夜中に不気味なグロテスクなオブジェ達2008/10/15 23:20

IXYDIGITAL70で撮影。
 今年も10月15日から大阪の靱公園で「花と彫刻展」が開催されている。
 例年のことながら、恐らくアマチュア作品だと思うが、実にユニークな彫刻やオブジェが花と一緒に展示されるので、この4年間かかさずに観覧している。
 何時も、訪れるのは、夜だ。
 一番左は、ムーミンに出てくる様なスティンキーに似たキャラクター。甲虫を思わせる動体と足。カフカの虫か?頭部は非常に小さいロボットの頭部、左肩のアイテム等は、ラピュタに出てくる空中庭園庭師ロボットに似ている。
 その右は、頭部が無い鳥。恐らく歩行タイプの鳥で、ホロホロチョウや家禽類か。昔、鶏をつぶす時に首をちょん切られて、それでも、暫くのまま走り回る様子を見て、実におぞましい体験をしたが、その様なイメージ。右上には、退化した翼が見える。この部分の彫刻は非常に巧みである。脚部も凝っているが、もう少し動きの感じが欲しかった。
 その右は少女像ということだが、お化け屋敷にしか見えない。紫色の唇と顔が妙に生々しい。夜中にみたら怖いと思う。
 その右は、疑似植物体。実は、これは、薄暗い中でみたら殆ど何も見えないのだが、フラッシュを炊いて撮影すると実にこの様な雄弁な造形が浮かび上がる。左側が花で右は、朝顔等にみられる竹細工のツル巻の支えの様にも見える。
 その右は、超グロテスクで、恐らく奈良の観音菩薩展かなにかみた十一面観音菩薩のイメージだろうか。実際に4つの面を合計すると十一面が存在している。見ようによっては、エイリアンの捕食用に固められた人間の頭部の様にも見える。これも夜中にみたら、凄く怖いと思う。
 これ以外には、大部分がヌードの女性だが、みんなブリブリした肉体造形で写実的だが、私のタイプではなかった。
 他にも抽象オブジェが満載。こういった立体オブジェの面白さは、あらゆる方向から見てもイマジネーションが沸くことで、こういったアートの醍醐味でもある。

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