフ部門からの縮小と将来の撤退を示唆しているのではないだろうか。

 デジイチのNIKON、CANONのビッグ2が大きなシェアを独占しているが、それにオリンパスやソニー、パナソニック等が参入し、激しい競争時代に入って来ている。

 既に過当競争となっており、新機種も直ぐに価格・機能競争となり、デジイチ部門は、あまり収益性が期待出来ない分野になってしまっているらしい。

 そうした中で、パナソニックがデジイチでシェア拡大戦略を発表しており、新機種がこの秋から投入される。

 国内生産で、高品質性を維持し、ハイエンドユーザーの評価を勝ち得て初めて、デジイチ部門の成長が見込めるという私の考えはもはや古いのか。

 少なくとも、なんで、HOYAなんかとASAHI-PENTAXが合併したのか、日本のカメラ界の最大損失だと思う。

 写真は、PNETAX-DLで撮影した蓮の花。ごく自然な色調で撮影出来ており、嬉しい。

優雅なご身分2008/09/18 22:07

 佛教大学四条センター講座案内(秋期号)が送られてきた。
 四条センターでの講座は、内容が濃いものが多く、佛大の人文学科のスクーリングよりもこちらの方が面白いのが多い。
 特に素晴らしいのは、東洋学の杉本憲司先生の講座である。全く、学会誌等の発表されていない遺跡や中国考古学会の最新情報等も仕入れることが出来る。
 他にもいろいろあるが、私は、考古学や歴史、美術関係の講座が好きである。
 もらって来たレジュメのプリントのデータを元に立面図を立ち上げるソフトで、2千年前の都市遺跡の遺構を再現したこともある。
 また、宇治の考古学発掘の成果の発表を聞いて、実際に宇治の発掘現場に休日毎に足を運んだこともある。
 発掘が進めごとに毎週違った地表が現れてくるのも面白かった。
 この四条センターのガイドブックは、講座に会員登録(たしか無料だったと思う)すれば、自宅まで郵送してもらえる。
 巻末には、洛中楽話というコーナーがあり、先生方の違った側面を紹介するというコンセプトで、収集品等が取りあげられている。
 最初は、たしか、福原学長先生で、「趣味とか収集等は、執着の業であり、僧侶がするものではないわけでして、」と前置きしながら、面白い形をした木を集めていらっしゃる様子が紹介されたり、坪内捻典先生のカバヤ文庫や河馬の人形の収集、社会学のどなたかわすれたが、ボトルシップの収集等、安藤佳香先生の人形・ブリキオモチャの収集と、佛大の先生は、存じ上げている範囲では、みんな凄い収集家の人が多い。
 先生方は、研究は「仕事」で、余暇にその様な楽しみをもたれている。私の様なものは、別につまらない仕事を持っていて、研究や文章を書くこと、文献・資料の収集と分類は、寝食を忘れる「楽しい趣味」である。
 だから、自分からみれば、あんなに楽しい研究をすることで暮らしていけて、更に、こんなに面白い趣味を持たれている。
 なんて優雅で、羨ましいご身分なんだろうと思ってしまった。