神戸の梅の名所 岡本梅林2010/02/23 21:39

 仕事で東灘区に行ったので、ついでに岡本梅林公園を訪問。

 神戸で一番、有名な梅林公園というが、少しガッカリ。
 岡本梅林は、「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀国、栗丹波」と唱われた位なので、大いに期待していった。特に18世紀末に著された「摂津名所図絵」にも岡本梅林の図が登場する程、梅の名所である。
 明治時代中期から後期にかけて、国鉄は、岡本梅林を観望する為に臨時停車場を設置する程であった。残念ながら、昭和13年の災害で山崩れとなり、ここの梅林はなくなり、その後は、高級住宅地となり、梅の木も殆どなくなっていたのを、昭和57年2月に岡本公園として復活されたのが現在の姿という。

 実際に阪急の岡本駅からガードをくぐって、六甲山の麓の高級住宅地に川なりに登っていくと、梅林に到着するが、おそらく、昔は大きな屋敷の庭であったのを公園に改造したのか、段々の土地の上に十数本程度の梅の木が植えられている。
 それなりにちょぼちょぼと梅林があるのも風情がないとは言えない。上品な梅林公園である。大阪城公園とは、全くスケールが違う別世界である。
 人も少なく、アベックで、梅をみながら静かに散策するには良い場所のようだ。神戸には、こんなちっぽけだけれどもそれなりの見所があるところが多い。

 カメラは、LUMIXG1。やはりピンぼけ気味で途中でオートフォーカスからマニュアルにに切り換えて撮影。



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