地球温暖化で寒くなる 地震が起こりやすくなる2010/01/13 23:24

「地球温暖化で寒くなる」と実感している今日この頃である。冷夏の影響で、夏野菜が高騰した。

 そして、この記録的な寒さである。


 僕が小学校低学年の頃の気候に逆戻りした様な感じ。
 鹿児島では、熱帯の魚がバタバタと死んでいる。

 昨年九月のロイター通信の報道によると北極の過去10年間の気温が地球温暖化の影響をうけて過去2000年で最高水準にまで上昇していることが判明。

 北極では、海氷の溶解により、「北極振動」という高緯度地域に対流が活発化する。振動パターンにもよるが、中緯度地域に猛烈な寒波をもたらす。これは、極地域で活発化した対流で新たな気流が発生し、中緯度地域を巨大な低温気流の渦巻きが発生する。

 更に、対流の活発化で低層雲が発達しやすい大気の流れを産み、日照を遮る為に寒冷化が進行する。また、太陽黒点がこれまでにない程、減少する等、太陽自体の活動も低調であることも影響している。

 海氷の溶解で、困るのはシロクマ君だけではない。極氷の溶解で、塩分濃度が下がった為に、上層部の海水と深層部の海水の重さの違いが極端になった結果、異常な海流が発生し、深海から冷たい冷水塊が表層部に浮上して、寒波につながっている可能性もある。

 地球温暖化が地域によっては、異常な寒波をもたらす状況のメカニズムは十分に解明されたとは言えないが、地球温暖化が必ずしも、「地球環境の温暖化」をもたらす訳ではない。

 氷河期に逆戻りの可能性もある。

 かつてガイア理論というのがあった。地殻は、私たちにとっては、生活の場であるが、それは、私たちの自分に都合の良い解釈に過ぎない。

 地球君にとっては、コア→マントル対流の熱放散の大切な機能を持っている。地殻による冷却力が衰えたり、今回の事態の様に、冷水塊の変化で、地殻の薄い海洋深層部分の熱放散メカニズムがおかしくなり、対流自体が狂ってしまう。最近の巨大地震の発生傾向をみると、これまでの様な局地的なものではなくて、より大陸的な規模の地殻のズレによって引き起こされているケースが多い様な気もする。

 こうした点からみれば、最近の異常な地震も、温暖化との関わりと無縁ではないような感じもする。

 地球は、人間の様に生きている。
 全生命体の総意に基づくガイアの心を持っているのかも知れない。
 ここにも華厳の真理は生きている。

 人間と一緒で、温度(体温)が上がりすぎると下げようとする。汗の換わりに、雨や雪を降らせる。気流・海流の対流を活発にする。対流が活発になると、熱放散が助けられるばかりでなくて、極周辺部の高緯度地域での積雪量が増えて、CO2の吸収を活発化させる植物が増える。

 北極の氷の大部分が溶けて既に海面上昇が始まっているが、こうしたガイアの目論みが成功すれば、地球の寒冷化の動きが勝って、元の状態に戻るかも。

 一番効果的なのは、超異常気象や地震等を頻発させて、都市文明を破壊して、人間の産業活動を停止させることであり、ガイアの様な知性体では、それ位の考えを持っているのかも知れない。

 ノアの洪水が引き起こされようとしている。
 そうして、万物が平等に存在する権利と知恵を持っているのだと思う。 

 写真は、太陽系をつくるの最終号にオマケとしてついてきた次のシリーズの太陽、地球、月の三球儀の最初の部品である地球。

 このシリーズは、僕はパス。
 もうお金がなくなった。