実際に乗船しての印象だが、意外と船内は広い2009/06/07 11:07

lumix-G1で撮影 標準ズームレンズ
 4Fはひたすら暑かった。なんせ全てガラス貼りの円形天井で、スケルトンが網の目の様に全体を覆い異次元空間を連想させる。

 これは、大昔の帆船の艦首につけられた人形でフィギュアヘッドと呼ばれるもので、鶏とか女神とか色々なキャラクターをみることが出来る。(写真上)

 順路に従って1階降りると、大阪の当時の港湾の様子を再現した空間に到着。巨大なジオラマで当時の南港付近が再現されている。(写真中)

 更に3階まで降りると、当時の菱垣回船「難波丸」が展示されている。(写真下)(全長約30㍍、排水量90屯、1999年進水式、帆走実験航海を行う。)国会図書館所蔵の「千石積菱垣回船二拾分一図」によって、当時の工法、工具、用材等も忠実に使用して再現されている。実際に帆走性能は優れており、最高速度7ノットを記録、風上70迄走れるという優れた能力を披露した。当時の映像等も収録。また、実際に船の中に入って見学出来る。ちょんまげ姿のお兄ちゃん(係員)がユニークな解説をしてくれる。

 実際に乗船しての印象だが、意外と船内は広い。以前、コロンブスのサンタマリア号に乗ったが、それよりももっと広い感じがした。生活空間も合理的に設計されている。巨大な梶や帆柱等に目を奪われる。また、用材もカット等もムクの材料を精密に加工されており、ほぞ組がされており、この辺りの細工の精巧さも面白かった。

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