中古住宅の質と評価基準2010/10/10 10:53

 あるブログで関西建築業協議会による中古住宅の中古住宅の性能の「見える化」の取組事例が報道されていたが、実際に築後34年の住宅を購入している人間としては、非常に良いことなので、もっとエリアを広げて進めて欲しいと思う。
http://www.kankenkyo.jp/

 関西地区といっても15年前の震災の影響を受けた地域とそうでない地域とで、中古住宅の質と評価基準はかなり変わってくると思う。

 外観のクラックについては、修繕は当然のことだが、地震等で骨組みや地盤自体が影響を受けていると、その部分を補修しても意味はない。一方、壁面のモルタルや塗装の老朽化によるものは、十分な効果を発揮する。

 構造材の歪みについては、レーザーで精密に特徴するのは、良いが、それ以上に必要なのは、一定の振動を与えて、その構造がどの様な揺れを生じるかとの検証も必要だと思った。

 耐震工事については、建築基準法改善以前の全ての建築で必要であるが、もし、中古住宅の規格が統一されて、耐震工事、補修が義務づけられた場合には、住宅の価格は、一気に上昇して、本来の中古住宅が必要な私の様な貧困層が購入出来ない可能性もある。

 風呂場についても、ユニットバス以外では、水漏れによる劣化、シロアリの被害を防ぐことは、難しいと思う。

 ブログ記事によると、「住宅の量の供給急がれた時代」というが、この建築物が新築された時に20歳近かった自分としては、別に住宅不足だから供給が急がれたというよりも、この時代は、オイルショック、国産の木材から輸入ラワンの使用や、他の部材の規格化等の過渡期であった影響を受けている。

 また、施工業者によってかなり異なる。実家の場合は、残念ながら良い施工業者ではなかったので、合板が多く使われており、床とか内壁等の痛みも築後15年位から急激に進み出した。一方、私がこの間購入した家は、築年は同じだが、大部分が国産材で、床材もしっかりしているし、コンクリートの基礎工事も当時としては、しっかりやられているので、震源地に近いところの一戸建てとしては、幾分、良好な状態となっている。

 1ユーザー・住民として望みたいのは、建築業界で、中古住宅の品質管理基準の策定等は、重要だが、サッシ1枚交換で20万円以上もボラれる今の建築業者さんの料金水準からして、規制・基準を強化することで、値段が1000万~2000万円以上の水準まで上がってしまうのならば、結局、需要は激減してしまうと思う。

クラックの補修で不動産屋さんに相談しても、リフォーム業者さんが紹介されて、壁の修理に200万円かかりますよと言われれば、それで商談は、終わりである。いろいろな自分で可能な補修方法の本等を読むと、充填剤とか、壁の材料を販売してくれるところもあって、自分でやれば、高くて数万円どまりである。

規制・基準よりも、購入後補修等を出来るだけ低コストで出来る様な仕組みづくりを行わないと、「それならば、新築をローンを組んで購入した方が安いや。」と思う人も増えかねず、この辺りが難しいと思う。

中古住宅については、売りっぱなしも悪いが、リフォーム業界自体にユーザーの不信感をもたれる状況が、業界全体を倒産会社が後を絶たない様な状況につながっていると思う。
補修費用についても業界標準の費用を提示出来る様にしておき、協議会等に相談すれば、適正料金で施工してもらえること、必要な費用についても、低金利ローンの斡旋等のお金の面のインフラも中古住宅の販売には、必要だと感じた。

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