これは、「尾張万歳」系の演目らしい ― 2009/04/30 21:48
今日は、仕事で愛知県知多市にある工場の新設備の竣工お祝いのパーティの取材であった。
余興に、三河万歳が招かれており、実に楽しいパフォーマンスだった。
まず、意外だったのは、ただ単に面白、可笑しいことなどを喋るのではなくて、舞あり、仕草あり、鼓を叩いたり、実に動きが激しい。最近、若者達が新作の舞踊等を踊るのが流行っているが、それに匹敵する位、激しい動きであるが、息一つ切れず、写真の様に滑稽な表情をみせる。大変な修練を積んでいる。
wikiで調べたところ、これは、「尾張万歳」系の演目らしい。喋くるのは太夫で、才蔵が数名で演じられる。楽器は才蔵の小鼓だけという。但し、これに三味線や胡弓、太鼓、三味線、拍子木等も使用されるらしい。
もともとは、太閤秀吉が京都や大坂の唱聞師を開墾の為に尾張に移住させたのが始まりで、この地に定着したようだ。唱聞師は、まさに仏教芸術の範疇に入ってくる。
尾張万歳は、沙石集を著した無住一円の説教に由来しているとの伝承がある。唱聞師は祭文語りと呼ばれ、流浪の陰陽師の生業の一つでもあり、実際には、無住が法華経の万歳詞を祭文語り風にアレンジしたのが初めではないかと思われる。(関山和夫著『庶民芸能と仏教』大蔵出版の130頁に詳細な記述がみえる)
とにかくややこしいことは抜きにして、だいたい20分位は喋くりと舞が続いただろうか。会場では、あんまり、関心を持っている人は残念ながら少なかったが、私にとっては、今日1日では一番面白い出来事であった。
三河万歳は、本来は、お正月に演じられるが、今日は、工場の落成等のおめでたい日であったし、日常が暗い話題に満ちている中で、こうしたパワフルな演技で、福を呼び込むというのも良いかも知れない。
生まれて初めて三河万歳をみた印象である。
余興に、三河万歳が招かれており、実に楽しいパフォーマンスだった。
まず、意外だったのは、ただ単に面白、可笑しいことなどを喋るのではなくて、舞あり、仕草あり、鼓を叩いたり、実に動きが激しい。最近、若者達が新作の舞踊等を踊るのが流行っているが、それに匹敵する位、激しい動きであるが、息一つ切れず、写真の様に滑稽な表情をみせる。大変な修練を積んでいる。
wikiで調べたところ、これは、「尾張万歳」系の演目らしい。喋くるのは太夫で、才蔵が数名で演じられる。楽器は才蔵の小鼓だけという。但し、これに三味線や胡弓、太鼓、三味線、拍子木等も使用されるらしい。
もともとは、太閤秀吉が京都や大坂の唱聞師を開墾の為に尾張に移住させたのが始まりで、この地に定着したようだ。唱聞師は、まさに仏教芸術の範疇に入ってくる。
尾張万歳は、沙石集を著した無住一円の説教に由来しているとの伝承がある。唱聞師は祭文語りと呼ばれ、流浪の陰陽師の生業の一つでもあり、実際には、無住が法華経の万歳詞を祭文語り風にアレンジしたのが初めではないかと思われる。(関山和夫著『庶民芸能と仏教』大蔵出版の130頁に詳細な記述がみえる)
とにかくややこしいことは抜きにして、だいたい20分位は喋くりと舞が続いただろうか。会場では、あんまり、関心を持っている人は残念ながら少なかったが、私にとっては、今日1日では一番面白い出来事であった。
三河万歳は、本来は、お正月に演じられるが、今日は、工場の落成等のおめでたい日であったし、日常が暗い話題に満ちている中で、こうしたパワフルな演技で、福を呼び込むというのも良いかも知れない。
生まれて初めて三河万歳をみた印象である。
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