自家現像・デジタルデータ化に初挑戦は失敗だった2010/02/04 21:51

 今日は思い切って、ダークレスという簡易現像キットを使用してフィルム現像とスキャンニングに挑戦した。
 ダークレスは、現像タンクでの現像に比べてむしろ難しい。小さな拡販レバーは回しにくいので、現像は旨く出来たが、定着がムラになってフィルムの半分が駄目になってしまった。
 一番、困ったのは、アンプルから現像液を出すときになかなか出てくれないことや、アンプルを割る時に手を切りそうになったり、鬱陶しい。


 やはり、これは、大きな現像設備とかない未開の土地に探検に行って現像したり、そういった人達の為の非常用で、むしろ取扱に熟練を要する。
 12枚採りのフィルム位がムラ無く出来て良いようだ。
 これを、今日届いた、YASICA(EXEMODE)のフィルムスキャナFS500で取り込みを試みる。1万円という値段だが、電源は必要なくUSB接続で簡単にネガフィルムをデジタル変換出来るという。


 実際にやってみると、フィルムを6枚毎にフォルダに填めるのは大変。ここまでならば、CANONのフラットベットスキャナのおまけでも出来るが、さすがにフル解像度で取り込むと、解像度は、500万画素と言われるだけ、十分であり、お店で、CD-ROMに焼いてもらった時の様な不満はない。
 しかし、フィルムの傷とかゴミの影響を強く受けるので、大変。
 こうやってオリジナルのネガから白黒写真が出来たが、カメラがLAICAⅢaだし、モノクロだし、現像技術も稚拙なので、本当に大昔に撮影された様なレベルの写真が出来てしまった。



銀塩回帰2010/02/02 21:52

 「銀塩回帰」である。
 但し、今回からフィルムはモノクロで、自家現像・プリントである。

 愛用のFZ28が陳腐化し、液晶まで割れてしまったので、すっかりデジカメには興味が無くなってしまった。

 むしょうにアナログというか銀塩写真が撮りたくなったが,DPE店に出すのも嫌な感じがする。 

 今週中に発注しているフィルムスキャナーが届く。これを使えば、現像まで自家で出来れば、デジタル工程が入るものの、銀塩のDPEの完全自家製が完成する。

 写真のダークレスという製品は、ケースの絵の右側の容れ物にパトローネを挿入して、そのままアンプルに入った現像液・定着液を入れて混合すれば、現像が完成する仕組み。

 何やら学研の学習雑誌の付録の様だが、フジフィルムの製品で、暗室やダークケースが入らないのが売り物。

 これで手軽に現像出来る。1セットで3個までで、スペアのアンプルを買えば、何回でも出来る。

 これ以外に現像タンクを買って粉末状の現像液や定着液を買って、自分で溶解してやる方法がいるが、保管用のタンクは居るし、保存が悪いと液が使い物にならなくなってしまう。

 結局、自分で溶解して現像液を作る場合も必要量に抑えておかないと事実上保管が利かないので、無駄になる。そうなると1回毎の使い切りのダークレスシステムの方が経済的だと思う。

 モノクロフィルムに似合うのは、やはりクラカメで、パルナックライカ(Ⅲa)を持って街に出て撮影してみようかと思う。(神戸のレトロな建物等撮影してみると良いかも。)

カメラ女子曰く、「毎日、カメラを持ち歩くようになって、ものの見方が変わった」2009/12/04 09:20


一昨昨日位のNHKの朝ニュースで、「カメラ女子」の特集がやっていた。

カメラと言えば、中高年のオッサン・爺さんか外人(観光客)の持ち物というイメージであったが、たしかに最近、地下鉄の中等で、古いヤシカとかCANONの銀塩、あるいは、最近のマイクロフォーサーズのカメラを首にかけた「女子」が目立つ様になっている。

撮影ポイントにしている靱公園にもそういった女の子達の姿をみかける。

「毎日、カメラを持ち歩くようになって、ものの見方が変わった。」

というのが共通意見だが、撮影が日常的になると、どの様な「絵」が出来るかイメージしながら、日常の事物を眺める様になるので、世界が変わるのだと思う。

最初は、デジカメ、そうして、銀塩とエスカレートしていく。

銀塩からは、「進化」の道筋が分かれ、ロモ、ポラ、ホルガに走る娘達と、ライカ、LマウントのCANON、2眼レフに走る娘達と分かれる。

最近では、35㎜二眼レフが学研の付録雑誌で発売されている。

撮影していて厄介だけれどもたしかに中盤カメラは仕上がりが迫力があって格好いい。

コンパクトや35㎜を持ち歩いていて、ここぞといった時に構えるのに良いカメラかもしれない。

ゼブラ柄は良く似合い。グリーンは今ひとつかな。2009/10/26 17:52

 パルナックライカのゲッタペルカへの拘りをみても判る様に、クラシックカメラと「革(カワ)」との関係は深い。

 ロシアライカ(ゾルキーなど)の筐体には、ゲッタペルカを浮き彫りにした金属製の胴がついているが、これが情けないので、木製や合成樹脂、あるいは、本皮の革を施した特注品も存在する。

 カメラのボデーがプラスティック化しても一部にゴムの様な手触りの革が埋め込まれていることがある。

 オリンパス・ペンE-P1の手触りは、少し金属カメラをイメージさせるが、専用の張り革キットが近代インターナショナル社から発売された。クラカメ時代の職人の手作りの革であるという。

 黒以外にゼブラもある。ゼブラ柄は良く似合い。グリーンは今ひとつかな。
http://www.kindai-inc.co.jp/other_pendejiharikawa.htm

 昔、携帯でも外革やパネルを止めたりするのが流行った。(パナソニック製の一部の端末)

 やはり、これで既製品から私のカメラへの変貌を期待しているのだろうか。

「やはり出ましたGF1用オプションファインダー」2009/09/24 22:48


前回のブログ記事で、GF1にファインダーがついていないのが不安、是非、オプションファインダーで撮影出来る様にして欲しいと書いた。
「電子ファイダー(外部取り付け)をオプション化してよ。」
http://fry.asablo.jp/blog/2009/09/02/4559236

今日、ヨドバシ梅田で、GF1の上部に何やらファインダーらしきものが乗っているのを発見。最初は、他のメーカーのカメラかと思ったが、なんと、「GF1用オプションファイダー」である。

http://panasonic.jp/dc/gf1/lens_accessory.html

画素数は、20.2万ドット相当で、角度調節可能。1.04倍の等倍で視度調整可能。乱視+老眼の私は、LCDをモニターしながらの撮影は苦手、それが、ハイアングルからファンダーを除いて撮影できるなんて、価格はヨドバシ店頭価格で1万9800円だった。カメラボデーが10万円位、合計12万円でフリーアングルのデジタル1眼が手に入る!

これでオリンパスの競合商品を完全に抜いたと思う。

こうなると、G1はもはや不要。

動画機能、フリーアングルのファインダー機能は、通常撮影はおろか、天体、野鳥撮影にも威力を発揮。これで不満な点はなくなった。

この間、オリンパスの競合商品をインプレスウォッチビデオという番組で特集。
http://video.watch.impress.co.jp/docs/stapa/20090915_315493.html

その中で、みのり先生が、「エッこれってファインダーないんですか?」とがっかりするシーンがあった。僕も同じ様にがっかりした。

外部接続ファインダーのメリットは、不要な時に外せるというだけでなくて、筐体に顔の肌が密着することを防いでくれるので、ボデーが皮脂で汚れるのを防いでくれる。

また、ライカ等のクラシックカメラのレンズを昔のレンジファインダーカメラの感覚で使えるなんて本当に凄いと思う。

素晴らしい。是非、手に入れたいと思うが、もうお金ありません。

オリンパスPEN E-P12009/07/23 23:41

オリンパスPEN E-P1が発売されたが、どの程度売れているのだろうか。
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/ep1/

 スタパブログにも購入顛末記が書かれているが、どうもデザイン的に不満があるし、ハーフサイズが欲しいとか書いてあるけれども、そもそもデジカメのハーフサイズは意味がない。

 但し、35ミリのハーフということで、CCDの規格があれば、まさに往時のPENと同規格となるが、それでは、マイクロフォーサーズという規格から離れてしまう。

 オリンパスのデジカメは、一眼レフが良いとおもうが、コンパクトデジカメは、ダサイというか、カメディア以来なじめない。

 レンズ交換式のデジタルカメラは、昨年にこの写真の試作機を私は製作した。Lマウントで撮影可能ということで、昨年の早い時期にパナソニックの撮影会に招かれた時に、このカメラの話をした時に社員の方の顔色が変わった。(まさかG1の社外秘の企画が社外に漏洩したのか。)ということなんだろうか。

 G1にしろ、その後継機にしろ、PEN-Eにしろ私には、複雑すぎて面白くない。もっと、シンプルでロハスな気分のレンズ交換式カメラを発売して欲しかった。

やはり予想した通り、OLYMPUS-PENのフォームを継承したデザイン2009/06/17 09:00

 ついに出ました!
 オリンパスのマイクロフォーサーズ。
http://olympus-imaging.jp/pen/index.html#/products/index


 やはり予想した通り、OLYMPUS-PENのフォームを継承したデザイン。
 パナソニックと違って従来の一眼レフの製品群とは、明らかに差別化を図っている。

 カメラのデザイン的には、例えば、アダプターを介してLAICA-MやLマウントのレンズを装着した場合には、こちらの方がしっくり来そうだし、機動性(ポータビリティ)を活かすことが出来る。また、パナソニックのG1用の望遠も装着出来るので、こんな小型なのに、大型レンズも装着出来る。

 フォーサーズアダプターを介してKマウントやその他の大型レンズも装着可ともなれば、面白いカメラになるだろう。

 液晶ファインダーが可動式でないことも評価が分かれるところだが、私には、必要ないのでこれで良い。

 但し、少し、がっかりなのは、パナソニックの様な電子ファインダーはなくて、液晶ディスプレーONLYであることで、こうなると、カメラを撮影する楽しさが減ってしまう。構図を精密に決めたり、画面に集中するということがやりにくい。

 しかし、さすがに17㎜パンケーキレンズ用に光学ファインダー(外付け式)が発売されているので、フォクトレンダーのBESSAシリーズの様に、マニアの人はこれで撮影して下さいということか。
 どうせならば、パララックス補正と、画角を変えられる外付け光学ファインダーを発売して欲しい。(ライカやソ連製カメラのものを応用出来ると思うが)
 また、モーターレース等の高速で動く被写体の追尾撮影も不向きである。
 面白いのは、ズイコーデジタルの17㎜パンケーキレンズであり、これは、面白そうで、欲しい。皮ケースもクラシックカメラ調で良い。


 買うか買わないかは、値段次第。3万円台くらいであれば、買い。デザインからみてG1に比べて安そう。
 それとこれは発売されてみないと判らないが、画質、画調等の感じ。

 マイクロフォーサーズの「趣味性」が一層増した楽しげかつよさげなカメラだと思う。

「お客さんの為ならなんでも...」というパナソニックの対応2009/06/14 19:05

ついにパナソニックからLUMIX-G1にライカMマウントレンズをつける為のアダプタが発売される。価格は、2万円を越えるという。

私が、昨年末に予約購入したレイコールのアダプタが14700円だったから、やはり、本家製品はさすが、高い。Lマウントレンズを装着するには、更にL-Mリングが必要になる。

驚いたというか、「お客さんの為ならなんでも...」というパナソニックの今回の対応。M4/3規格にL/Mマウントのレンズがアダプターをかませると、装着可能なことは、素人の私にも判ったが、それはあくまでも、「G-1」の変則というかマニア的な活用法なので、パナソニックが、そこまで、マニアの面倒をみるとは思わなかった。

安物のカメラ1台が買える値段だが、やはり、純正品は美しいし、信頼度も高い。

しかし、G1にロシア製のLマウントレンズでルサール等の広角レンズを装着すると、C-MOSセンサーを破壊する可能性がある。後ろにレンズ部が突出している為。また、沈胴式のエルマーやズミター等も沈胴させると本体を破壊する可能性があるので、本来ならば、やはり、パナソニックが、変則的な使用法として、オーサライズされた使用法と認めるとは思わなかった。

あくまでも変則的な使い方の筈なんだ。しかし、パナソニックさんの今回の対応とかみると、やはり、「G1はマニアの為に作られたカメラ」ということになるのか。

クラカメレンズをG1に装着した遊ぶ、「デベソ倶楽部」の会員としては、
是非とも、LAICA ELMAR50㎜(沈胴式)のデザインと踏襲したブラック鏡胴のELMAR25㎜(F3.5)を発売して欲しい。

また、マニアの為のG1改第2段としては、LX3のサイズにG1を小型化して、光学式ファインダー・アクセサリシューもしくは、光学式レンジファインダーを装備したM4/3の昔のLAICA STANDARDの様なブラックボデーの小型・精悍なマニアの為のカメラが出来ればと思う。液晶部分は、可動式でなくても良いし、電子式ファインダーも不要だ。

刊行祝賀会2009/04/06 23:07

CONTAXⅡaで撮影
『浦西和彦 著述と書誌』、和泉書院。

第1巻 新・日本プロレタリア文学の研究     2009年1月30日発行

 第2巻 現代文学研究の基底 第4回配本
2009年2月20日発行
 第3巻 年譜葉山嘉樹伝 第1回配本 
     2008年10月20日発行

 5日の関大国文の同窓会で、増田教授から、このご本の刊行祝賀会があるというのでお誘いを受けた。
 増田先生の貫禄で迫られたら断れない雰囲気だったので案内状を受け取ってしまった。
 浦西先生曰く、「F君、無理せんでいいよ。」

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 今日、銀行に会費を振り込んできた。
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 私の様な学部生でも、まともに相手にして下さったのは、浦西先生と肥田皓三先生以外にはおられなかった。

 清水好子先生は、気さくさを装っておられたが、偉大過ぎて、院生でも近づきがたい存在だった。
 但し、気が合う女子学生とは、とことん楽しんでおられた。(少し、佛大の坪内先生に似ている。なんせ、逍遙のお孫さんなんだから。)
 
 他の先生は、マンモス校なので、学生をマテリアル的にしか見ていなかった先生が多かった。
 つまりは、学部生は、「お客さん」という見方の様だった。(私が在籍した当時は。)

 ところで私個人的には、プロレタリア文学というのを体系的、網羅的に読破していないのだけれども、葉山嘉樹の作品の幾つかを読んでみたけれど、今ひとつ、作品を読むことによって得られる文学的快感の世界から程遠いような感じがある。

 
 写真はすっかり変わり果ててしまった関大。憧れの大学院学舎(白い瀟洒な建物)も破壊されてしまった。
 カメラは、CONTAXⅡa(銀塩)+ゾナーⅡ(ツァイスイエナの本物)。
 ファインダーの見難さに手を焼く。露出設定等は勘でやりました。
 1/100、F11 ISO400ではオーバー気味で写真屋さんに苦労かけました。CD-ROMに焼いてもらってます。

 写りに味があり、色乗りが濃厚で、SONYのコンタックスとはエライ違い。

露光は不足気味だけど。2009/03/27 23:33

デジタル1眼 G1で撮影+インダスタール61+ワイドコンバージョンレンズ
 その後、夜の街を歩いた。
 色々な物体を撮影したが、やはりショーウインドーの撮影が面白い。

 露光が不足気味であるが、やはり、この程度の大きさの被写体が良いようだ。

 レンズは、F2.8開放なので、これ位簡単にボケてくれる。