内向化する若者達2011/01/19 09:00

NHKの朝特で若者の「内向化」が話題にされていた。

アメリカの大学への留学生が減少しているという。
中国への留学生や就職している若者は報道されていなかった。

日本の若者の活力低下の影響で、アメリカへの留学生が減ったとされているが、アメリカに留学しても、帰国後、あまり、活かすことがないから、留学生が減少しているのかも。

中国で学んだり、中国企業に、インターシップ留学したりする方が、就職先の確保を含めて、きっとメリットがある筈。

つまり、日本の企業や、社会が閉塞、疲弊している為に若者がこうした動きをしているのであって、「元気がなくなっている」からではない。

また、少子高齢化にこの話題をすり替えたり、直結したりする論点も不可解と言わざるをえない。

私は、「内向化」が悪いとは思わない。「グローバルかぶれ」、「アメリカかぶれ」で、エセ民主主義のデマゴコス社会になってしまっている日本の社会病理と、真っ直ぐ向き合って対峙していく姿勢が大事だ。

現代は、日本の文化・社会・経済の「中身」がなくなってしまっているのが現状。しっかり、国内で学び、今の日本の社会や文化を見つめ直すことが重要であり、その後、必要や予算に応じて、「アメリカ遊学」すれば良い。

そうしないと、今後の日本文化のオリジナリティは永久に生まれてこないと思う。

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