ネット-ワークシェアリングの発想2009/03/08 22:32

『EeePc究極カスタマイズ読本』(高橋章德編集,2008.11,インフォレスト)というガイドブックには、付録にDVDがついており、この手の本では一番内容がマシである。

 その中で無線LANのフリースポットの紹介がされている。これを旨く利用すれば、Eモバイルとか、有料の無線LANサービスと契約する必要もない。

 有料の無線LANには、ワイヤレスゲートというのに入っているが、まともに使えたことがない。アクセスポイントが非常に少ないし、一々厄介な認証が必要になるので、嫌になる。それで、Eモバイルを契約した次第。

 ところが、この「Eモバ」でさえも駅前第三ビル地下一階のホーリーズカフェ等では、電波状況が悪く、つながらなかったり、低速になったり動作が不安定である。やはり、たしか、ここは、ウィルコムもつながらなかったのだが。

 今回、一番、この本を購入して正解だったのは、「fon」というWi-Fiアクセスサービスをやっているところだ。

 このサービスの面白さは、「ネットワークシェアリング」という発想の元にシステムが構築されているからだ。利用者は、最初に専用無線LANルーターを買わないと駄目。このルーターは自宅で使用すればよい。

 実は、このルーターには、パブリックネットワークのエリアとセキュリティでガードされたパーソナルエリアに分かれている。パブリックエリアについては、fonの会員である第3者が自由に使える。

 その替わり、契約者本人もfonの他会員が提供するパブリックのfonエリアを自由に提供できる仕組み。

 つまり、fonの会員が一杯いるところでは、無線LANが非常に便利に使える。面白いのは、有料Wi-Fiサービスのエリアが殆どないとこでもfonは対応しているし、アクセスポイントも一杯ある。

 普通は無いと思った奈良県桜井市の三輪山の麓にさえある。大阪では、ウジャウジャある。絶対に便利だと思う。

 もっと先に知っておれば、fon以外の無線ルーターは買わなくても済んだのにと思う。ルーターの価格は、一番安いのがラ・フォネラで1980円で高いので、3800円と一般の商品よりも割安。

 fonはスペインに本社があるユニークな企業である。CEOは、マルチン・バルサフスキー?氏。もっとも安全性等は気になるが、そうなれば、無線公衆LAN自体が危ういものになってしまう。

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