この1年で悟ったこと2010/12/31 19:52

 今年も残すところ4時間あまりとなった。

 高島易断の通り、停滞の年であった。

 昨年は、浮き沈みが極端で、絶好調と思っていたら、どん底という極端な運勢であったが、僕としては、巨額のローンを組んで、ぼろ家を買って後悔するという、躁鬱症の人が博打をやったような年であった。

 今年は、前年よりも波乱はなくなるものの、全体に運気は停滞、病気とか仕事の低調、そして、隠れていた悪い事実が明らかになるという予言であったが、果たしてその通り。

 病気の発見とか、会社の内実は、もうボロボロであったり、口蹄疫、鳥インフルエンザ、穀物市況の高騰、政権交代による不況の深刻化の影響を受けて、もう整理を考えなければならない状況となった。
 
 僕が経営者ならば、不要人員の解雇、事業所の整理、閉鎖等々、思い切った構造改革を断行するか、あるいは、清算を考えるかの段階に来ており、どっちにしても、無傷では済まない状況だが、今の経営者は、ケガをするのが怖くて、何も出来ないという状況。

 これって、今の日本の状況にも似ており、行き着く先は、破産・破綻である。こうなると、世間様に迷惑をかけて顔向けできない、もうドロドロの状態に陥ってしまう。

 コミュニケーションが良くて、説得力があって、具体的な対策法について、経営者を説得することが出来れば、今の状態にはない筈で、それも全て、自分のコミュニケーション力・説得力・人間力の欠如に起因している訳である。 他人の無能を嘆くよりも自分の欠陥について考えるべきであったと考えている。

 人にとって一番大事なもの、それは、人である。
 
 この点、今年の自分は、駄目であった。

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