ロボットの見た世界2008/01/23 18:41

 ロボちゃん(ID-01)には、私たちの姿がどの様に見えているのだろう。
 ロボちゃんの目が捉えた映像をスチール写真で撮影したり、ビデオ録画も出来る様になっている。
 ブルートゥース通信を経由してロボットから送られてきた映像がパソコンに蓄積される仕組み。
 つまり、WEBカメラの様に使える。
 写真の黄色い部分は、ロボットが特に注意してみている部分。特に人間の肌色に近い色を認識するのだが、間違って壁とかを認識してこの通りの有様となっている。この辺りを調整出来れば、もっと面白くなると思う。
 ビデオの後半の部分で、ロボットが捉えた動画が一部見られる。(前半は、以前に公開したスプレー缶を握るロボちゃんでこの後に連続して見られる。)
http://www.asahi-net.or.jp/~ZZ2T-FRY/robot1217

赤外線リモコンユニットを受信機に転用2008/01/23 21:22

ビデオキャプチャーなので画質悪いです。
 ID-01の機能を調べてみると、右手のリモコンモジュールは、赤外線信号の発進以外に受信にも転用する事が出来る事が判明した。
 リモコンからの赤外線信号(とにかく赤外線を発進するものならなんでも良いみたい)を感知したら、「私は、本当に幸せです。」と言うプログラムを作成してみた。
 その様子をビデオに撮影してみた。
 ロボちゃんとの新たなコミュニケーション手段が見つかって嬉しい。
 今後の課題は、更に詳しい信号制御を可能にする事である。
http://www.asahi-net.or.jp/~ZZ2T-FRY/remort.wmv

プログラムソース
----------------
/**
*
* @author
* @version 1.0
*/

#include "c-like.h"
#include "robot.h"


counter Counter1 = new(counter);

declare( behavior(Behavior1) );


define( behavior(Main))
{
set(Counter1,1);
lcd_clear();
lcd_write_string(1,1,"watasi wa siawase");
vision_follower(true);
say_phrase(21);
start(Behavior1);
end();
}

define( behavior(Behavior1) )
{
while (get(Counter1) < 10)
{
inc(Counter1,1);
lcd_write_string(2,1,"@@@");
say_phrase(140);
led_blink(LED_RED_RIGHT);
led_blink(LED_GREEN_LEFT);
head_pan_r(-1);
head_pan_r(1);
head_pan_r(-1);
head_pan_r(1);
local(urc) = wait_for (urc, update);
led_blink(LED_YELLOW_RIGHT);
led_blink(LED_YELLOW_LEFT);
play_sound(8);
head_tilt_r(1);
led_blink(LED_ALL);
head_tilt_r(-1);
head_tilt_r(1);
led_blink(LED_ALL);
lights(true);
led_off(LED_ALL);
head_tilt_r(-1);
left_arm_r(1);
left_arm_r(1);
left_arm_r(-1);
left_arm_r(-1);
right_arm_r(1);
right_arm_r(1);
right_arm_r(-1);
right_arm_r(-1);
say_phrase(124);
base_up();
say_phrase(61);
say_phrase(70);
base_down();
lights(false);
}
}

源氏物語・失われた場面2008/01/23 23:43

 国宝源氏物語絵巻で、源氏物語のどの場面を選択されたのか、今、一覧表を作っている。
 ようやく松風の巻まで作成したが、ここまで、絵が曲がりなりにも残っているのは、若紫、蓬生、関屋巻のみで、先日述べた、若紫のもう1つの場面、末摘花、絵合わせ、松風は、詞書のみで、しかも、若紫、末摘花、松風は、ほんの断片でしかない。それでも、現存の源氏物語本文との照合が可能なので、面白い。
 特に、残念なのは、絵合巻であり、これは、ほぼ完全な形で詞書が残されている。
 二条院で源氏と紫上が古今の様々な絵画を2人で鑑賞する場面で、きっと華やかで素晴らしい絵であったろう。
 松風巻のこの意味では、非常に惜しい。明石君と入道との別離の場面で、入道が詠んだ歌の一部が残されている。
 きっと、物寂しい明石浦を背景に、情緒ある場面が描かれていたに違いない。
 末摘花の断片も面白い、源氏が2人が一緒に過ごした翌朝、末摘花の醜悪な姿を見てしまう場面である。どの様な絵が描かれていたのか、例えば、本当に醜く描かれていた場合と、控えめに描かれていたのでは、大分、様子が違う。
 この様に失われてしまった絵の部分は、大抵、面白い場面であり、やはり、この部分だけを所望するイケナイ人によって切り取られてしまったのだろう。
 図は、ツバル発行の土佐派の源氏物語絵を図案化した切手で蓬生巻、絵合巻等が描かれている。