仏像ガシャポンを買ってみた2010/02/14 22:25

 最近の仏像ブームは、単なる流行から、本当に「ブーム」と呼べる状況になってきていて、日常的なTV番組や雑誌等にも取りあげられたり、フィギュアも作られたりしている。もともと像(フィギュア)なのにフィギュアが作られるのも妙な話である。
 雑誌としては、ビッグイシューの136号は仏像特集で、実際の仏像の見方とか修復師へのイ
ンタビューなど多彩な内容。
 さすがにビッグイシューだと思ったmのは、応用社会というか、社会学の視点から仏像と地域社会との関わり、特に無住のお寺に貴重な仏像が残されているが、それらを地域社会として、どの様に管理していくのか、そうして、その意義とは....等。
 社会学的にみれば、地域社会の表象・シンボル的な位置づけもあるが、この場合は、文化財としての仏像の存在価値と存在意義ということになるのか。
 フィギュアとしては、ガシャ
ポン(300円のヤツ)で仏像シリーズが販売されていることで、私もヨドバシの地下でガシャポンと買ってみた。
 「和の心、仏像コレクション」という商品で、全6種。
 金剛力士像(阿形と呍形の2種)、弥勒菩薩半跏像(金色タイプとノーマルタイプの2種)、阿修羅像(極彩色タイプとノーマル塗装の2種)。

 やはりレアというかアタリは、阿修羅さんかも。
 仏像の解説TV番組もあるが、NHKのものは判りにくく、サンテレビの番組は、独自の視点で判りやすくされていて良いと思う。
 今日も、奈良薬師寺の薬師如来坐像、月光、日光の両菩薩像についてであったが、印象に残った。

 そういえば、ビッグイシューの記事で、大学通信教育で仏像について学んでいて修復の仕事をしている人が登場するが、これって、佛大の仏教芸術コースで勉強されているのかな。

 せっかく、仏像ブームなのに、仏教芸術コースも消滅で、歴史学部に吸収されてしまうので、形無し。

 佛大で生涯教育として、仏教彫刻を学ぶ絶好のチャンスなのに。

 入学案内をみていて面白いのは、中島純司先生は、仏教学部仏教学科仏教文化コースに行かれて、小野田先生とか安藤先生は、歴史学部の方出向かれるのも妙な話。更に、日本語・日本文学科に仏教学バリバリの田中先生が行かれるのも妙な話。この様な人材配置をみているが、仏教学部、歴史学部、文学部への新編成の裏に見え隠れする事情がみえてくるような気がする。


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