衝動的に応募 ― 2011/02/01 00:17
2011年童子エッセー賞というのがあって、大分前から気になっていたのだが、原稿を書く時間がないというのか何を書くか考えている内に面倒くさくなって、ほったらかし。
原稿を書き始めたのが、今日の11時15分、12時まで(つまり1月31日)が締め切りだったので、超泥縄で原稿を書き始めて、25分で書き上げて、メールでようやく送信。
テーマは、俳句と源氏物語という内容、何も書くことが浮かばなくなると、源氏物語が出てくる。そういえば、佛大の卒論も源氏物語の絵画化の手法なので、何時も、心のどこかに源氏物語のことが残っているのかも。
大学の時は、表現論に関心を持っていたが、表現論をいかにやっても何故、その様な表現が生まれたかといったことは、判らない。
今回の原稿で、やはり、場面表現法が生まれる背景には、和歌があるということや、物語の和歌は、一般和歌とは違った特色があること等を頭に浮かべながら、原稿を執筆した。
殆ど、校正もしていないし、怖いな-。
原稿を書き始めたのが、今日の11時15分、12時まで(つまり1月31日)が締め切りだったので、超泥縄で原稿を書き始めて、25分で書き上げて、メールでようやく送信。
テーマは、俳句と源氏物語という内容、何も書くことが浮かばなくなると、源氏物語が出てくる。そういえば、佛大の卒論も源氏物語の絵画化の手法なので、何時も、心のどこかに源氏物語のことが残っているのかも。
大学の時は、表現論に関心を持っていたが、表現論をいかにやっても何故、その様な表現が生まれたかといったことは、判らない。
今回の原稿で、やはり、場面表現法が生まれる背景には、和歌があるということや、物語の和歌は、一般和歌とは違った特色があること等を頭に浮かべながら、原稿を執筆した。
殆ど、校正もしていないし、怖いな-。
IPアドレス ― 2011/02/01 22:47
この間から、監視カメラをPCに接続して、WEBサーバー機能で実家からアクセスしていたが、よくサーバが転ける問題で、ようやく、その原因が分かった。
今日の朝、ニュースでやっていたIPアドレスの問題である。
192.168・・・という奴で、今日か明日中に全ての番号を使い果たしてしまい、インターネットにアクセス出来なくなる。
プロバイダでは、アドレス不足の問題に対処する為に、アクセスしてくるユーザーにネットに接続する度にアドレス番号を当てはめていく。
つまり、ネットに接続する度にIPアドレスが変わってしまうので、外部から立ち上げてたサーバーに急にアクセス出来なくなってしまう。
こういった問題を解決する為に、「固定IPアドレス」というサービスがある。プロバイダーを選択する時に、自宅でサーバー機能をもたせて、外から、携帯とかモバイルからアクセスして、クラウド的な使い方を使用とする人は、IPアドレス対応のプロバイダが必須である。
僕も、今日、これに気がついて朝日ネットに申し込んだ。そうすると、f.朝日ネットID@atoson.netというユーザー名に変えられて、これで、光ファイバー接続のルーターからプロバイダーに接続すると、固定アドレスが割り振られてくる。
その結果、次の内容のメールが送られてくる。
○○ 様
ASAHIネットをご利用いただきありがとうございます。
フレッツ光ネクストファミリーコースの固定IPアドレス設定を完了しました。
設定したIPアドレスは、118・○・○・○ です。
(○は3桁の数字)
これで固定IPアドレス化が完了である。
但し、その設定変更が大変だった。フレッツ光ネクストの設定ソフトの場合には、無線LANには対応していない。
しかし、自作の馬鹿でかいパソコンをまたまた有線ケーブルを接続出来る場所まで移動させるのは、大変。
それでノートパソコンで設定を行ったが、設定ソフトのインストールには、外部CDドライブが必要だったりするので、その接続やら何やらで大変。
おまけにHDDの容量不足でエラーは出るわで、ようやく、インターネット設定を変えるまでに大分時間がかかった。
これから世の中、WIFIでモバイルから自宅や企業、サービスのサーバーに無線接続して、活用する時代になっていく。
例えば、デジカメでもWIFI機能付きであれば、ストレージは必要無い。つまり、直接、自宅のサーバーに写真が撮影後瞬時に保存される時代になった。だから、ストレージの容量を気にせずに撮影が可能になる。
案外に、SDカードとかメモリスティック等のシリコンメディアは廃れていくかも。
IPADの容量は、小さいが、WIFIサーバーと組み合わせることで本格的な端末としてかなりヘビーな使い方も出来そう。
将来的には、サーバーに保存してある動画やゲーム等を外部から楽しむことが出来る様になるので、転送ソフト等も必要なくなる。
木目調のテレビの様な感じになる ― 2011/02/01 22:59

ヤフオクで落札した中古テレビ(42インチ)である。20インチさえも買えないような値段だけに、さすがに、外装は滅茶苦茶汚れていて、テレビをみる度に哀しい気持ちになるので、外装を貼り替えてみた。
最初、プラカラーで塗装したがムラが出て失敗。それで、ダイソーで100円で買った木目調シールを貼り付けてみた。
丁寧にやると、結構、本当に木目調のテレビの様な感じになる。
もっと色々な柄があれば、オリジナル風のテレビが出来て楽しいかも。
テレビ台がないので、ちゃぶ台の上に載せているが、足のねじ釘が外れる程、重たい。ぼろ家の階段を運ぶだけで、2~3日身体中筋肉痛。
この分だと50インチは、無理。それに、42インチでも六畳間では、部屋の端からみてちょうど良い感じになる。かなり離れてアニメテレビを鑑賞している。
最初、プラカラーで塗装したがムラが出て失敗。それで、ダイソーで100円で買った木目調シールを貼り付けてみた。
丁寧にやると、結構、本当に木目調のテレビの様な感じになる。
もっと色々な柄があれば、オリジナル風のテレビが出来て楽しいかも。
テレビ台がないので、ちゃぶ台の上に載せているが、足のねじ釘が外れる程、重たい。ぼろ家の階段を運ぶだけで、2~3日身体中筋肉痛。
この分だと50インチは、無理。それに、42インチでも六畳間では、部屋の端からみてちょうど良い感じになる。かなり離れてアニメテレビを鑑賞している。
粕汁を簡単につくる方法 ― 2011/02/01 23:06

飲み屋の兄ちゃんに「間違っているよ。」と言われて、今回は、ダシには、砂糖等を加えず。
粕汁を簡単につくる方法を編み出した。
セブンイレブンの「野菜ゴロゴロ豚汁」レトルト袋入りと、真空鮭パックを買うだけ。
後は、適当に酒粕を鍋に放り込んで茹でるだけ。豚汁だけだと水分が不足するので、少し水を足す必要がある。
実際に食べてみると、前作よりも手抜きなのに、十分美味しい。
簡単に粕汁が作れるので、これで、なんとか大量の酒粕を消化出来そうだ。
粕汁を簡単につくる方法を編み出した。
セブンイレブンの「野菜ゴロゴロ豚汁」レトルト袋入りと、真空鮭パックを買うだけ。
後は、適当に酒粕を鍋に放り込んで茹でるだけ。豚汁だけだと水分が不足するので、少し水を足す必要がある。
実際に食べてみると、前作よりも手抜きなのに、十分美味しい。
簡単に粕汁が作れるので、これで、なんとか大量の酒粕を消化出来そうだ。
当選しました ― 2011/02/01 23:15
あまりにも不公平だと思う。 ― 2011/02/02 09:44
NHKテレビで、佐世保市の国民健康保険税の差し押さえについてやっていた。
家の中に、踏み込んで来て、どんどん金目になるものには、シールを貼ったり、押収していく。
それは、サラ金の取立よりも、実力行使なので、怖いと思う。逆らおうにも、公務執行妨害になるので、手も足も出ない。
2階建てのアパートに棲んでいる40代の夫婦の場合は、何も取りたてるものがないので、ご主人が唯一の楽しみにしていた漫画本を押収。
この方、去年の10月まで失業されていて、現金収入がなくて、再就職に運良く成功して、ようやく12月から新生活の矢先に取立にあった。
次の人も佐世保市の住人だが、昨年に、差し押さえにあって、年金全額を口座からそのまま引き落とされて、身の回りに全くのお金がなくなって、サラ金から借金を重ね、債務苦で自殺された。
保険税の取立屋の人は、「過払い金が無いか調べた方が良い。」という過払いの金も取り立てるという。
今、国民健康保険料は、収入に応じて一定の割合を支払うことになり、健康で、全然医者にかかっていない人でも多額の税金を取りたてられる仕組みとなっている。一方、生活保護者等は免除されて、医者にかかり放題である。
あまりにも不公平だと思う。
改革案について考えると、保険税額については、収入よりも、利用額実績(年間一人当たり)を計数化して、料率換算し、収入に応じたベース額に掛けて、算出すれば、医者にかからない人は、殆ど保険料を払う必要がなくなる。やはり、「受益者負担」の原則を適用すべきだと思う。
また、混合診療制度、自由診療制度の枠を拡大すれば良い。
また、保険制度自体を廃止して、国民皆保険制度から、自由保険制度に移行すれば、国民も企業も負担が少なくなる。また、市町村の財政も圧迫されることもない。
国民の生活の所得階層化が進む中で、国民皆保険制度の見直しの時期に来ている。
国民健康保険税が払えなくて、生活苦からサラ金にお金を払う位ならば、風邪の診療で1万円払った方が、ずっと、庶民の暮らしを圧迫しないのである。また、高度の病気等については、医療保険(民間)について、一部、政府が助成する様にして、料率を下げて、民営化すれば、国保よりも、遙かに少ない保険料で、恵まれた診療を受けることが出来る。
また、薬事法を改正して、風邪薬や高血圧、糖尿病等の疾患治療剤についても、処方箋無しで、売薬として購入出来れば、診療報酬や医薬品代を抑えることも可能。
日本の保険制度は、医師会や製薬会社と結託しており、高額の診療報酬を確保する為に、維持されている。
自由診療制度になれば、国民の大半を占めている低所得者層を中心に、高い薬、診療を誰も受ける者は、いなくなる。そうなると医療機関、製薬会社、医療機器会社での完全自由競争になって、コストダウンが進むので、結果的に医療費の国家や国民の負担を少なくすることが出来る。
日本の医療費は、海外に比べてあまりにも高額過ぎる。これを是正して、健康保険にかけている行政の財政支出を国民基礎年金に向ける方が適策だと思う。
年金制度も自由年金制度にすればよく、これまでの支払い分は、民営保険会社に引き継がせて、今、保険料の支払いをしている人は、徴収分を還付して、継続を希望する国民の為に、営業権を許可制にして、プール分の基金及び債権(徴収権)、特許権を入札方式で、外国企業を含めて民営企業に買い取らせれば、一発で、国家財政を健全化出来ると思う。海外の企業は、こうした日本の動きを常に注目している。
更に、民営化保険年金会社は、その運用益を中国や中東の富裕層向けの高額医療保険サービス企業に投資させて、その利益によって運用されれば、日本人が支払う保険料率を相当引き下げることが出来ると思う。
政府や自治体が、保険とか年金制度を運営すること自体が、もはや、今のグローバルな経済システムの中では、無理であることに何故、気がつかないのだろう。
家の中に、踏み込んで来て、どんどん金目になるものには、シールを貼ったり、押収していく。
それは、サラ金の取立よりも、実力行使なので、怖いと思う。逆らおうにも、公務執行妨害になるので、手も足も出ない。
2階建てのアパートに棲んでいる40代の夫婦の場合は、何も取りたてるものがないので、ご主人が唯一の楽しみにしていた漫画本を押収。
この方、去年の10月まで失業されていて、現金収入がなくて、再就職に運良く成功して、ようやく12月から新生活の矢先に取立にあった。
次の人も佐世保市の住人だが、昨年に、差し押さえにあって、年金全額を口座からそのまま引き落とされて、身の回りに全くのお金がなくなって、サラ金から借金を重ね、債務苦で自殺された。
保険税の取立屋の人は、「過払い金が無いか調べた方が良い。」という過払いの金も取り立てるという。
今、国民健康保険料は、収入に応じて一定の割合を支払うことになり、健康で、全然医者にかかっていない人でも多額の税金を取りたてられる仕組みとなっている。一方、生活保護者等は免除されて、医者にかかり放題である。
あまりにも不公平だと思う。
改革案について考えると、保険税額については、収入よりも、利用額実績(年間一人当たり)を計数化して、料率換算し、収入に応じたベース額に掛けて、算出すれば、医者にかからない人は、殆ど保険料を払う必要がなくなる。やはり、「受益者負担」の原則を適用すべきだと思う。
また、混合診療制度、自由診療制度の枠を拡大すれば良い。
また、保険制度自体を廃止して、国民皆保険制度から、自由保険制度に移行すれば、国民も企業も負担が少なくなる。また、市町村の財政も圧迫されることもない。
国民の生活の所得階層化が進む中で、国民皆保険制度の見直しの時期に来ている。
国民健康保険税が払えなくて、生活苦からサラ金にお金を払う位ならば、風邪の診療で1万円払った方が、ずっと、庶民の暮らしを圧迫しないのである。また、高度の病気等については、医療保険(民間)について、一部、政府が助成する様にして、料率を下げて、民営化すれば、国保よりも、遙かに少ない保険料で、恵まれた診療を受けることが出来る。
また、薬事法を改正して、風邪薬や高血圧、糖尿病等の疾患治療剤についても、処方箋無しで、売薬として購入出来れば、診療報酬や医薬品代を抑えることも可能。
日本の保険制度は、医師会や製薬会社と結託しており、高額の診療報酬を確保する為に、維持されている。
自由診療制度になれば、国民の大半を占めている低所得者層を中心に、高い薬、診療を誰も受ける者は、いなくなる。そうなると医療機関、製薬会社、医療機器会社での完全自由競争になって、コストダウンが進むので、結果的に医療費の国家や国民の負担を少なくすることが出来る。
日本の医療費は、海外に比べてあまりにも高額過ぎる。これを是正して、健康保険にかけている行政の財政支出を国民基礎年金に向ける方が適策だと思う。
年金制度も自由年金制度にすればよく、これまでの支払い分は、民営保険会社に引き継がせて、今、保険料の支払いをしている人は、徴収分を還付して、継続を希望する国民の為に、営業権を許可制にして、プール分の基金及び債権(徴収権)、特許権を入札方式で、外国企業を含めて民営企業に買い取らせれば、一発で、国家財政を健全化出来ると思う。海外の企業は、こうした日本の動きを常に注目している。
更に、民営化保険年金会社は、その運用益を中国や中東の富裕層向けの高額医療保険サービス企業に投資させて、その利益によって運用されれば、日本人が支払う保険料率を相当引き下げることが出来ると思う。
政府や自治体が、保険とか年金制度を運営すること自体が、もはや、今のグローバルな経済システムの中では、無理であることに何故、気がつかないのだろう。
ニヤ遺跡 画像更新 ― 2011/02/02 21:49
先日の安藤先生の四条センターでの講演で、ニヤ遺跡のことをやっていたので、大分前にGoogleEarthで訪問したところに行ってみた。

前回は、仏塔がある地点の解像度が低くて遺跡が確認出来なかったが、今回の映像では、仏塔らしきものの起伏とか細部が確認出来る。凄いことだと思う。
こんな荒涼としたところにあんなに綺麗な仏像壁画があり、しかもそれは、みたこともない様な姿、表現があるので、ニヤ遺跡は、なんど話を聞いても飽きない。

死ぬまでに、一度でも良いからキジル石窟や敦煌等を訪問してみたが、自分には、無理だろう。
でも、宇津保物語の俊蔭の様に、魔法の国にいった様なお話を聞いて帰ってくるだけでも面白い。
安藤先生には、今一度、現地を訪問していただいて、更に新しい図像等を発見して、また、報告していただければ、私にとって、こんなに嬉しいことはない。
次回は、アジャンタ-のお話らしい。また、時間があれば、受講したいと思う。
名古屋風デザイン力 非洗練の美 ― 2011/02/03 22:39
名古屋というのは、大阪にない別の意味でのパワーがある街だと思う。
それを僕は、敢えて、「名古屋力」と呼ぶことにする。
その象徴は、やはり、金の鱐だし、豪華絢爛、戦国趣味である。
信長の安土城は、名古屋趣味というよりも、もっと個性的な趣味。
そこには、支配者の孤独が感じられる。
名古屋趣味というのは、やはり、中村の生まれの秀吉の趣味
だと思う。そこには、無垢の純粋さ・喜びに満ちた豪華趣味だと思う。
こうした気質は、名古屋人に代々受け継がれていく、そうして、
西洋近代建築を取り入れる際にも、京都とか神戸、大阪と違った、
洗練とはほど遠い趣味性を発揮する。
例えば、名古屋県庁近くの庁舎の建物である。それ程、古くはなくて、せいぜい大正末期から昭和初期の建築であるが、やはり凄い。
凄すぎる.....
文様の執拗なリフレインの繰り返し、くどすぎる装飾。
関西人の目からみれば、やはり違和感があるが、久屋大通駅の名古屋の市街地のメッカという点から、みれば、これでも地味な感じなんであろうか。
執拗な程の文様への拘りは、例えば、関西では、浄土真宗の大谷派の近代建築にみられるものと共通している。
真宗系の近代建築はもっと、模様は緻密で蕁麻疹の様に密集して配置しているが、この名古屋の近代建築は、棊子麵の出汁風の隙間というかアッサリしたしたところもある。
しかし、これは、手抜きではなくて、一つの空間の考え方であろう。
しかし、わびさびの芸術感とはほど遠い洗練されていないものである。
それでも魅力を感じるのは僕だけなんだろうか。
それを僕は、敢えて、「名古屋力」と呼ぶことにする。
その象徴は、やはり、金の鱐だし、豪華絢爛、戦国趣味である。
信長の安土城は、名古屋趣味というよりも、もっと個性的な趣味。
そこには、支配者の孤独が感じられる。
名古屋趣味というのは、やはり、中村の生まれの秀吉の趣味
だと思う。そこには、無垢の純粋さ・喜びに満ちた豪華趣味だと思う。
こうした気質は、名古屋人に代々受け継がれていく、そうして、
西洋近代建築を取り入れる際にも、京都とか神戸、大阪と違った、
洗練とはほど遠い趣味性を発揮する。
例えば、名古屋県庁近くの庁舎の建物である。それ程、古くはなくて、せいぜい大正末期から昭和初期の建築であるが、やはり凄い。
凄すぎる.....
文様の執拗なリフレインの繰り返し、くどすぎる装飾。
関西人の目からみれば、やはり違和感があるが、久屋大通駅の名古屋の市街地のメッカという点から、みれば、これでも地味な感じなんであろうか。
執拗な程の文様への拘りは、例えば、関西では、浄土真宗の大谷派の近代建築にみられるものと共通している。
真宗系の近代建築はもっと、模様は緻密で蕁麻疹の様に密集して配置しているが、この名古屋の近代建築は、棊子麵の出汁風の隙間というかアッサリしたしたところもある。
しかし、これは、手抜きではなくて、一つの空間の考え方であろう。
しかし、わびさびの芸術感とはほど遠い洗練されていないものである。
それでも魅力を感じるのは僕だけなんだろうか。
後醍醐天皇 ― 2011/02/03 23:37
後醍醐天皇の建武の新政は、日本史上数すくない「奇跡」である。
例えば、13世紀も終わり近づいた時に起こった「元寇」で神風が吹いたこと、これは、仏教芸術史でも習ったが、国家の危機存亡なので、降三世夜叉明王に祈祷を行う。その結果、奇跡の神風が吹いたということになっているが、最近の海底考古学の発掘調査でもたしかに大暴風が吹いたことは確認されているが、当時の船乗り達も、この天候異変に気づかない筈もなく、危険を避けて停泊や上陸が出来なかった。つまり、それだけ、海岸の防衛戦が強固であったということで、これは、奇跡というよりも戦略的勝利ということになるだろう。
一方、それから五十年後の後醍醐帝の挙兵は、西国だけで、二十万騎、全国合計で四十~五十万騎兵の北条氏、幕府軍に尊氏が加勢したといっても、僅か十五万騎で勝利したのは奇跡である。
後醍醐帝は、勿論、それだけの兵を有してはいなかったが、この帝王の「文化的求心力」によって、多くの武士が帝側に加勢することになり、幕府軍に打ち勝った。
つまり、プロパガンダの勝利である。更に、そのメディアとしては、皇子を各地に派遣したことが大きい。つまり、人間がプロパガンダの宣伝媒体の役割を果たした。
しかし、この奇跡も長続きはせず、3年で終わった。つまり、どこかの国の内閣と同じで、マニフェストの不履行と宣伝以外の実際の求心力にかけたのである。
また、地方行政について具体的なビジョンを示さなかったのが、支持の低下要因である。
同様の「革命」が行ったのが、明治維新であるが、これは、本質的に異なる。1人の帝王の求心力というよりも、藩閥の実質的戦略の勝利である。つまり、戦力・兵力が幕府軍に優ったことや、建武新政の失敗の轍を活かして、地方行政について、廃藩置県で、分断を阻止して、集権化に成功したから長期政権の維持に成功した。
権力支配のメディア力と言えば、やはり、ナチスドイツであろう。当時考えられるあらゆるメディアを活かして、「文化的求心力」で人心を掌握したのである。しかし、ソビエト侵攻で敗北した。これは、単なる兵站作戦の失敗とか気象条件の認識の欠如とかいろいろ言われるが、対ソビエト戦では、ナチスは、メディア戦争に敗れて、「文化的求心力」を失ったのである。
その良い例が、ショスターコビッチの交響曲第7番「レニングラード」である。この初演の楽譜がマイクロフィルムに収められて、ナチスの手を逃れて世界各国に送られて、アメリカで、トスカニーニによって初演された。それ以外にもソビエトは、ラジオ放送を駆使して、人民に戦争の貫徹と勝利を呼びかけたのである。
こうしたソビエトのメディア攻勢にナチスドイツは敗れたのである。
ナチスドイツは、優れた技術力を持っており、テレビ放送は、連合国陣営に先駆けて実用化に成功していたのにかかわらず、実際のメディア戦争に役立てられることはなかった。
テレビ放送のメディア力を戦略に徹底的に活かしたのは、アメリカである。
今、エジプトのムバラク政権が崩壊に瀕しているが、これは、中東地域の非王政国を中心にした「インターネット革命」という新たなメディア革命が、独裁政権の崩壊に導いたのである。
この歴史的事実・奇跡は、既にテレビが世界のメディアの主役の座から追われたことを意味している。
ムバラク政権が、国内のテレビ放送局を軍にいち早く掌握させて「メディア支配権」を確保しようとしたが、その効果もなく、「インターネット革命」、つまり、メディア戦争の敗者となった。
この様に古今東西を問わず、メディアというのは、歴史的奇跡を産み出すが、その後の政権維持について、そのメディア世界の理想を実現すべく、実質的なシステムを構築し得るか否かが、革命政権の長期化の条件になるようだ。
日本は、今年7月か地デジに変わる。しかし、地デジというのは、こうしたテレビ→ネットというメディアの主流の変化の中で、時代遅れとなっており、地デジに拘るよりも他の国の様にネットワークテレビ、メディアが中心にならない限り、この国のグローバルな「文化的求心力」は、更に低くなり、一層の凋落を招くのではと危惧している。
例えば、13世紀も終わり近づいた時に起こった「元寇」で神風が吹いたこと、これは、仏教芸術史でも習ったが、国家の危機存亡なので、降三世夜叉明王に祈祷を行う。その結果、奇跡の神風が吹いたということになっているが、最近の海底考古学の発掘調査でもたしかに大暴風が吹いたことは確認されているが、当時の船乗り達も、この天候異変に気づかない筈もなく、危険を避けて停泊や上陸が出来なかった。つまり、それだけ、海岸の防衛戦が強固であったということで、これは、奇跡というよりも戦略的勝利ということになるだろう。
一方、それから五十年後の後醍醐帝の挙兵は、西国だけで、二十万騎、全国合計で四十~五十万騎兵の北条氏、幕府軍に尊氏が加勢したといっても、僅か十五万騎で勝利したのは奇跡である。
後醍醐帝は、勿論、それだけの兵を有してはいなかったが、この帝王の「文化的求心力」によって、多くの武士が帝側に加勢することになり、幕府軍に打ち勝った。
つまり、プロパガンダの勝利である。更に、そのメディアとしては、皇子を各地に派遣したことが大きい。つまり、人間がプロパガンダの宣伝媒体の役割を果たした。
しかし、この奇跡も長続きはせず、3年で終わった。つまり、どこかの国の内閣と同じで、マニフェストの不履行と宣伝以外の実際の求心力にかけたのである。
また、地方行政について具体的なビジョンを示さなかったのが、支持の低下要因である。
同様の「革命」が行ったのが、明治維新であるが、これは、本質的に異なる。1人の帝王の求心力というよりも、藩閥の実質的戦略の勝利である。つまり、戦力・兵力が幕府軍に優ったことや、建武新政の失敗の轍を活かして、地方行政について、廃藩置県で、分断を阻止して、集権化に成功したから長期政権の維持に成功した。
権力支配のメディア力と言えば、やはり、ナチスドイツであろう。当時考えられるあらゆるメディアを活かして、「文化的求心力」で人心を掌握したのである。しかし、ソビエト侵攻で敗北した。これは、単なる兵站作戦の失敗とか気象条件の認識の欠如とかいろいろ言われるが、対ソビエト戦では、ナチスは、メディア戦争に敗れて、「文化的求心力」を失ったのである。
その良い例が、ショスターコビッチの交響曲第7番「レニングラード」である。この初演の楽譜がマイクロフィルムに収められて、ナチスの手を逃れて世界各国に送られて、アメリカで、トスカニーニによって初演された。それ以外にもソビエトは、ラジオ放送を駆使して、人民に戦争の貫徹と勝利を呼びかけたのである。
こうしたソビエトのメディア攻勢にナチスドイツは敗れたのである。
ナチスドイツは、優れた技術力を持っており、テレビ放送は、連合国陣営に先駆けて実用化に成功していたのにかかわらず、実際のメディア戦争に役立てられることはなかった。
テレビ放送のメディア力を戦略に徹底的に活かしたのは、アメリカである。
今、エジプトのムバラク政権が崩壊に瀕しているが、これは、中東地域の非王政国を中心にした「インターネット革命」という新たなメディア革命が、独裁政権の崩壊に導いたのである。
この歴史的事実・奇跡は、既にテレビが世界のメディアの主役の座から追われたことを意味している。
ムバラク政権が、国内のテレビ放送局を軍にいち早く掌握させて「メディア支配権」を確保しようとしたが、その効果もなく、「インターネット革命」、つまり、メディア戦争の敗者となった。
この様に古今東西を問わず、メディアというのは、歴史的奇跡を産み出すが、その後の政権維持について、そのメディア世界の理想を実現すべく、実質的なシステムを構築し得るか否かが、革命政権の長期化の条件になるようだ。
日本は、今年7月か地デジに変わる。しかし、地デジというのは、こうしたテレビ→ネットというメディアの主流の変化の中で、時代遅れとなっており、地デジに拘るよりも他の国の様にネットワークテレビ、メディアが中心にならない限り、この国のグローバルな「文化的求心力」は、更に低くなり、一層の凋落を招くのではと危惧している。
セルフ饂飩 ― 2011/02/04 08:56
昨日仕事で訪問した名古屋の街。
久屋大通り駅から大津通りを丸の内町に向かって歩く。
久屋大通り駅から大津通りを丸の内町に向かって歩く。
これは、駅の近くのセルフうどんの店で、ここで昼食。
大阪や京都にもセルフサービスの饂飩店があるが、ここは、徹底している。
店に入ってトレーを取るのは一緒、大阪の饂飩屋だと、最初におかずとか天ぷら等の追加の一品を取ってカウンターに向かって、饂飩メニューを注文して、自分でトレーに載せて運搬するが、この店は違う。
トレーを取った後、麵類をきしめん、饂飩、蕎麦から選択して、それを湯がくのも自分である。

後から行列があるので、湯がく時間が少ないのがっかりだが、好みの麵を好みの時間で湯がいて湯切りが出来るのが良い。
その後、おかずの選択となり、その後、レジで精算。
最後に選んだ麵に回転寿司屋さんのお茶のお湯の様に出汁がボタンを押すと出てくる仕組み。
結構、お客さんが入っていた。僕は、どうゆう訳か蕎麦が食べたかったのでそれを選んだが、天ぷら2品を加えると満足。値段は全部で600円前後。サラダとか山菜を選択。山菜を蕎麦に加えて、山菜蕎麦で食した。
大阪のセルフ店は、おかずは客が選べるが、饂飩は、店員さんに口頭で注文して、出来るを待つのでイライラする。店員との会話も億劫だが、名古屋の場合は、お金を払うだけなので良い。
大阪のセルフ店は、おかずは客が選べるが、饂飩は、店員さんに口頭で注文して、出来るを待つのでイライラする。店員との会話も億劫だが、名古屋の場合は、お金を払うだけなので良い。
下は、帰りの道でみつけたマンホールの蓋。デザインがユーモラスで良いと思った。

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