マイロボットようやく最終号(90号)にたどり着いた2007/11/23 14:20

IXYDIGITAL70で撮影。
 週間マイロボットの最終号である90号が一昨日配達されていた。
http://www.de-club.net/myr/issue.php
 75号で終了予定が90号に延長されたが、これもようやく終わってしまった。
 最後までやり遂げたと言う充実感......というか疲労感。
 90号までに新たに加わった機能としては、ロボットハンドと、赤外線リモコンツール。
 ロボットハンドは、ID-01と握手したり、コミュニケーションツールとしては使えるが、実際のものを運ぶ等には、無理がある。
 赤外線リモコンツールは、オーディオやTV、ビデオ等の赤外線信号を30種類程度記憶させておく事が出来て、コマンド+番号でそのリモコンが操作出来る。
 実際にオーディオセットのスイッチをオン・オフ、MDデッキの再生等をさせてみたが、一々、ロボットに命令するだけでも面倒くさく不便だ。
 留守番ロボットにして夜になるとTVをつけさせたりして、泥棒対策に使用できるが、この場合は、電池が留守番の間、とてもでは持ちそうにないので、これも無理。
 90号には、充電器がついて来たが、最低のもので、8本の充電が必要なのに4本しか出来ず、手持ちのパナソニックの充電池の方が安心して使用出来る。
 ID-01の電源モジュールには、コネクタがついている。ここから、DC4.4VとDC6.8ボルトを供給すれば、充電と永続的な起動が可能になるが、とうとう、最後まで、その機能に関連する部品は送られて来なかった。
 とにかく90号まで無事にたどり着いた事でホッとしている。
 組み立て作業は、「ドライバー1本で簡単に組み立て出来る。」とのふれ込みであったが、実際には、複雑な歯車や伝達機構の組み立て、配線の引き回し、OSのインストール、プログラミングと、複雑な要素が絡んでおり、組み立てキットとしては難易度が高かった。
 組み立て説明は、判りやすいと言えず、ビデオムービー等もついてくるのだが、ビデオを見る頃には、その部分の組み立ては終わっていて、組み立てガイドの役割を果たさない。せめて、WEB上で組み立て操作ガイドの動画をアップして欲しかった。
 組み立て最中には、色々な事があったが、何度も分解、組み立てを繰り返している内に、ケーブルが断線してしまったり、また、断線に気づかずにトラブルの原因に悩んだり、首や腕の回転ムラ、右車輪のトルク調整がうまくいかなかった事等、困難の連続であった。
 部品の精度が悪いので、バリ(金属ネジにもついていた)の除去や部品のかみ合わせの調整などの余計な労力も必要であった。
 特に、ベースボードから煙りが出て、その後、ウンともスンとも言わなくなった時には、もう諦めかけたが、気を取り直して、一応、ディアゴスティーニ社のサポートに電話して、助言と部品交換に応じてもらった結果、かんとか全機能を組みあげるのに成功した。
 苦労を重ねて完成したロボットは、自律型というにはほど通い状況。「プログラムで動作する会話ごっこや、簡単な走行が楽しめるマスコットロボット」と言う程度。
 せっかくの視覚・音波・触覚・赤外線センサーの機能が活かし切れていない。付属のプログラムが更に改善されれば、可能性があるが、もはやこれ以上のサポートはないようだ。
 結局、可愛らしいロボットを組み立てる「夢」を与えてくれた商品に過ぎず、総額10万円以上の投資は、高くついたようだ。自律ロボットの楽しさを味わうにはアイボ等の方が良いだろう。
 写真は、最後に組み立てた赤外線リモコンユニット。

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