銀塩の様に、安易に買い換えが出来なくなった2008/12/08 09:25

PENTAXDLで撮影
 昨日、撮影の帰りにヨドバシによってPentax KMを手持ちのistDLを実際に比較してみた。
 どちらも普及機種だが、大きさが驚くほど小さくなった。画素数は、KMは、1000万画素を越えている。CCDの大きさは、23.5*15.7とこれは、DLもKMも共通。
 つまり、機構部分を小さく、軽くつくることに成功しており、恐らく、APS-C素子サイズのカメラでは、一番小型軽量なのかと思う。
 DLの機能にないものとして手振れ補正機能(CCD可動式)が内蔵されており、長焦点レンズの手持ちやスポーティーな写真、スナップ撮影等に威力を発揮しそう。
 価格も安いのでボデーだけ買い換えようと思ったが、サンプル写真をみて躊躇している。
 やはり、1000万画素で解像度は上がっているが、埃っぽさが増えている様な感じがする。

 CANONのEOS-KISS DIGITALシリーズも最初機から購入していたが、600万画素からXになって1000万画素となったが、ノイズを抑制する為にCCDの感度を押さえているので、暗い画調となった。ファームウエアのバージョンアップでかなり解消されているが、やはり、AFS-CサイズのCCDでは、1000万画素を越えるには、感度を押さえるか、あるいは、ノイズリダクションのソフト面での強化等の対策が必要になってくる。あまり、ノイズリダクションを上げると、今度は、画調に精細さが欠けてくるので駄目。
 KMのサンプルでは、このクラスとしては、うまくバランスをとって高解像度化をはかっているが、やはり、薄味になってしまった。
 これは、開発者のセンスや、需要層が1眼レフ初心者(年配者を含める)から女性・母親・主婦層をターゲットに開発されたので、あっさり、すっきり感を持った明るい画調に仕上げられている。
http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/slr/k-m/ex.html

 一方、DLは写真の通り、コッテリとした写りである。銀塩カメラの場合は、フィルムは共通なので、カメラがバージョンアップした時に、画調がそれ程変わる心配がなく、交換レンズも手持ちのものを使用しつづければ、好みの画調でずっと写真を撮り続けることが出来たが、最近では、同じメーカー、同じクラス・シリーズでもバージョンアップしたら、CCDの設計や画像処理エンジンそのものが変わってしまうので、簡単に下取り・買い換えをするとこれまで撮れて満足していた写真が撮影出来なくなる可能性もある。

コメント

トラックバック