反省2010/12/15 22:46

 昨日の法人税ネタ。経済の専門かの人がみておかしいと
メールいただいた。

 そうだと思う。今後は、経済ネタはやめとこう....反省

 ところで、帰りの電車で携帯に伝言が入っているのに気がついて、再生したら、行きつけ、Tクリニックの看護師さんから。

 「生検、検査の結果、大丈夫でしたよ。」とわざわざ電話で知らせてくれた。

 御願いしていたのは、悪い結果、とか至急入院が必要とかそういった場合だったのに、僕が心配していると思って、わざわざ親切心から伝言入れといてくれた。

 感謝である。

 それにしても、自分の会社が潰れそうなこととか癌かも知れないとか、そうなると、自分のことばかりしか目がいかなくなっている自分に気がついた。

 今日も、会社に珍しく出勤の途中に支持器でようやく阪急神戸線に乗ろうとされていたお婆さんのこともジッとながめているだけで、下車される時に自分の前に立っていた爺さんが、「降りるの手伝いましょうか?」って声を掛けるのを聴いて、やっと気がついたり、あるいは、会社、会社といいながら自分のことしか考えていなかったり色々と。

 親切な看護師さんは、少なくとも僕よりもずっと良い人だと思った。こんなことでは、菩薩行、六波羅蜜、一切利他、極楽往生などは、自分にはないと思う。

 癌で死のうと、会社が潰れようと、実際には、自分は世の中の多くの人達や多くの人間以外の生き物によって活かされているということを、自分の身の上に危機が迫るとアッという間に忘れ去ってしまう浅ましさである。

 十万億土思い馳せ葛湯飲む

ホトトギス季寄せ2010/12/15 23:18

 俳句を始めると、先ず迷うのが季語である。
 
 そうなると吟行とか句会とかそういった場合には、季寄せは必携のものとなる。

 季寄せにも色々なモノが出ているが、俳句手帳等についているものは、殆ど役に立たない。

 良い季寄せの条件として、初心の私からみれば。

①価格が安いこと。
②持ち運びやすいこと。
③項目数が多く、少なくとも季節別に加えて、月別に部立てがされていること。
④語句索引がついていること。
⑤例句が豊富で、しかも優れたものが選られていること。

 この5条件を満たした季寄せは、色々捜したが、殆どなかった。大部のものは、確かに内容も良いが、値段も高く、季節毎に分かれているのは良いが、これを毎日の様に携帯するのは、苦痛である。

 こうして買って失敗した挙げ句に、選んだのが、稲畑汀子編『ホトトギス季寄せ』(三省堂)である。

 これは、手帳サイズでコンパクト、値段は、通常装幀版で1900円+税で、巻末の索引は引きやすく内容も豊富。

 特に関心させられるのは、食べ物関係の季語が豊富であり、中には、珍しい風物もあり、読んでいて楽しくなる。

 例句も虚子や汀子さんの句が選ばれており、適切なものが多い。

 俳句をやっていなくても、気象とか季節、花鳥風月、旬の食べ物に興味を持っている人は、安いので持っていて宜しいかと思う。

 最初から、これを選んでおれば、回り道しなくて良かったのに思う。

 稲畑先生と言えば、一昨年の金子兜太先生との俳句王国でのバトルが想い出される。両先生ともに、譲らない部分があって、その個性がある句の評をめぐってぶつかってしまった。司会のNHKの女子アナは、大御所と呼ばれている方であったが、この人の貫禄をしても、番組を続けるのに難渋されていた。

 これをみて、「俳句って大変だな。」と思った訳。