中学時代2010/09/07 17:48

 おうぶの家の裏の中学校の先生、生徒達、朝から晩まで運動に勤しんでおられるので、頭が下がります。

 学年通信とかWEBで掲載されているが、体育大会での組体操で何段か忘れたけれど、記録的な高さが見事出来た時、感動で涙が出たとかそういったことが載っていた。

 体育会系の生徒さんも選手権での優勝もあるが、地元の人達に自分達の演技をみてもらいたいということで今の練習に励んでいる。

 野球部の子等は、案外、覚めている。自分達が対外試合で勝利することの方が、ずっと学校の栄誉に貢献すると思っているのかもしれない。

 いずれにしても全員一致団結で学校の為に尽くす。

 滅私奉公である。

 体育会系の子供達は、こんな風に凄く真面目であるが、やはり、そこから外れた子供達もいる。

 僕が中学生時代は、外れた子供達だった。体育大会の合同練習が嫌なので、サボって、隠れながら、登下校する子供も達に僕の中学時代をオーバーラップさせてみていた。

 別にグレテいるとかひねくれている訳でもない。猛暑日の中で、練習するのが嫌なだけである。

 あるいは、身体が不自由な子供、いずれの部活動に所属していない子供等々も早い時間におうぶの僕の家の前を通って帰っていく。

 呼び鈴の悪戯をする子供も、その中にいる。様子を観察していると、何も、嫌がらせをしたいという訳でなくて、僕が設置した白地に真ん丸の緑のボタンを押したくてたまらなくなる様なのだ。

 僕と目があっても、まだ、押したそうにしているので、心の中で、「どうぞ、押したらいいやんか。」と思った位。

 こんな風に中学校からそれぞれの生徒に社会に暮らす、それぞれの人間としての個性や自己主張が芽生え始める。

 だから、体育会の模範生だけが、学校でエライとか、そんなこと、僕は微塵も思うつもりはない。

 中学校を取り巻く社会は、そんな純真さ等、全く評価してくれないし、中学生同士の裏社会もそうで、イジメや権力抗争が渦巻いている。

 腕力が弱く、喧嘩も凶器を使わないと勝てなかった自分の中学生時代。

 結局、家の近くのその筋の子供とつき合うことで、中学校での自由を謳歌した。

 その子供は、やはりカタギの家の親から後ろ指をさされていたが、僕の家の親はそういったことに無関心だったので、別に「出入り」しても怒られなかった。

 近くに同和地域もあったが、そこの親から、僕が指さされて、「あの家の子と遊んではいけない。」と言われる位であった。

 その子供についていくと色々なことがやり放題だったし、学校の先生さえもが顔色が変わって、何をしても怒られなくなった。

 厄介を避けたいという大人の心情を逆手にとって、利用したのだ。

 やがて、両親が、どんなルートで大金を手に入れたのか知れないが、再開発地区にあった僕の家が引っ越してからは、その子と遊ぶことはなくなった。

 伝え聞くところによると、その子は大手住建の社長さんになっているそうだ。

 そんな過去が蒸し返されて、どんな大企業でも、筆記試験は通っても面接で落とされて、今の自分がいる訳なのかも。

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