機能を目一杯使いこなすと、それなりに面白さが増すカメラ2009/02/11 00:19

lumix-G1で撮影
 またもや、G1のファームウエアのバージョンアップで、今回は、VER1.2になりました。なんか今回はマイナーチェンジでホワイトバランス等が改善されたという。

 ついでにLumixCLUBの冬の写真コンテストの結果をみる。見事落選。さすが、優勝した作品は素晴らしい。僕も、こんな写真が撮影出来る様になりたい。
http://club.panasonic.jp/mall/lumixclub/open/event/winter/photo/p_03.html

 G1のファームウエアバージョンアップのついでに色々と触ってみる。それにしても簡単といいながらも機能は多い。EOSよりもいじれる部分が多く、簡単さとイジリガイが両方備わっているので面白いと思う。

 今回、新たに発見したというか修得した機能としては、「AFLOCK保持設定」これは、重要な機能である。これをONにしていないと例えば、レース場で至近距離のコーナーに置きピンをしておいて、接近してくるレーサーを追いかけて、ロックされた地点でシャッターを切ることが出来ない。FZ28の場合は、AFLOCKボタンを押すと、そのままAFLOCKが保持される仕掛けなのでメニューでの設定は必要ない。G1の場合は、押した状態の時だけLOCKされている場合と、LOCKが固定保持されている場合に使い分けが出来るが、この辺り、操作が複雑。

 もう1つ発見というかようやく判った機能(マニュアルをよーく読まないと駄目ですよ。)EZズームの設定法で、これもFZの場合は、設定しておけば、勝手にEZモードに入ってくれるがG1の場合は、S、MのEZズームが使用出来て、これは、QUICKメニューで画面上で選択して切り換える方法である。

 FZと違ってG1は、ズームリングを回して操作する方法なので、少しややこしい。S、M、EZモードの場合は、これに設定した段階で1段、2段ズーム倍率というか拡大倍率が最初の時点から上がっている。

 
 この為、最も広角側は、Lモード(通常)での広角端で、望遠を強めたい時だけに、個別にS、MのEZモードに切り換える必要がある。(この操作もややこしいが、慣れれば簡単になるのか。)

 この方式のメリットは、ライカレンズ、あるいは、単焦点レンズでも、見かけ上のズーム撮影(望遠撮影)が出来るという点である。例えば、ウルトラワイドヘリヤー15㎜は、G1では、30㎜相当の広角だが、EZズームの操作で、標準、軽望遠位の使い分けが出来る。当然、画素数は落ちるが、もともとの画素が大きいので、日常サイズに引き伸ばす写真では、全く問題にならない。

 機能を目一杯使いこなすと、それなりに面白さが増すカメラであり、さすがパナソニックだと思う。

 写真は、ELMER50㎜(沈胴レンズ)で撮影。解像度は低いが、質感の表現に優れている。

EZズームを使う2009/02/11 22:49

lumix-G1で撮影
 今日は、カメラ(LUMIX-G1とPENTAX Z10銀塩)を持って大阪城の梅林に出かけた。
 幸い、天気は良かったので、大勢の人がいた。それでも混雑しすぎという程ではなくて、撮影にもそれ程、支障はなかった。
 大体4~6割程度の開花率であり、週末には、7~8割程度になるだろう。来週の中頃には、満開、来週末には、花は終わりに近づくと思う。(雨が降れば更に状況は悪くなる。)
 今年の花は、昨年の匂うような美しさはない。残念ながら、開花の途中になんどか雨にあっている為、それと生育速度が速すぎたのも影響しているカモ。
 前回もG-1を持参したが、標準ズームレンズでは、やや拡大不足(35㎜換算で80~150㎜位欲しい)と感じたので、専らFZ28で撮影したが、今回は、EZズームを試してみた。左上が、EZズームSモード(200万画素程度に下がる)、右上がMモード(画面比率の関係で約400万画素程度)、左下が通常モード(Lモード)、右下がMモードだと思う。
 ブログでみる限りは、大きな画質の悪化はない。実際、等倍で拡大すれば、劣化が判るが、通常のパソコンのビューワーでみる限り、光学ズームとの違いは判らない。
 予算で望遠ズームレンズのキット(Wズームキット)を買えなかったこともあるが、梅の花で標準ズーム(3倍ズーム)では、倍率不足で、EZズームを併用することで良い写真が撮れる。
 FZやLUMIXの他のシリーズにもEZズームがついているが、高倍率ズームがついている機種を中心に使用している為にそれ程、EZを使用する機会がなかったが、今回はフルに活用した感じ。デジタル一眼の方が、結構、使い甲斐がある機能だと思う。
 特に単焦点の良いレンズを持っている人が切り換えると複数の焦点(4通り)のレンズを持っているのと同じ効果がある。しかし、切り換えのメニュー操作がクイックメニューでスライドさせて更に上下に動かして選択する形式なので、ボタンなどでスムーズに切り換えることが出来れば、良い機能になると思う。
 今年には、ズームで14㎜から140㎜の10倍ズームが発売されるが、これでは、望遠側が不足してくることが予想されるので、EZズームは必携の機能になるだろう。「面倒なレンズ交換」無しに、広角から超望遠まで撮影出来るメリットが初めて出てくることになる。

 他にNIKONとかEOS等で撮影している人もズームで中望遠程度に拡大しており、重たいレンズなので、三脚に載せないと無理だ。でも、G1ならば手持ち撮影が可能。
 周囲に2~3人G1で撮影しており、G1のユーザーの為の撮影会みたいだった。
 合計350枚程撮影したが、左手首痛くなった。FZ28よりも重量があるので、結構、知らない間に手首に負担がかかっている。
 更に軽量化して欲しいと思う。

本家ライカレンズで、梅を撮影2009/02/11 23:07

lumix-G1で撮影
 LUMIX G1に望遠レンズ替わりに、本家のライカのELMAR50㎜を使ってみた。こちらで更に、EZズームSモードを組み合わせると、枝にとまっているひよどりや離れた所にあるしだれ梅等の写真も簡単に撮影できる。
 梅に限らず、花の写真は、ピント合わせが肝心、特にオシベのところにピントが合わないとみっともない。F3.5開放なので、非常にピントはシビアだが、なれれば、AFよりもMFの方が、花の撮影はずっとやりやすくなる。

 MF補助拡大モードを使わなくてもピントは合うようになる。

 この点、沈胴式の戦前生まれのELMARは非常に使いやすいので重宝する。但し、逆光に弱いのに注意。

大阪城と梅2009/02/11 23:13

lumix-G1で撮影 クラシックレンズエルマー50㎜
 こちらも本家ライカ、ELMAR50㎜+EZズーム2倍(400㎜望遠相当)で撮影した大阪城と梅。
 ライカの方が構図が決めやすく、色調も渋く、味わい深い和風の写真が撮れてしまうのでクラシックレンズはやめられないのである。