日・加合作の赤毛のアン100年記念切手2008/07/08 00:10

 カナダで発行された「赤毛のアン100年」記念切手を貼った初日カバーです。
 1908年のボストンのLC.PAGE社から出版されたルーシー・モード・モンゴメリーによる「赤毛のアン」を記念する切手が発行された。日本でも同時にこの様なアニメ物が発行されている。
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2008/h200620_t.html
 凄いのは、日本郵便なのにカナダ発行のものと同じ図案が採用されている点。
 私が赤毛のアンを読んで喜んでいたことの「郵政省」の時代とはえらい変わり方。
 赤毛のアンとグリーンゲーブルズの図案は、日本人にはなじみにくくって、やはりアニメの方がピンとくるかも。

融通念仏宗のお葬式2008/07/08 20:25

 今日の奈良県は、集中豪雨であり、一部で床上浸水等もあったようだが、観音様の御利益か、生前親しくしていた人のご配慮なのか、近鉄電車にのって桜井駅に到着すると雨はパタッとやんだ。

 斎場は、駅から40分近く歩く、桜井市音羽山観音寺の麓の市営斎場。

 音羽山観音寺は、1200年以上続く由緒あるお寺で、当初は、法相宗、後にに台密、その後は、12世紀頃には、融通念仏宗のお寺となった。
 十一面観音菩薩が祀られていることで有名なお寺。

 仕事柄、この20年近くで、40回ものお葬式に参列したが、さすがに生前親しくしていた方のお葬式は、ご遺族の有様を見るにつけても悲しさが一層増す。
 
 お葬式でやはり興味があるのは、宗派・地方によって儀式・焼香のシキタリが微妙に異なる点で、本当は悪いと思っていながらもつい、興味を持って観察してしまう。

 今回は、融通念仏宗で初めてお目にかかるお葬式。

 称名念仏の元祖という宗派で、開祖、良忍上人は、比叡山で修行され、後に下山して、称名念仏を広めた。

 永久5年に阿弥陀仏の示現(恐らく感得に近い奇跡であろう)を受け、法然上人同様に念仏の中では、観想念仏よりも称名念仏の方が一般衆生が極楽往生する最も近道であることを覚られたのだろう。

 良忍上人は、特に円頓戒(我が佛大の学長先生の専門領域)を重んぜられた。戒を重んじた点で、古い教派仏教の伝統を受け継いでいる。

 お葬式の時にどの様な経典が読まれるかも興味の対象であるが、法華経、感無量寿経等が読経された。私の好きな仏説阿弥陀経は読まれなかったのは残念。

 読経と一緒にドラ、太鼓等賑やかでこれは、真言宗のお葬式にも共通している点であり、やはり、お葬式のシキタリというのは仏教文化だと思う。

 今日は、本当に心から焼香させていただき、ありがたいお葬式だと思った。

 式の中で、諸行無常という言葉が何度も使われたのが印象に残った。

 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、ああ南無阿弥陀仏